8章 絶命日パーティー

スリザリン・チームの偵察をしてきたフレッドとジョージが、その目で、新型ニンバス2001の速さを見てきたのだ。スリザリン・チームはまるで垂直離着陸ジェット機のように、空中を縦横に突っ切る七つの緑の影としか見えなかったという。
 結局偵察に行ってるのね。案外相手をみくびるということはないようです。双子が垂直離着陸ジェット機なんか知ってるっていうのがちょっと不思議。

フレッドとジョージは、火トカゲに「フィリバスターの長々花火」を食べさせたら、どういうことになるか試していた。
 悪ガキって感じだなあ……。こういうことをやりたがるのは……。
 フレッドは「魔法生物の世話」のクラスから、火の中に住む、燃えるようなオレンジ色の火トカゲを「助け出して」きたのだという。
 やっぱりおまえかっ、フレッド。助け出すどころか、火トカゲにとってはとんだ災難である。
 ところで、「魔法生物の世話」って「魔法生物飼育学」のことだよね? 授業名の訳が途中で変わっております。


パーシーは声をからしてフレッドとジョージを怒鳴りつけ
 パーシーの立場って気の毒だなあ。間違ったことは言ってないのに味方するのはハーマイオニーぐらいって気がするし、モリーからも双子のことでいろいろ言われてるのかもしれない。


9章 壁に書かれた文字

「わけを知りたいなら言うけど、僕が三つのとき、フレッドのおもちゃの箒の柄を折ったんで、あいつったら僕の――僕のテディ・ベアをバカでかい大蜘蛛に変えちゃったんだ。」
 結構好きなエピソードの一つであります。フレッド、5歳にしてこれですか(笑)。これがロンのクモ恐怖症の始まりかと思うと、弟の生涯に影響を与えたとんでもない行為なんですが、やっぱりこれはフレッドの単独犯か〜! と思うとあまりにもらしくて笑ってしまう。





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