丸藤葡萄酒工業
ワイン通のあいだで国産ワインといえば知らない人はいないというワイン蔵です。神楽坂には「ルバイヤート」という直営店があります。

明治15年に葡萄酒醸造を開始した大村治作が、明治23年正式に葡萄酒醸造免許取得し、昭和24年には法人組織に改組して、現在4代目になるそうです。昭和32年に、長野県飯田市出身の詩人、日夏耿之介により商標名が「ルバイヤート」と命名されました。

ルバイヤートは、もともと11世紀ペルシャの詩人ウマル・ハイヤームの四行詩集の題名だそうです。

神よ、そなたは我が酒杯を砕き
愉しみの扉を閉ざして
紅の酒を血にこぼした
酔っているのか、おお神よ

国産の原料ぶどうにこだわり伝統の辛口甲州をはじめ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなどの欧州の代表品種の栽培、醸造を試みながら「世界に誇る日本のワイン」造りをめざしている醸造所です。

もちろん、勝沼には他にも、大企業のワイ工場から、中小の、こだわりのワイン蔵・ワイン醸造所がたくさん点在しています。その多くは、一般のお客でも試飲して購入できますし、大きな工場ではガイドツアーを開催しています。

お気に入りのワインに出会えたら最高ですネ。箱で購入して、熟成を楽しみながら、毎年1本ずつ開けて飲む、というのが通だそうですが、私の場合は、お取り置ができないので、あればあるだけ飲んじゃいそうで…。