下の子と妻がお風呂に入っている。
「こらあ!」 「きゃはははは!」 「こらあ!」 「きゃはは!」
て声が聞こえるから、もう身体を洗い終えて湯船でふざけてるんだろう。
僕の家の風呂はむちゃくちゃ狭い。一人暮らしでもそりゃないだろう、てぐらいに狭い。
具体的には僕の(無駄に大きな)身体なんか湯船からたっぷりはみ出すし、僕が洗い場にあぐらをかけば側に誰かが立つ隙間もない。
そんな狭さだから、家族みんなでお風呂に入るのは難しくて、たいていは妻が両方か、僕と一人ずつ分担して入ることになる。
そんな狭さだから、身体を洗うのも交互で、湯船に一緒に入るには2次元の世界では不可能で、 必然3次元的に(要は僕のひざの上に子どもを抱える形で)お湯に浸かっている。
子ども達はどっちも女の子だから、そのうちいい年になれば湯船の中で父親のひざに座ってまで一緒に入る、 なんてことは絶対にしたくなくなるだろう(いやいい年の男の子であってもそれは嫌か)。
それは多分あんまり遠い日じゃなくて、それを思うとちょっとさびしい気もするのだけど、 そこはそれ、いまは今で楽しめばいいのだ。と思うので、できるだけ湯船の中では楽しい話をしよう。 九九の暗唱にも付き合ってあげよう。しりとりも全部「ら」で終わるようなあんまりエゲツナイ返しはやめよう。
とか言いながら、今日は残業だったので一人風呂なんですけどね。
明日は娘の誕生日。
担任の先生やクラスのみんなからメッセージカードを貰ったらしい。いまそんなのやるんだね。 先生が書いてくれたメッセージカードには、筆記体でお祝いのメッセージが書いてあるんだけど、 どうもこれ、「ホッピーバースドィ」に見えるんだ。
ただし、言葉にすれば同じ「できます。」でも、 「(僕なら)できます。」か「(誰かが)できます。」かの違いがあったりするので、 営業さんに心の中で勝手にアサインされた誰かは不幸になる、かもしれない。
売り物の在庫だけじゃなくて、各特性と負荷状況まで把握してる営業さんなら、別。
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