★TOP  ★葛飾  ★柴又  ★旅日記  ★雑記帳  ★前ページへ 

開創千三百有余年の歴史を有する長谷寺には
仏像、経典、聖経、建造物等
数多くの文化財があります。

本尊十一面観世音菩薩立像は
近江国高島から来た楠の霊木をもちいて
3日間で造り上げたといわれ、全国に広がる
長谷観音の根本像です。身の3丈3丈尺(10m余)
右手に錫杖を持ち、平らな石(大盤石)の上に立つ
独特な姿をしています。

現在の御像は天文7年(1538年)東大寺仏生院実清良学の作と
伝えられ、両脇には難陀龍王と雨宝童子が仕えています。

特別拝観では本堂横の入口でお香で手を清めてから
屈んで観音様の足元に座り
直接その御足に手を触れる事が出来ます。
観音像を見上げて言葉を失うほど感動し
しばらくその場から動けなくなります。

私が長谷寺を訪れた時には
本堂に祀られる観音立像を
ほぼ原寸大に画いた日本最大の掛け軸
(縦16m46cm横6m22cm重量125.5kg)
十一面観世音菩薩御影大画軸を
特別開帳していました。

大晦日の夜、登廊の格段両側に
灯がともされる観音万燈会が行われます。
やさしい灯の帯が本堂へと誘います。
その姿は新年を迎えるにふさわしく荘厳です。

国宝本堂
徳川3代将軍家光公の寄進によって
慶安3年(1650年)に建立。
入母屋造の正堂と礼堂からなる
双堂(ならびどう)形式で
前面に懸造りの舞台が付く大建造物です。


前ページへ 旅日記へ 室生寺へ