7章 穢れた血と幽かな声

フレッドとジョージは腫れぼったい目で、くしゃくしゃ髪のまま座り込んでいた
 なんか可愛いなあ。くしゃくしゃ髪で寝ぼけ眼の双子。しかも座り込んでる。やる気なし!(笑)

フレッド・ウィーズリーの頭がコトンとアリシア・スピネットの肩に乗っかり、いびきをかきはじめた。
 アリシアも座り込んでたってことだね。これだけのことで実は以前は、フレッドのお相手はアリシア説が有力だった。

「諸君、わかったか? 質問は?」
「質問、オリバー」急に目が覚めたジョージが聞いた。
「今まで言ったこと、どうして昨日のうちに、俺たちが起きてるうちに言ってくれなかったんだい?」
 このジョージのセリフもすごく好き〜。この言い回しがね、なんともいえない。今日一日寝る気かいって突っ込みたくもなるんだけどね(笑)。

ハリーはフレッドやジョージと競争しながら競技場の周りを全速力で飛び回った。
 作戦は眠くて聞いていられなくても、やっぱり飛ぶのは楽しいのね。ところでニンバス2000と中古のクリ−ンスイ−プで競争になるのかね? 双子は新品の箒持ったことないってロンが5巻で言ってたよね。なんかますます気の毒。せっかくならばハリ−にも物質的優位性なしに天才シーカーぶりを発揮していただくともっとかっこよかったかな。特にマルフォイと争うあたりは。

「カシャッカシャッて変な音がするけど、なんだろ?」
 コーナーを回り込みながらフレッドが言った。  フレッドったら案外(?)敏感。いたずらを成功させるためには必要か? いくら人気のない競技場でも箒で全速力で飛びながら聞こえるカメラの音ってのもどういうカメラなんだと思うけど。

「誰だ? あいつ」とフレッドが言った。
 コリンのことです(笑)。フレッド、同じ寮の下級生じゃないの。実際のところ何人ぐらいいるんでしょうね、一つの寮の一学年て。

「それに、オリバー、スリザリンにスパイなんて必要ないぜ」とジョージも言った。
「なんでそんなことが言えるんだ?」ウッドは短気になった。
「ご本人たちがお出ましさ」
 ジョージが指差した
 短気になってるウッドに対して冷静なジョージがかっこいいv

「ルシウス・マルフォイの息子じゃないか」フレッドが嫌悪感をむき出しにした。
 やっぱりフレッドのほうがちょっと攻撃的ですね。まだこの時点でドラコがどういう人間か知らなかったのだから、親のせいで子どもに偏見を持っちゃいかんよ。

フレッドとジョージはマルフォイに飛びかかろうとしたし、
 5巻の前哨戦?(笑)。双子がドラコを嫌いはじめるのはここからなんだよね。純血なのにこういうことに怒りを覚えるウィーズリーズって好きです。





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