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裁判文書(裁判所提出書類)の標準的な書式、表記法
1 様式 A4版(縦置き)横書きとする(片面のみ使用。A3判の袋とじもしない。)。 文字サイズは12ポイント、1行文字数は37字、1ページの行数は26行。 余白は、上端35o、下端27o、左側30o、右端15〜20oとする。 左端は、綴じしろ、2箇所でステープラー(ホッチキス)止め 上端は受付印用のスペースとなる。
2 句読点の用い方(公用文作成の要領に準拠) 句点は「。」を、読点は「、」(テン)を用いるのを原則とする。 (令和4年(2022)4月から改められている。)。 「,」を用いることも、全く許されないわけではない。 (テンでばらばらな句読点参照) 3 項目の細別(公用文作成の要領に準拠) 公用文作成の要領に準拠し、文頭に、第1、1、(1)などの符号を付す。 その順番は、 第1、第2、・・、1、2、・・、(1)、(2)、・・、ア、イ、・・、(ア)、(イ)、・・、 a、b、・・、(a)、(b)、・・の順とする。 4 配字の仕方 文頭に第1、1、(1)などの符号を付し、符号の後は1文字分空けて書く。 符号が変わるごとに1文字分右にずらしていく。
5 数字の書き方(公用文作成の要領に準拠) (1) 数字は、次に掲げるような場合を除き、アラビア数字を用いる。 固有名詞 〔例〕 四国 九州 二重橋 町 名 〔例〕 霞が関一丁目 大手町三丁目 (注) 住居表示には「三丁目」と漢数字を使用するのが原則であるが、 「霞が関1丁目」、「大手町3丁目」というようにアラビア数字を用いて表記してもよい。 なお、街区符号又は住居番号は、原則どおり、 「1番3号」のようにアラビア数字を用いて表記する。 〔例〕 霞が関一丁目1番4号 概 数 〔例〕 二、三日 四、五人 数十日 千五、六百人 熟 語 〔例〕 一部分 二束三文 五〇音順 一休み 二言目 一間(ひとま) 三月(みつき) (2) 大きな数字は、三けたごとに「,」で区切る。ただし、万以上の数字には 単位(万、億、兆)を記載し、この場合「,」を省略する。 年号、事件番号は、区切りや単位を付けない。 〔例〕 2億4680万7531円 2万0300円 2001年 平成12年(ワ)第12345号 (数字の表記を考える参照) (3) 小数点は「.」を用い、「・」は用いない。 〔例〕 0.123 (「,(コンマ)」か「.(ピリオド)」か、それが問題だ。 参照) (4) 数字は、原則として全角を使用するが、表中の数字は、半角を使用しても差し支えない。 この場合、三けた区切りの数字で表記してもよい。 〔例〕 1,234,567円 |