生態 |
日本には3属16種いるが,県内(教育センター周辺)ではオオスズメバチ,コガタスズメバチ,キイロスズメバチ,ヒメスズメバチをよく見かける。種によって違うが,樹洞,土中,家屋の軒下,屋根裏,生け垣などに巣を作る。 |
特徴 |
餌の減り始める初秋に,より攻撃的になる。特に,黒色,動くもの,香水などに反応する。 |
対処 |
巣がある場所には絶対に近寄らない。単独でいる個体は,刺激を加えない限りはほとんど攻撃してくることはないので,近付いてきても手で払いのけたりせずに飛び去るのを待つ。攻撃してくる場合は,特に黒色の頭髪めがけて襲ってくるので,野外に出かける際には帽子を着用する。襲ってきた場合は,急にしゃがむことでスズメバチの攻撃を免れることができることもある(飛んでいるスズメバチは,真下の方向が見えにくい)。
刺された場合は,すぐに刺された部分をつねって毒液をしぼりだし,水で濡らしたタオルで刺された箇所を押さえる(毒液は水溶性なので,濡れタオルの方に溶け出す)。アンモニア水は効かないので,抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗布する。アレルギー体質の人や複数回刺された場合には,アナフィラキシーショック(アレルギー性のショック症状)が起きることがあるので,少しでも気分が悪いと感じたら速やかに病院へ行く。。 |