2006年5月6日。 ゴールデンウィークに遠出の予定がないので、近場で浦賀燈明堂まで歩いてみました。 花の国を通って、久里浜湾の前を抜けて、トンネル抜けて、3時間以上かけて子供と歩きました。 途中のセブンイレブンでオニギリ買って、浦賀燈明堂の前でお昼にしました。
江戸時代に浦賀は奉行所が置かれた場所で、江戸に入る船は浦賀で検査が行われたそうです。 そして浦賀湾の目印として立てられたのが浦賀燈明堂です。 夜には一晩中油がともされており、今で言う灯台の役目をしていました。 当初は幕府の金でまかなっていましたが、途中で浦賀の商人が費用を負担するようになりました。 浦賀での商売を独占する見返りでしょうか。 浦賀燈明堂は明治5年4月に廃止され、明治20年代には朽ちてしまったそうです。 現在のものは昭和63年に復元されたものです。
燈明堂のある突端まで行くと、東京湾の入口から、観音崎までよく見えてます。 この日は、ちょうど、アシカ島付近で東京湾フェリーがすれ違うのが見えました。 多分、海上からも燈明堂はよく見えているかと思います。 浦賀は比較的内海になるためか、野比よりも波は穏やかで、その点でも建てるのにいい場所かもしれません。
燈明堂から海岸沿いに進んだ千代ヶ崎には幕末に千代ヶ崎台場が作られていたそうです。
歩いていってみましたが、民有地になっており、それらしきものは見当たりませんでした。
その先は久里浜少年院で、海岸沿いを進むことはできません。
付近に旧陸軍の千代ヶ崎砲台跡があるそうですが、民有地で入れないそうです。
海岸にコンクリートの塊がありましたが、砲台の名残かもしれません。
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