小祝さんのページ
これから、不定期便ではありますが、「泣かない!くじけない!愚痴らない!」の3ナイをモットーとする(本当か?)我が、水戸ブーメランクラブの月(or週?)練習の模様を日記風に書いてゆきたいと思います。本当に不景気じゃなかった不定期ですので悪しからず(どうでしょう、こんなのは・・・・)。
水戸ブーメランクラブ−練習日記(1)-2月8日

定刻9:30より練習が始まる。参加者は当初5名(すぐ6名になる)本日は、5日(水)にNHKに出演したときの感想や反響について、ちょっとした話から入るのかと思いきや、各自何事も無かったかのように黙々と練習をし始める。(なんじゃ?)ここで、当ホームページ初めての方に、ちょっと宣伝ですが(当HPのインフォメーションにもありますけれどもね・・・)、2003年2月5日(水)NHK(関東ローカル)「いきいきワイド」という番組に、関根清丸、海老沢TOSHI明、小祝ヒロNO!RIの三人が那珂町総合体育館からの生中継に出演したのです。(もちろんブーメランです)。メインは関根、海老沢の華麗なる技で、筆者は相変わらず(といってもご存じないでしょうが・・・)しゃべりです(「本日は余計に回しています!」ってだれが染太郎師匠なんだっつうの)。番組を見た友人からは「技も見せないのに一番偉そうだった。」との的を射たご指摘をいただきました。(笑)横道にそれましたが、さて、そうこうしているところへ「5日のNHKを見たんですけど、一緒に練習させてください。」と現れた青年一人!一同大歓迎!なんと!わざわざ、つくば市から来てくれました。(車で1時間ちょっと)。初心者なのかと思ったら、なんのなんのれっきとした、ブーメラン小僧(すいません)でした。(笑)それを知って「これは期待できそうだ。」と微笑む清丸師匠の顔がそこにあったのは言うまでもありません。すっかり、彼の持参したブーメラン(既製品が多いです。)についての話で盛り上がり、かわるがわる投げさせてもらい、あげく「自作のがいいよ!」と早くも、自作派への勧誘が始まったのでした。何はともあれ、テレビを通して隠れたブーメラー(スローヤーっていうのかなあ?まあ、どっちでもいいや)を発掘できたことは大きいです。まさに、ブーメラン効果というものでしょうか。(経済学でいう「ブーメラン効果」とは関係ありません・・・はい)。隠れブーメラーの皆さん!もう、隠れる必要はありません。明るい太陽の下で一緒に楽しみましょう!でも、隠れブーメラーってちょっと不気味・・・。(笑)では、また。バッハッハーイ(年がばれるって・・・)
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水戸ブーランクラブ-練習日記(2)-2月15日     ラーメン屋のお話

 今回は練習風景とは違い(すいません)、ラーメンである。というよりラーメン店である。最近はテレビ番組で街の評判ラーメン店の紹介が出ない日がないぐらいブームである。僕も行きつけというほどではないが、何件かお気に入りのラーメン店がある。僕自身は別に味にこだわりがあるわけではなく、なぜ”お気に入り”かは「近くて、いつも行っているから」という実に消極的理由だけである。先日、そのなかで最も近いラーメン店へ行った。店に入ったのが、丁度、サラリーマンがそろそろ引ける時間であった。この時間は、お店もちょっと一段落といったところで、昼食真っ只中という緊張感はない。カウンターに座ってラーメンをすすっていると「いらっしゃい。どう、元気?いつものでいい?」と、大将の声(そう言うのかどうか知らないが、そんな気がした。・・・)見ると、フリーターとおぼしき青年(これも主観である。・・・いまどき”青年”なんて言うか?)が。暖簾をくぐってすぐ「いつものでいい?」などとカウンターの中から聞かれるというのは、我々が所謂”行きつけ”と言っている赤ちょうちんなどでの挨拶というイメージがあっただけに、ちょっとその後の会話が気になった。ラーメン店の常連かあ。その青年は「お願いします。忙しそうですね。」とまあ挨拶。「そうでもないよ。そっちはどう調子は。」と大将。その後である。その青年が言ったのが・・・「離婚したんです。」。僕を含めて店にいた4・5人が「えっ!」という感じで一瞬動きが止まった・・・ような気がした(僕は箸が止った)。その後、どのような会話が交わされたのかは、ラーメンを食べ終わってしまった僕には聞くことはできなかったけど。やっぱりこれは、夜の赤ちょうちんで、「今日はどうしたのノリさん。」なんて言われて「ママ(なんでママになった?大将じゃ?)聞いてくれよ・・・。」って感じがするんだけど、おじさんとしては。昼下がりのラーメン屋、ただ単にラーメンの味だけでは語れない人生の味もあるってことか・・・。テレビで紹介されている美味しいラーメン店以外にも奥が深いぞ。でも、やっぱり人生相談するんなら、夜、ちょっと訳ありのママがいいな(なんだそりぁ?そんな話か!)
水戸ブーメランクラブ練習日記(3)-3月12日     続ラーメン屋のお話   

 再び,ラーメン屋の話しである。先日食べに入ったラーメン屋は、その店のオリジナルになるラーメン(いわゆる味噌、塩などのラーメン)があり(ここでは、とりあえず「基本型」という事にしよう)、それをお客の好みにより、@硬麺A普通B柔らかい麺と麺のゆで具合を選択でき、また、@濃い味A普通B薄味とスープの味も選べるという店であった。さらに、100円増し(もっと高いのもあった)で、トッピングも6種類選べる。基本型のラーメンを自分流のラーメンへお好みに合わせて食べられることになる。例えば、麺のゆで具合を@の硬麺とした場合、味は3種類、そして、トッピングが6種類だからなんと36種類のラーメンができることになる(硬麺で濃い味でコーンとか・・・)。さらに、トッピングを1つのラーメンに2種類、3種類となると、ものすごい数の組み合わせができそうである。(だれか計算してください・・・笑)。最近は、こういう店が多いのだろうか(って他は知らないが、どなたかご存知?)。このような店と対極にあるのが、”頑固親父の店”などと言われる店である。お客であるこちらがひたすら恐縮しながら、まさにラーメンを食べさせていただくといった感じの店である。このてのお店は頑固だけに、客が麺の硬さなどを選択できるなどということはまずない、。そんなことを言おうものなら「他で食べてくれ!」ぐらいは言われそうである。もっとすごくなって「ラーメン1つ!」って注文したら「ラーメンなんて出せねえな!」なんて、絶対ラーメンを出さない頑固なラーメン屋とか。まっ、我々食べる側としては、ラーメンをちゃんと出してくれて、それなりに美味ければ良いわけであるが。(一番いけないのは、頑固でまずいやつ?)。とは言っても、やはりその店のラーメンとしての味やこだわりはあると思うのだが、あまりに選択余地が広がるとまったく違ったラーメンとなる可能性があり、その店の”味”が失われることになるのではないかと勝手に心配してしまう(大きなお世話である)のである。まま、他店との差別化を図り、付加価値をつけ、客のニーズに答えるという経営はもっともなことで、どっちでもいいんだけどね。そのうち、究極の”選択できるラーメン店”として、今ブレーク中の讃岐うどんのように、自分で麺をゆがき、具を選び、最後にお好みのスープが蛇口のようなところから出てくるといった、セルフサービスのラーメン屋が出来たりして(もしかして、もう有り?)。ちなみに私は、その選択できるラーメン屋で”普通で普通味の味噌、トッピングの追加なし”(たぶん基本形ということになるのだろうか?)というやつを美味しくいただいたのでした(小市民っすから・・・関係ないか)。
ノリさんの「今日はブーメラン日和」
水戸ブーメランクラブ練習日記(4)-3月31日    禁酒
 
 禁酒した。いや「禁酒していた。」と言ったほうが適切である。落語の小話に、毎晩友達と酒を飲んでいる男が、いつものように飲んでいる友達連中のところにやってきて「願あって、3年禁酒した。」と言った。それを聞いた一人が「のんべえのおまえが3年も禁酒できるはずがあるまい。」「いや、禁酒する。」「せいぜいがんばりな。」ということでその日は帰った。あくる日飲んでいる連中のところにその男が現れた。皆が「どうした、3年禁酒したんじゃないのか。」その男は「いやいや、夜だけ飲んで6年にした。」それを聞いた友人が「いっそ、昼夜(ひるよる)飲んで12年にしろ!」なんてのがあったような気がする。私の禁酒も、まさにそんなもんなのである。なぜ、禁酒することにしたのか。そして、なぜ禁酒をやめたのか。禁酒することにしたのは・・・・それは、太ったから。ブーメランで良い汗かいて、、汗と一緒に脂肪も流してスッキリボディ!なんてことにはならないのである(私はですよ)。太った原因は、毎日飲むビール、やっぱりこれかなあ?こんなことは、もう何年も前に薄々気がついていたけど(ほんとはしっかり認識していました・・・はい)。そういうことで、3月3日から禁酒していたのである。約1ヶ月の禁酒苦しかった、なんてことは全然ない。だから禁酒をやめたんです。まあ、全然飲まないってものもねえ。いろいろとお付き合いもあるし・・・。だから、家では飲まないってことで(さっきの小話だよこれじゃ)始めたんだけど、その反動か外での飲み会では、ここぞとばかりに飲む飲む。結局、体重は減るどころか逆に太ったのである(これを「禁酒のパラドクス」とでも名づけよう)。これはいけない。「無理して禁酒するよりは、まあ飲みたいときに飲むってのでいいじゃないの。」と妙に納得して禁酒を解いたのです。・・・はは。 でも、太ったブーメラーってのも、ちょっとなあ(テレビデビューもしたし・・・)。少しでもやせるように、ちょっとガンバロウかな。なにも恰好をつけるつもりは無いけど、股下キャッチの時、お腹が邪魔で足が上がらない、なんてのはやっぱりカッコ悪い・・・・・・じゃん!
水戸ブーメランクラブ練習日記(9)-10月26日    競技会欠場
 
 秋季競技会を欠場した。まっ、僕一人が欠場したところで、どうってことはないけどね(ちょっとひがんでみました・・・はは)。欠場の原因はひざの打撲である。実際打撲をしたのは、一週間前の日曜日なのだが。打撲の原因は・・・いわずと知れた ? ブーメランの練習である。(おっ!とうとう練習日記か!? )。我が、水戸ブーメランクラブ内競技会が終了し、みんな切り上げようとしているのに。「ちょっと、納得いかないな〜」「最後にもう一回!」って未練たらしい ? 感じになって(だれでも経験あり ? ・・・笑)、MTAを投げたら、すごいのなんのってあなた!(って誰 ? )見事に風にのり、日本記録更新か(んなオーバーな)ってぐらい上空に浮いている。浮いているのはいいのだれど、風も強いので流される流される。それを追ってグランドの端まで走ってきたら、そこが溝になっていて、見事にタッチダウン!そしてスローモーションを見ている様に、MTAは、僕の目の前をゆっくりと落ちていき、1m先に無事着地したのだ。そのとき、膝を打っていたらしい。「らしい」というのは、その時には自覚が無かったのである。そして次の日も・・・OK。3日目あたりから膝が疼き出し、4日目には痛くて階段の上り下りがきつくなった。あ〜あ、歳ですなあ。痛みが3日目して出てくるなんて・・・。とほほな気分で、仕事に向う僕だったのです。なんともはやである。痛みは3日遅れだし、シップをしても痛みは全然取れないし・・・。歳には勝てませんなあ、ご同輩(って、さっきから誰に言ってんの ? )そんなわけで、とうとう痛みに耐えかねて、週末、スポーツ整形もあるという整形外科へ行った。しかし、僕は悩んだ。なにを悩んだって「なにをして、膝をうったのか」ということを、どう説明しようかということだ。つまり「ブーメランの練習中に膝を打ちました!」って言って、はたして真意が通じるのかっていうことですよ(経験あるでしょう!・・・笑)。100メートル競走の練習中とか、野球の練習中とか、ラグビーの練習中なんてのだと「あーそうかあ。」って感じだろうけど。「ブーメランの練習中」と言っても「なにそれ ? 」って感じだろうし。例えて言うなら、ボブスレーの2番目、3番目の選手は何をしているのかってぐらいわかりにくい気がするし・・・失礼、僕が言ったんじゃないですよ(この話しは、奥田英朗著『延長戦に入りました』【幻冬舎文庫】に詳しいので興味ある方は一読されることをお勧めします)。こちらとしても、いちいち説明するってのもなんだしという気持ちになってしまう。・・・。でも、そこはそれ、看板に「スポーツ云々」と書いてあるし、「きっと分かってもらえるさ」って気持ちで、僕は病院の扉を開けたのである。いよいよ診察。「どうされました ? 」と先生。僕、「えっと、練習中に膝を打ちました。」先生、「なんの練習中」僕、自身満々で「ブーメランです!」先生、「・・・・・・。」「とにかく、レントゲン撮りましょう。」僕は、「分かってんのか ? ブーメラン」って気持ちがちょっと湧いたけど、「スポーツなんとかだしな。」と気を取り直し、レントゲンを撮った。レントゲンが現像され、その結果をみながらの診察となった。幸い、骨やじん帯などには異常はなく、ただの打撲ということになった。そして、診察の最後に先生が僕にそっと言った。「ブーメランって、あの犬なんかが走って取ってくるやつですよね。」おい!
水戸ブーメランクラブ練習日記(5)-4月29日    ナンバーワンについて考える

 
Number one、Number1、No1、一番、1位、または、業界No1、日本一、はては世界一なんてのもある。とにかくナンバーワンである。たしかにNo.2よりもNo.1のほうがいいに決まっている。業界No..2じゃ、あんまり説得力がない・・・か?しかし、なかなかこのナンバーワンを目指すのは大変で、さらにそれを維持することはもっと大変そうである。たとえばある会社が、ひたすら業界ナンバーワンを目指して拡大路線をひた走る。はじめは店舗を拡大し業績は右肩上がり、業界の勝ち組なんてもてはやされる。やっとナンバーワンか?しかし、ひとたび怪しくなると、あっという間に坂道を転げ落ちるがごとく・・・なんて話しは結構?耳にしたりする。そんなにほしいかナンバーワン?それとは対称的に、オンリーワンなんてのがある。こちらは、先ほどの会社の例とは違い「やっぱりあそこに注文しなけりゃね。」ってな感じで、業界のオンリーワンなんていわれている会社(あってるか例えが・・・?)。従業員は5人だけどそこの部品じゃなけりゃ困るというような会社。だから、どんな時でもあたふたしない。翻って僕たちはどうだろう?やっぱりナンバーワンになることが目標なのか。また常にナンバーワンであり続けたいのか(って知らないけど・・・)。人気アイドルグループの最近のヒット曲に「ナンバーワンより・・・のオンリーワン」というのがあった気がする(歌詞は、そこしか覚えていない・・・はは)。結構気に入っている歌である(のわりには歌詞を知らないし・・・)。いいじゃん、オンリーワン!オンリーワンでありたいって思いつつ走ってきたら、気がつくとナンバーワンだった、なんてのがカッコいいよね。だからブーメランも、「俺は俺!」ってな感じでオンリーワンを目指す!なんてのはどうです?(って誰に言ってんだ?)つってもなあ、クラブ内練習試合で最下位の僕が言っても単なる言い訳にしか聞こえない・・・か。はあぁぁ・・・。なんて書いてて気がついたけど、春季大会まで、あと1ヶ月ないじゃん。やば!気合入れて練習するぜいっっ!目指せナンバーワン!あったりまえじゃん(結局そんな話しか・・・だめだこりゃ)。
水戸ブーメランクラブ練習日記(6)-5月18日     なぞの?おばあちゃん 
 
 僕は東京まで通勤しているわけだが(って知らないよ!そんなことは・・・)、この話しは、いつもの早朝の通勤電車でのいつもとはちょっと違う話である。早朝の電車に乗っていると毎朝の顔ぶれが大体不動であることに気がつく(といっても途中までで、東京に近づくにつれ社内は大変混雑する)。いつも対面に座り熟睡している中学生、乗車するとまずおにぎりを食べだす若いサラリーマンや必ず缶コーヒーを飲んでいる中年サラリーマンなど・・・。僕は途中の駅で乗り換えるのだが、僕が乗り換えることを知っている?サラリーマン風のおじさんは、いつも僕の前に立ってつり革に掴まっている。だから僕は、その乗り換えの駅の少し手前でおじさんに向って「交代だね。」って心の中でつぶやいて席を立つ。おじさんは、それが当然のように、僕がいままで座っていた席に腰を下ろす。そういうふうにしていつもの朝が繰り返される。しかし、その日の朝はちょっと違った。いつものように電車に乗り、定位置に座っていると、70代とおぼしきおばあちゃんが乗りこんで来た。新顔である。毎朝の顔ぶれが不動だから、いつもと違うメンツが乗っているとすぐ分かるし、みんな気にしていないようでも、なんとなく気にしているのがわかる(みんなといっても僕の乗っている車両は、その時間帯6人ぐらいである)。「こんな早く何処へ行くんだろう。たいへんだな。孫のところか・・・?」などと僕もなんとなく気にしていると、いきなり携帯電話で「おっはよう!今電車の中なんだあ。電車!。大丈夫!起きたあ?」などと話し始めた。携帯電話を取り出したのもびっくり(別におばあちゃん?が携帯持っていても構わないけど・・・)したが、こんな朝早くだれと話してんだ?それに、我々常連客?は、みんな熟睡タイムなんだよね。素人さんはこれだから・・・なんて思っていた。しかし、これだけではすまなかった。次の駅で5人のおばさん(といっても30〜50代ぐらいまでで、しかもスッゲー派手!)が乗り込み、みんな「おはようございま〜す。」と挨拶、「昨日はありがとうございました。」などと携帯おばあさんに話しかけている。すげえな、おばあちゃん仕切りか!それにしても、ついてねえなぁと思いながらも、うとうとしていると、今度は、4人!その次の駅からは3人!最後は3人と、たちまち車両の3分の1は、おばさん軍団に占領されてしまったのだ。せんべいを回して食べ始めるわ、それが終わると今度は飴が出てくるわ・・・。もうこうなるとこちらも熟睡どころではない。しかも、だんだん朝の通勤客で込み出したにもかかわらず、勢いは衰えなかった・・・すごい。しかし、謎なのはこの軍団である。しかも、それを仕切っているのが携帯おばあさんである。途中下車の僕には、結局、この軍団がなにものなのか、そしてどこへ行くのかを確認することは出来なかった(笑)。朝の通勤電車の中で異彩を放つこの軍団を乗せて、満員の電車は東京へ向けて軽快に走るのであった。でも、たったひとつ分かったことは、携帯おばあさんの名前(か?)である。その名は「アイちゃん」。
水戸ブーメランクラブ練習日記(7)-7月7日      健康診断

 
お久しぶりです(って、だれに言ってるんだ?)。このコラムの題名は「練習日記」ってことになっていますが、初回を除いてまったく練習については触れていないという、題名と全然違うことに今なっている(笑)。かといって、練習日記に戻るのかというと、そういうこともないと思います。と、ちょっと言い訳を一つ(クレームがついたということではありませんが・・・)。そういうことで、今日は健康診断の話しである。先日、私も不惑の年(迷ってばかりいるけどね・・・)にならんということで、そろそろ自分のお体(はは・・・)のことを考えて健康診断へ行ってきた。ミニドッグというやつだ。当日は、受付を済ませて順番を待ってちょいちょいで終わるのかと思っていたら、8時半に受付をして、結局終わったのがお昼ですよ!いますね沢山の人が。手順としては、簡単な問診の後、血圧や検尿などを淡々とこなしてゆくというのであるが、その検尿であるが、検尿(何度も、失礼!)って普通トイレに小窓があってそこに提出するってイメージだったんだけど、そこは、ナニの入ったコップを持ってそのまま、身長と体重を計るという画期的?なシステムでしかも男も女性も一緒という・・・いいのか?コップを持ったまま列に並ぶってちょっとマヌケな感じがした。おまけに、僕の前がご婦人だったから、気まずい気まずい(笑)。そして最後が胃の検査である。飲みましたよ。バリウムってやつを。始めに飲むソーダのようなのはなんだっけ ? ほんとゲップが込み上げてきて・・・、それを飲み込めってんだから、つらい。いよいよ検診台に乗って ? 「それ右に3回、まわれ。」だの「腰の右側を浮かせろ。」だのと、挙句は逆さになるわけで・・・。その時である。いままで事務的に指示をしていた技師の声が、「小祝さん、朝食たべました ?」と、ちょっとキツイ口調になったのである。「ええ ? そういえば・・・ほんの少し・・・。」「胃の中にまだ残っているんで、検査できませんよ!キャンセルにしますよ!」って、そうなの ? そういえば、そんなことが書いてあったなあ ? などと今頃思い出してもしょうがないのであるが。というわけで、僕は逆さにされた状態で、胃の検診と同時に、ミニドッグを終了したのである。考えてみればすごいよなあ。ちゃんと分かるなんて。まっそうじゃなけりゃ困るけどね。でも、その時の僕の胃はどんな風に写っていたのだろう。ものすごい影があったのかなあ。皆さんも気をつけてくださいね(そんなのは僕だけか ? 笑)。途中で出てきた僕をみた順番待ちの人の視線が、つらかった・・・(笑)。
水戸ブーメランクラブ練習日記(8)−9月9日     再会

 
再会の話しである。まっ、いつもながらそんな大層な話しではないけど。そういえば、このコラムも約2ヶ月ぶり。こちらは再開といったところでしょうか。とにかく、「再会」である。再会したのは、大学時代の同期4人(僕を含めて5人)。僕たちは、ワンダーフォーゲル部というクラブに所属していた。ワンダーフォーゲルといってすぐにそれが何であるか分かる人は、ちょっとその筋の通と言っても良い(ってどんな筋だ ? )。ワンダーフォーゲル略して"ワンゲル"って言うんだけど・・・その筋では(笑)。「ワンゲルとは」と一言でいうならば、「道なき道を切り開いて山を登る」といったところだろうか。とにかく、マイナーなクラブであることは確かである。「ブーメランだって随分マイナーだぞ!」という声が聞こえてきそうだが・・・でも、好きなんですよね。こういう密かなスポーツ(笑)。マイナーだけに、領収書をもらっても「ワンダーホーゲル」なんてのは、まだましなほうで「ワンダーホルゲン」なんて風邪薬のような名前から、「ワンゲルホルン」と新しい楽器のような名前になっている時もあった。そのワンゲルの同期と久しぶりに再会したのである。正確には、同期は13名ほどいるのだが、今回は5名である。5名の中の一人が、廃校を利用した宿泊施設の経営を、その前任者から今年の5月に引き継いだということなので、「どんなところなんだ。それじゃあ、いっちょそこに集合して飲みましょう」ということになったのである。東京から車で野郎3人が向い、途中の駅で、もう一人をひろって、4人の親父が一路その廃校を目指した。すごいところだった。高速道路を降り、市街地を抜け、車はどんどん山の中へ・・・。まるでワンゲル ? 途中、がけ崩れで道路が通行止めとなっていて迂回をするといったところが何箇所かあった。道幅は自動車一台が通れればいっぱいで、下は川が流れ、その川の水のきれいなこと。そして、それより上には人が居ないといったあたりに、杉山の中に隠れ家のように、その廃校はあった。山の斜面にへばりつくように教室、宿舎(たぶんね)と校庭がある。その校舎が、僕の同期の居住場所である。教室を覗くと、職員室だったところだろうか、立派なソファーが置いてある。その奥にはホルマリン漬けのなにかが・・・(同期曰く「オオサンショウウオだよ」)。たしかにそこにはかつて子どもたちがいたのだろう。栄光の日々を写した写真が木工室の壁にたくさんかけてある。お祭りの写真、集合写真、たくさんの人の顔。でも今は、その地域には老人ばかりだそうだ。廃校から山道を30分登ったところに82歳のご夫婦が住んでいると聞いた時は、驚いたけど。そのご夫婦から「電球を交換してほしい」といった感じでたまに電話があるそうである。なんとも言えない良い話だ。すでに地域の人に受け入れられている同期がうれしい。僕たちはすっかりあの頃に戻って酒を飲みながら、あのあたりの山だったらいけるかなと、お互い突き出たお腹のことも忘れて飲み、勝手なことを言い合って非日常的空間を楽しんだ。そして、次の日、僕たちは昨日来た道を、日常へ帰るために戻っていった。興味のある方(って、読者なんていたのか ? )は探してみてはいかがです 。旧大嵐分校を。そこには僕の同期が、もうすぐ生まれてくる子どもがお腹にいる奥様と、ものすごく自然にそして豊かに暮らしている。
水戸ブーメランクラブ練習日記(10)-11月26日   沖 縄
 
 先日故あって沖縄へ行ってきた。羽田から約2時間半、那覇空港へ降り立つとそこはもう南国の島東京は秋の気配が漂っていたのに、まだ夏の終わりのような気候だ。僕は、那覇空港から今年開業したばかりの沖縄都市モノレール、愛称「ゆいレール」に乗ってみた。沖縄は鉄道がなかった唯一の県と思っている方もいると思うけど(って、毎回誰かに語りかけているのか・・・。誰かいるのか ? )、そうではなく、実は遠い昔(なんていうと怒られそう ? )大正3年には「軽便鉄道」と呼ばれていた沖縄県営鉄道と、「ちんちん電車」と呼ばれていた沖縄電気軌道という鉄道があった(これって、何へえ ? )。でも、軽便鉄道は昭和19年に破壊(ってすごそう!)、ちんちん電車は昭和8年に廃業している。それから約60年の年月を経て沖縄都市モノレールとしてよみがえったのだ。もう少し、この「ゆいレール」の話しをすると、ゆいレールは、2両編成で那覇空港駅から朱里駅までの13kmを27分で結んでいる。同じ区間をバスで行くと42〜69分もかかるらしい。開業時の輸送人員を一日あたり約30,000人と見込んでいたけど、現在は約27,000人ぐらいだそうだ。僕の乗ったのは金曜日ということもあってか、観光客というより地元の人、特に高校生やサラリーマンの人が多かった。乗り心地は良く、高架のため見晴らしも良く、ちょっとした観光が楽しめる。ゆいレールの開業で思わぬ効果 ? が出てきている。というのは、那覇の住宅は屋上を有する家屋が多く、しかも今までは、屋上は誰にも見られることが無かったため、汚れているままの屋上や、物置として物が雑然と置かれている屋上というのが大半だった。しかし、ゆいレールの開業で、乗客から屋上が丸見えになり、「やっぱり景観上まずいよね。」ってことになって、最近では屋上に植物を植えたりする、屋上緑化を行う家が少しずつ増えてきたらしい。これなら観光資源になるかも。そろそろ、沖縄の観光スポットについても語ってくれ!という声(そんな声ある ? )が聞こえてきそうだけど。そういう話しをしたいですよ僕も。でも、沖縄ったって、一泊二日だからね(笑)。僕の知ってる沖縄は、空港とゆいレールと飲み屋だけなんだよね。一体何しに行ったんだ ? そうそう、飲み屋といえば、そこで「ハイサ、おじさん」という沖縄 ? の曲が流れていたんで、お兄ちゃんに「これって、エッチな内容なんでしょう ? 」と知った風に聞いたら「全然違いますよ!おじさんを励ます内容ですよ!」ってムッとされた。(浅知恵を反省)。
水戸ブーメランクラブ練習日記(11)-12月21日  サンタクロース
 
 12月24日はクリスマス・イブ。最近は?こちらの方が25日のクリスマスより重要な日になっているようである。これは約20年前に発売され、今ではこの時期のスタンダードナンバーとなった、山下達郎の「クリスマス・イブ」のヒットからではないだろうか、と勝手に推測している。今回は、クリスマスというよりはサンタクロースのお話である。この時期、子供に「サンタクロースはいるのか?」と問われて困っているご同輩もいるのではないだろうか(いないか?)。無下に「いない!」と言ってみたところでなんだし・・・。昨年は、テレビのサザエさんがクリスマスの話で「サンタはいない。」というような話しを放映したことについて、抗議の投書があったという話しだし・・・。毎年、この時期のなかなか難しい問題である。この「サンタクロースはいるのか」であるが、いそうな気がするってのが僕の感想である(笑)。というのは、僕の学生時代の同期が「見た!」からである。当時(今も?)、僕たちは女性とクリスマスを過ごす、なんてのはまったく無縁であった。ある年のクリスマス・イブの夜、野郎6人でその同期の下宿に集まり、ケーキを囲んで飲んでいた。いい加減酔いが回ったところで「サンタクロース、見たことある?」と問われ、僕たちは一瞬「ん?」って感じだった。「笑われると思ったからいままで誰にも言わなかったけれど、小学4年のイブの夜、そりにのったサンタクロースが空に上がっていくのを見た。」と真顔で言うのである。酔っていたこともあり、僕たちはすっかり納得し、「やっぱりいるんだな。そんな気がしてたよ。」ということになった(おいおい・・・)。じゃ見たのかって言われると、へっへっへって感じ。ここだけの話しだけど(笑)・・・なんとレーダーでサンタクロースを追っている様子が見られるのである。ここ数年我が家のクリスマス・イブの恒例なのであるが、けっこう楽しめる。「ここだけの話」なんて書いたけど、「ああ、あれね。」って思っている方(って、誰?)も多いと思うけど・・・。クリスマス・イブの夜、サンタクロースが、自宅?のあるノルウェーを出発するところからレーダーの追跡が始まる。(もちろん、目印は、赤鼻のトナカイで有名な?その名も”ルドルフ”の赤く光る鼻)ホームページがある。レーダーは地球の上空はるか宇宙空間に浮かぶ人工衛星である。時系列でサンタクロースの現在位置を確認できるというシステムで、子供とだんだん日本に近づいてくるのを見るのは、けっこうドキドキものだ(笑)。ありがたいことに、主な都市の上空(もちろん日本もある。日本の場合は富士山上空を飛んでいる。)をそりに乗って飛ぶサンタクロースの姿(僕の同期が見たのも、もしかしてこんな風にそりに乗って飛んでいたのかも?なんて、思ってしまう。)や、緊急発進したアメリカの戦闘機から捉えた映像(戦闘機と並走しているのがすごい!)なんてのもあり、迫力満点!? ちなみに、現在の状況をそのホームページで確認したところ、12月17日にそりの試験飛行をしたのをレーダーが捉えたそうです。その時のニューヨークの自由の女神の横を通過する写真?がホームページにアップされてました(笑)。もうすぐクリスマス・イブ。今年はどうだろう、こんなクリスマス・イブを子供と過ごすのは? え?「いつものスナックで昨日、ミニスカートを穿いたサンタクロースを見た!」って!?お父さん!それは、違うサンタ!
2003
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