山縣洋建築設計事務所
 
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幹線道路沿いある敷地は間口17m×奥行59mと奥行きが深く、周辺には畑の中に建物が点在し、視線はどこまでも抜けていくおおらかなスケールの風景が広がっていた。工務店を経営するご主人と奥様と 2人のお子さんの4人家族のための住宅である。
単に住むためだけでなく、工務店の宣伝となるモデルハウスのような役割も期待された。 280坪もある平坦な敷地には樹木もなく、設計の手がかりのようなものはすぐには見つからず戸惑いを覚えるほどであったため、住まうための拠りどころとなるようなスケールの外部空間を生み出すことが必要だと感じた。 大きなスケールの敷地に対してT字型の建物を挿入して空間をより小さなスケールに分節しながらも、各場所が関係を持つことにより、様々な居心地の良さをもった場所が点在している状態を目指した 。

 
     
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