東京大学海洋研究所 一般公開(中野地区)
2008年7月19日、東京大学海洋研究所の中野地区の一般公開を見に行きました。
海洋研究所なのに海から離れた中野の街中に、やや古そうな建物の東京大学海洋研究所はありました。
入口の駐車場には受付と、海洋での歴代の計測用具が展示してありました。
今は電子機器で、深い場所の水温を計るのも簡単ですが、昔は水銀温度計などしかなく、特定の深さで水銀柱の高さを固定する工夫が面白いです。
建物に入って、まずタッチプールへ行くと、子供達はそこでカニ釣りに夢中になっていました。
糸につけたタクワンを、カニの入ったプールに垂らし、カニがハサミでタクワンを捕まえたら吊り上げるというものです。
どうやら草食のカニらしいです。
その間に奥まで行くと、ミニ水族館がありました。
水族館にはサメもいました。
といってもドチザメというおとなしいサメで、肌を触るとザラザラの鮫肌でした。
サケやウナギなど海水と淡水を行き来する魚は淡水と海水の浸透圧の差に対応しなければなりません。
日中に日にさらされて塩分濃度が高くなる潮溜まりの魚も同じです。
サメは尿素を利用して海水と体内の浸透圧をバランスさせてます。
ここでは、バランスの仕組みを研究しているようです。
ミニ水族館から戻っても、まだ子供達のカニ釣りは続いていました。
なかなか釣り上げは難しいみたいです。
大分たって釣り上げた時、子供は自慢げな笑みを浮かべていました。
その後、ヒトデやヤドカリがいるプールに移って、触って遊びだしました。
十分遊んだ頃、展示室の方へ行って見ました。
展示室ではいろいろな研究が所狭しと置いてありました。
ナメクジウオが展示してありました。
ナメクジウオは5cmぐらいの長さで、ミミズの様な色で、ほとんど動かない棒みたいな存在でした。
脊椎動物の先祖的な動物だそうです。
南極の氷もありました。
南極に観測に行って取ってきたもので、溶かすと古い空気が泡となって出てきていました。
南極にいけるのは羨ましいです。
手作りの展示で面白かったです。
|