お年寄りの虫歯

特徴

 60年以上も使ってきたのですから、たいしたものです。この間に、いろいろな変化が起きています。 

 @歯ぐきがやせて歯が伸びたようになる

 

 

 このように歯がたくさん残っているお年よりもいらっしゃいますが、ほとんどは、歯を失っています。

 

 A歯と歯の隙間が広くなる

 Bかむ面が磨り減って平らになる

 C唾液が減り、口の中が不潔になる

 D歯の本数が減り、残った歯に負担がかかる

 E歯を支える骨が減る

 

いつまでも自分の歯でかめるように

 長い間の習慣は、簡単には変えられない

 歯磨き、食習慣とも何十年もしてきたことですから、極端な軌道修正は無理です。環境の変化も考慮する必要があります。老化ということも考慮しなければなりません。

やる気になれば、一生懸命がんばります

 今のお年寄りの世代は、歯科医院で個別にブラッシング指導を受けた経験がある方は少ないと思います。それだけに、歯磨き指導は新鮮な刺激になるようです。

 無理のない指導法を使えば、受け入れてくださる患者さんはたくさんいます。口の中がさっぱりすれば、味などの感覚もよみがえり、食事もおいしく取れるようになります。

定期健診はは欠かさずに

 歯と歯の間に隙間ができたり、とびとびに残っている歯は、大変掃除がしにくいです。歯科医院に定期的に通院していただければ、そのような場所の清掃も完璧にでき、歯の寿命がずっと伸びます。

 入れ歯の不調や隠れた虫歯も早く発見できます。

戻る