13章 ニコラス・フラメル

ウッドはほとんど狂ってる、と双子のウィーズリーは文句を言った
 ウッドのしごきに対して。クィディッチは好きだけど、ウッドみたいにクィディッチ命ではないのよね。ハリーはウッドの味方だったということだし。後に、クィディッチがあるから学校に残ったとまで言った割には、少なくともウッド、ハリーと比べると少々の距離を置いているようにも感じます。

双子のウィーズリーが互いに急降下爆撃をしかけ、箒から落ちるふりをするのでウッドはカンカンに腹を立てて叫んだ。
「ふざけるのはやめろ! そんなことをすると、今度の試合には負けるぞ。次の試合の審判はスネイプだ。スキあらばグリフィンドールから減点しようとねらってくるぞ」
 とたんにジョージ・ウィーズリーは本当に箒から落ちてしまった。
「スネイプが審判をやるって?」
ジョージは口いっぱいの泥を吐きちらしながら急き込んで聞いた。
「スネイプがクィディッチの審判をやったことがあるか? 僕たちがスリザリンに勝つかもしれないとなったら、きっとフェアでなくなるぜ」
 チーム全員がジョージのそばに着陸して文句を言い始めた。
 やんちゃな双子。可愛いぞ、ジョージ。落ちるとこ映画で見たかった。
 ところで「スネイプがクィディッチの……」という文句を言ったのはだれ? ジョージ? フレッド? 他の選手? この少し後でハリーが「シーカーに補欠はいない」と言っているので、他のポジションには補欠がいるということだと思われる。アリシアも去年は補欠だったとリーが言っていました。しかしその割に、ウッドが卒業し、双子とハリーが禁止されたときには補欠はいなかったようで……。


「学校中が観戦に出てきたぜ」
フレッド・ウィーズリーがドアからのぞいて言った。
「こりゃ驚いた……ダンブルドアまで見に来てる」
(略)フレッドの言うとおりだ。
 スネイプが審判。でも結構余裕のありそうなフレッド。

ジョージ・ウィーズリーがブラッジャーをスネイプの方に打ったという理由で、スネイプがハッフルパフにペナルティー・シュードを与えたところだった。
 ジョージって結構気の毒な役回りが多いのよね。でもこれはほんとにやったのかも(笑)。





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