旧川合玉堂別邸
2009年9月5日、京急富岡駅のすぐ近くにある、旧川合玉堂別邸が公開されると言うので、行ってきました。毎月公開されているみたいです。
行くと、ガイドの人がいろいろ案内してくれました。
旧川合玉堂別邸は、わらぶき屋根の家です。
もう屋根がだいぶ傷んでいました。
玄関は段差が高く、昔の家、って感じです。
家の中心あたりに茶室があるのですが、 茶室の天井は屋根型になっていています。
実際の屋根とは別の形で、わざわざ天井を屋根の形にしたみたいです。
円形の格子窓があり、天袋の扉は東京湾で取れる魚が描かれてたりと、
随所に凝った作りがありました。
ガイドの方に言われて、気づいたんですけどね。
玉堂が住んでいた頃は、まだ京急線が通る前で、静かな田舎で、目の前が海だったそうです。
広間からも海が見えていたらしいです。
京急線が通って、海水浴客などでにぎやかになると、嫌になって家を売ってしまったそうです。
玉堂が使っていたものはほとんど残っていないそうですが、 絵具皿ケースは残っていたそうです。
敷地は庭が大きく取ってあります。
庭は、滝を作ったり、木を植えたりと、凝ったものらしいです。
庭の外れは崖の上になっていて、景色が良くなっています。
昔は砂浜が広がっていたそうですが、今は埋め立てられてしまっています。
(右の画像にマウスを持っていくと当時の風景イメージが出ます。)
秋の紅葉がきれいなんだそうです。
|