11章 クィディッチ

「大試合だぞ」フレッド・ウィーズリーが声を張り上げた。
「待ち望んでいた試合だ」ジョージ・ウィーズリーが続けた。
「オリバーのスピーチなら空で言えるよ。僕らは去年もチームにいたからね」
フレッドがハリーに話しかけた。
「黙れよ。そこの二人」とウッドがたしなめた。
 ウッドもさぞ手を焼いていたことでしょうね。なかなか気の毒なやつです。ウッドくん。

「しかし、これは別のブラッジャーに阻まれました――フレッドなのかジョージなのか見分けはつきませんが、ウィーズリーのどちらかがねらい撃ちをかけました――グリフィンドール、ビーターのファインプレイですね」
 動き回ってるし遠目だし、親友のリーでも見分けつかないのね。案外時々リーも間違ってたかもしれないですね。

一度パッと金色に光るものが見えたが、ウィーズリーの腕時計が反射しただけだった。また一度はブラッジャーがまるで大砲の弾のような勢いで襲ってきたが、ハリーはヒラリとかわし、そのあとでフレッド・ウィーズリーが玉を追いかけてやってきた。
「ハリー、大丈夫か?」
そう叫ぶなりフレッドは、ブラッジャーをマーカス・フリントめがけて勢いよく叩きつけた。
 クィディッチするときのフレッドは、とにかくハリーには気を配っています。それぐらいロンにも優しくしてやって(笑)。双子は腕時計もおそろいかな。同じの私もほしい(←バカ)

双子のウィーズリーがハリーに近づいていった。自分たちの箒に乗り移らせようとしたが、ダメだ。(略)双子はハリーの下で輪を描くように飛びはじめた。落ちてきたら下でキャッチするつもりらしい。
 きゃ〜! 最初に本当に双子をかっこいいと思った場面かもしれない。みんなが騒然としてる中での冷静な行動。下で輪を描くように飛ぶ様子を想像するだけでかっこいいし、キャッチできる自信があったんだろうな。せっかくならハリーに落ちてもらって、双子が両側からキャッチしたらもっと見せ場になったのになあ。(ごめんよ、ハリー)





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