ケチで行こう!

助手席着座センサーがぶっ壊れた。。。

E36購入してからすぐのことなんですけどね、純正オーディオ取っ払って社外品に換装した時のこと。

装着完了してニコニコしながらイグニッションキーをひねると、見慣れない警告灯がっ!

なんか「鼻ちょうちん」みたいなマークが光ってます。

早速オーナーズマニュアルを読むと、「エアバック異常」と書いてありました。

「おいおい中古とは言え、車買ったばかりでもう故障かよぉ?輸入車万歳!(;_;)」

なんて思いながら、ディーラーへ直行しました。

 

ディーラーにてダイアグノーシス診断にかけたところ、助手席着座センサーの断線という結果が。。。

「何か思い当たる節はありませんか?」ってサービスに人に聞かれて、素直な(?)僕は

「オーディオ付ける時に両足を座面に乗っけて作業してました」

って答えちゃったもんで、即保証対象外〜(爆)

修理費見積もったら4万円なんてとんでもない金額を提示されました。(貧乏なんです、はい)

「んな金持ってねーよ」と心の中でつぶやきながら、

「懐に余裕があるときにまた来ます」とトボトボとディーラーから撤退しました。

 

自宅に帰ってから、「着座センサー」なるものをネットで検索。

「断線してるなら新品に買い換えなきゃダメだよなぁ」なんて思いながら、色々模索してるうち、

「BMWおたっきーず」を通じて兵庫の"たまさん"からM3用の新品センサーを譲り受けることに。

しかし「コイツをどうやってシートに埋め込むんだ?」と出来ないことはないけど、面倒臭い病が出てきた僕。。。

ここで、「センサーの正体もわかったのでダミーセンサー作っちゃおう!」って

あばれはっちゃく並の素晴らしいヒラメキがっ!!(古いねゴメン)

要はコイツの正体って、乗員の体重によって抵抗値を変化させる単なる歪みゲージなんですね。

車両側で抵抗値をモニターしてエアバッグの開閉を制御してるようです。

僕のは断線してたから抵抗値をモニターできなくなり、エラーが出たんだと思います。

というわけで、簡単ダミーセンサーの作り方を紹介しま〜す♪

 

 

E36用着座センサー(ダミー)の作り方

用意するもの

1.抵抗器:50kΩ

 これは"たまさん"から頂いた着座センサーを座布団2枚の間に挟み、

 その上に自ら着座体勢をとり、テスターにて測定した値です。(体重50kg)

 体勢の変化で20k〜100kΩの範囲で抵抗値は変化しましたが、

 こんなもんでいいでしょう、多分(笑)

 ワット数はテキトーです。僕は2Wのものを選択しました。

 値が大きい方が発熱少なくていいのかな?

 あまり記憶にありませんが、小学校の頃習ったオームの法則から考えると、

 12(V)/50k(Ω)=0.24m(A)

 ワット数は・・・12(V)×0.24m(A)=2.88m(W)

 ・・・ホントかなぁ?まあヨシとしましょう(笑)

 

2.ダイオード:1A

  これまたテキトー。

  着座センサーに付いていたものの大きさが、何となくそれっぽかったのと、

  盗難防止装置に付属してきたドアトリガーセンサー用のものが1Aだったので、

  これを選択しました。

 

3.基板&箱

  基板は汎用のものです。回路は好きなように作れます。

  とりあえず箱に収めておかないと、ショートとか危険ですしね。

下図は今回購入したものの写真です。

総額400円未満!近所の電子部品屋さんで購入しました。

4.純正カプラー&ケーブル

  これは壊れたセンサーから拝借します。

  シートから生えてる2極の黒いカプラーです。

  40×30×20(mm)の小さな箱に接続されています。

  シートの元からケーブル切断すると青白2本の細いコードが見えます。

  レイアウトを考えると150(mm)くらい余裕をもって切断しましょう。

 

さて、必要なものが揃ったところで、ちょっと解説・・・

下の写真を見てください。

これがたまさんに頂いた着座センサーです。 

黒い丸いのが、いわゆる歪みゲージですね。

下の飴色の部分を拡大してみます。

↑こんな感じです。

なんとわかりやすいっ!抵抗とダイオードの記号がついていました(笑)

これを回路図にまとめると下図のようになります。

あとは基板にそれぞれハンダ付けし、箱に収めて、車に装着します。

(基板は最初の段階で箱に収まるサイズにカットしておきましょう)

最後にディーラーでリセットして完了!!(>_<)

 

注意!(これを作ってみようとお考えの方へ)

・センサーは常時助手席着座状態を感知しています。

 助手席未搭乗時にも助手席エアバッグが開いてしまうということです。

・万が一事故に遭遇した際の副作用として、

 1.助手席未搭乗でもエアバッグが開いた分、修理代が余計にかかる。

 2.チャイルドシートの助手席への装着は非常に危険!

   幸い(?)私は独身ですので問題なしっ!(威張れる歳でもありませ〜ん)

 などが考えられます。

あくまで自己責任の範疇でお願いしますね。

まあ、普通はちゃんと修理しますよね。

こんなインチキ臭いのやってるの僕だけ?

 

おわり

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