テープのランニングコストの点から見てどう考えても必要なLPモードを日本で(多分世界でも)最初に搭載した機種。いや〜待ちました。これで270分テープなら約7時間、ようやく保存用フォーマットとして何とか使えるコストに下がったって訳です。今回は店頭で見かけて即購入しました。 画質は、うーんよくわかんない。DSR-30との際立った違いというのは感じられません。もちろんLPモードでも。ですので通常再生以外の部分についての印象などをすこし。 スチル、スローなどのトリック再生は明らかにDSR−30のほうが上です。多分向こうは業務用ということでスチル・スロー映像を編集素材として使うことを考慮してあるのではないかと思います。よくはわかりませんが、多分特殊再生時にも1フレーム分の信号を常に読んでるのではないかと。10000のほうは1フィールド分しか読んでないって感じ。スチル時の解像度が明らかに違います。 編集ユニットは有線・無線どちらでも使えます。私は信頼性を考慮して常に有線で接続していますが、本体からあまり離れられないのがいやだったので延長しました。電話機の本体と受話器をつなぐカールコードと同じ規格です。カット編、プログラムアッセンブル、いずれもかなりの精度でつながります。ほとん誤差ゼロです。ただ10秒近くもスレイブ機をプリロールさせるんで、プログラム編集時に待ち長いかもしれません。私はあまり編集ってしないんで気にはなりませんが。ちなみにDSR−30をマスターにするとスレイブのプリロールは5秒。 本来ソニーの規格であるLANC(コントロールL)編集端子を搭載してますが、編集の相手はほとんどDSR-30またはPC7。DV端子(Firewire)一本で事足りてしまいますので、使ったことはありません。最近使ってないけど東芝のHi8つないだりしたら、使えるかも。 この10000、現在もメインデッキとして使用中です。エアチェックは、10000のSPでタイマー録画したテープをDSR−30で再生、10000のLPにダビングして保存、という形にしています。7時間とれるんで最近の13話もののシリーズなら270分テープ一本に丸ごと入りますし、1年物でも3本でOKです。画質とコストパフォーマンスで今んところまだDVD-RWよりはいいかなって感じです。あと問題は経年変化ですが、今現在問題は起きていません。でもやっはり5年くらい経たないとこれはどうなるかわかりませんよね〜。 |