HOME
バックナンバー2000年8月号
![]() |
ノルウェーの首都オスロ(Oslo)にある国立ヴァイキング船博物館です。 (Vikingshiphuset) ヴァイキング史にハマった私が、真っ先に見たいと思っていたのがここ。 |
![]() |
![]() |
![]() ヴァイキング船といえばこの船がイメージされるほどの流麗な船首飾りですが、発掘当時は損傷がひどく、約二千もの断片を学者たちは気の遠くなるような作業の末復元したのでした(ジグゾーパズル…)。 この船に埋葬されていたのは2人の女性です。おそらく若い方が主人で年配の方は殉死した侍女。この女主人はオスロ・フィヨルドに領地を持ったハルフダン黒王の母、オーサ女王ではないかと見られていて、このハルフダンこそ、ノルウェーを最初に統一した覇王ハラルド美髪王の父で、ユングリング王朝の祖というわけです。 ということは私が偏愛するオーラブ・トリュグヴァソン王(自作「獅子の如く」の主人公です。わからない人ゴメンナサイ ![]() |
![]() |
![]() |
![]() 船のへさきに魔よけとして付けたとか、宗教儀式に使われたとかあまりよく判ってないみたいです。写真では見えないかもしれませんが、木彫りの頭部には絡み合う空想上の生き物の文様が施されています。ヴァイキングのゲージツって抽象的とゆーかデフォルメきついというか、デザイン感覚はスゴイ。 |
![]() 絡み獣文様の他に神話の場面らしきものも。 |
![]() |
![]() |
![]() もうひとつ、トゥーネ船(Tune)は小型の実用船ですが、損傷がひどく大部分が失われていたために、復元せず発掘時のまま展示されています。 ![]() (訪れた日;’89年9月21日、’95年6月25日) |