作者からのメッセージ
みなさんこんにちは。不完全ながらもなんとかホームページの体裁を整える事ができました。ホームページ作成は、専門書だけを頼りにして、ゼロからのスタートでした。内容も体裁もどうもちぐはぐで、世のホームページを見るにつけ、自分の未熟さにため息が出ます。
さて、障害者歯科を専門とするものにとって、摂食嚥下障害は避けて通れないものです。虫歯を一生懸命なおしても、食べることがうまくいかなければ、なんにもなりません。摂食嚥下障害は、新潟から東京都の口腔保健センターに障害者歯科の勉強に通っている時に出会いました。そのときの新鮮な驚きは、今でも忘れられません。もうやるっきゃないと覚悟を決めて、昭和大学の金子先生、向井先生の教室に研修生として入れていただきました。そこで全国から集まった私のような変わり者?と出会う事もできました。あれから10年近く経ちましたが、まだ入口でうろうろしている状態です。それほどこの分野は、奥が深いと同時に、いろいろな分野の人たちの知恵をお借りしていっしょにやっていかなければ、よい結果を出すのは不可能です。この分野はまだ未成熟です。もっと世の中の方に「摂食嚥下障害」知っていただきたいためにこのホームページを作りました。なお、このホームページ内容は、参考文献にもありますように、ほとんどが、昭和大学の金子、向井両先生の業績から引用させていただきました。作者のオリジナルな部分はありません。未完成、誤りなどたくさんあると思います。ぜひ、ご意見をお寄せください。
2001年10月 藤本 誠
補記
このホームページを立ち上げて、5年が過ぎようとしています。その間、このサイトをご覧になったいろいろな方々と交流することができました。今年の春、15年近く関係してきました県の障害者歯科センターを後任に譲り、現在ではもっぱら地元中心で活動しています。
当初は発達障害児の摂食嚥下障害を中心にと考えてこのホームページを作りましたが、次第に要介護者の摂食嚥下障害にかかわる比率が増えてきました。
自分の中では、摂食嚥下障害や口腔ケアに対する考え方がこの5年の間にずいぶん変わってきました。当然、このサイトの内容も日々更新していかなければならないのですが、怠けてしまいました。
そこで今回、全面的な改訂に着手することにしました。同時に、一般歯科のページも統合することになりました。「読んで理解する」より「見て理解する」ことが、ホームページの本質だと思います。今回の改訂ではビジュアルな面に力を入れてみました。
感想をお寄せいただけると幸いです。
2006年9月
その後
改訂からさらに5年が経とうとしています。残念ながらその後のリニューアルはできていません。ほったらかしにしていたというのが本当のところです。5年の間、公私ともに色々あったのですが、ホームページに還元するという作業を怠ったことと、この分野では研究や実践がどんどん進み、内容も改訂では追いつかなくなってきてしまったのが理由です。情報をアップすることはたやすいにですが、裏付けを自分の仕事から取るという作業ができなくなってきて、このサイトの存在意義もうすれてきていると感じる今日この頃です。
ただ、臨床現場では理想とほど遠いというのも事実です。理想と現実のギャップをどう埋めるかが、大きな課題と考えています。
2011年7月