実務の友  法令条文検索 Law&Law  Ver.2
(2009.03.07 〜 2022.10.10)
 「e-Gov法令検索」Webサイト、裁判所Webサイトからダウンロードした法令、規則を、読みやすく編集加工し、各種法令条文を検索できるようにするソフトです。
 ダウンロードした法令、裁判所規則は、
(1) 同法令、裁判所規則ともに、画面左方に条名(条文番号)を表示し、右方に条文内容を表示するように配置します。
(2) 条名(条文番号)の漢数字をアラビア数字に変換します。
(3) 条文ごとに1行空けて表示します。
 上記のWebサイトから画面表示の法令を全部コピーして、システムの所定場所にペーストし、以上の(1)〜(3)の操作ボタンをポン、ポン、ポンとクリックするだけで機械的、自動的に変換され、このデータを登録保存すれば、Law&Law法令条文検索システムができあがります。

1 動作環境
  ソフト名:   法令条文検索 Law&Law
  開発環境:   Windows 10以上、Excel2016以上
  使用ソフト:  エクセルVBAを使用
  ソフト種類:  シェアウェア(有料)
  作成者:    実務の友・山本正名
  ホームページ  http://http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/
  メール送信先: [実務の友]ホームページ下段の「ご意見・ご感想・ご照会」をクリックして行う。


2 このソフトの前身
 2007年頃に、「実務の友」で公開していた法令条文検索用ソフトで、指定条文のアラビア数字化ができるソフトで「Law & Law」がありました。
LL
 このソフトは、HTML+JavaScriptで作成していたところ、マイクロソフト社の「エクスプローラ」で2022年に廃止されて動作しなくなりました。
 今回、これを表計算ソフトExcelで、機能的に発展させて作り直してみました。
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3 ソフトの特徴
(1) データテキストは正確
  このソフトで利用する法令等のデータは、国の各府省、最高裁判所が確認したテキストをそのまま利用していますので、正確です。
  法令、規則等のデータは、ボタン1つで、自動的に画面左方に条名(条文番号)を、右方にその条文内容を区分けして表示します。
  条文表記を編集加工しても、法文データのテキスト内容を変えることはありません。
LL

裁判所規則も、左にINDEX付きで、法令と同一の表示形式
LL

(2) 読みやすい画面構成
  条文番号の漢数字はアラビア数字に自動変換します。
  左方表示の条文番号をクリックすれば、即座に、右方の条文番号が検出されて反転表示されます。
  条文は、1行空けて表示するようにして、読みやすさに配慮しています。
  視力の弱い人も読めるように、文字の表示サイズは、自由に変更できるようにしています。
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(3) 法令データは加除修正が可能
  現在41個の法令データを収録済みですが、学習・実務に必要な法令データを自由に加除できます。
目次
LL

  条文内容も、使用者の必要とする部分のみ加除修正ができます。
  ダウンロードしたデータは元データとして保存できるようにしていますので、後に編集加工は、何度でも行えます。
法令データの編集
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法令データの取得・保存
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(4) 条文内容の理解促進ツール
  条文内容を即座にHTML文書化して、編、章、条文、見出し等をカラー表示にし、読みやすく1行空け表示にしています。
HTML文書化
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  マイクロソフト・エッジを使えば、ボタン1つで法令データの音声読み上げも可能です。
  憲法と刑事訴訟法、民事訴訟法と民事訴訟規則等を2画面に表示し、条文内容を対比して閲覧できるようにしています。
2画面対比
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(5) 部分編集ツール
  以上のほか、文章の部分を範囲指定して変換する操作として、@漢数字のアラビア数字への変換、Aページ数削除、B改行削除、Cスペース削除、D1行空け解消、E仮名変換等が、ボタンのクリックだけで自動実行できます。

4 ソフトの導入・設定
(1) このソフトは,ダウンロードしたフォルダを解凍し、ドライブの適当な箇所にセットするだけで使用できます。
(2) Excelソフト単体で動作し、他のソフトの補助利用は必要としません。
(3) パソコン内部の設定を変更したり、パソコン本体のシステムに影響を与えたりすることはありません。


5 ソフトの使用方法
(1) 法令データは、Excelシートではなく、ファイルに保存され、呼び出して使用されます。
   保存ファイルを直接開いたり、修正を加えたりすると、以後使用できなくなる場合がありますので、注意してください。
(2) このソフトが入ったフォルダをディスクに配置する場合は、ルート近くに直近して配置してください。配置場所が幾重にも深くなると、HTMLファイルなどは動作しなくなる場合があります。
(3) フォルダ名、ファイル名には使用できない文字記号、スペースがありますので、この使用は避けてください。


6 使用の条件
(1) このソフトは,ソフトの試用許可を得た方及びライセンス(正規使用パスワード)取得者以外の方が使用することは認められません。
(2) 試用期間は3日間ですが、期限後でも、ライセンスキーの取得があれば、引き続き使用することができます。
(3) このソフトは、ソフト流通サイト[ベクター](法律関係)から取得することができます。


7 著作権
 このソフトは、「実務の友」(http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/)管理者山本正名(裁判実務経験者)が作成したものです。


8 免責・サポート
 このプログラムの使用結果については、いかなる障害、損害に対しても、作者は責任を負いかねますので、ご了承ください。
 なお、不具合、改良点について、連絡をいただければ、できる限りサポートします。
 利用に関する感想や要望、バグのご指摘、転載等の連絡は、
    「実務の友」(http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/)管理者宛、
 次の[メール作成]をクリックして、E-Mailでご連絡ください。
    [メール作成]





【このソフト利用のお役立ち情報】

1 インターネットからExcel等のファイルを入手・起動する場合の注意と手順
 インターネットからExcel等のファイル(又はフォルダ)を入手して起動しようとする場合、ソフトの安全性(セキュリティ)確保のため、実際にはウイルス感染の危険がない場合でも、その可能性ありとして扱われ、「保護ビュー」(黄色バー表示)、「セキュリティリスク」(赤色バー表示)の警告表示があり、次に進めません。
 そのファイルの安全性を信頼して実行する場合には、次の2段階の手続が必要となります。
 詳しい対処法は、ネット等で検索してください。
(1) ブロックの解除
 [保護ビュー]の警告表示を確認したら、元のExcelファイル(フォルダ)に戻り、右クリックで[プロパティ]を選択し、[全般]タブ下部の「セキュリティ」の項で、ブロック解除 の説明の後の「□許可する」にチェックを入れて、[OK] を選択します。
(2) コンテンツの有効化
 次に目的の(フォルダ内)ファイルを開こうとすると、今度は[セキュリティ]の警告が表示されるので、その右側の[コンテンツの有効化]をクリックします。その直後にファイルが起動します。

2 ファイルの拡張子
  ファイルの確認、移動、整理等にはWindowsエクスプローラー(ファイル管理ソフト)が便利ですが、パソコンの工場出荷時の設定のままでは、ファイルの拡張子は表示されません。
  拡張子は、ファイル末尾の「.」の右側の3、4文字分を指し、ファイルの種類を識別する役割をするものであり、表示することが推奨されています。
  Windows10では、エクスプローラーの表示タブ中の「ファイル名拡張子」にチェック印を入れれば、設定できます。
  Windows11では、エクスプローラーの最上部メニュー「表示」中の末尾「表示」のメニューから「ファイル名拡張子」をクリックすればチェック印が入り、設定ができます。
  拡張子の「.txt」はテキストファイル、「.html」はハイパーテキストファイル、「.xlsx」はExcelの通常のファイルを示します。

3 ファイル名に使用できない記号
  Windowsにおいては、ファイル名に使用できない記号として、全角、半角のスペースのほか、次のような記号があるので、注意を要します。
    「"」、「/」、「;」、「:」、「,」、「*」、「?」、「<」、「>」、「\」、「|」、「[」・「]」、「<」・「>」など

4 日本語入力システム(かな漢字変換ソフト)にATOK(エイトック)を使用していて、「ひらがなで入力します」の変換モードを表示させたくない場合
  ATOKプロパティ(環境設定)を開き、「入力・変換」タブを選択します。
  設定項目「変換補助」の下にある「表示」を選択し、表示の設定中「カーソル位置に入力モードを表示」欄で「○しない」を選択し、「OK」で終了します。

5 著作権との関係
  裁判所の判決(決定)文や官公庁作成の裁決(決定)文、官公庁作成の告示、訓令、通達等は、著作権法の保護対象になっていませんが(著作権法13条)、その解説文は著作権保護の対象になります。
  コピーを利用して外部に発表する場合は、著作権侵害とならないよう、自己責任で、このシステムをご利用ください。

6 コピー&ペーストの注意点
  PDFファイルについては、保護措置によりコピーができない場合、あるいは技術上の制約でコピーが制限されている場合、「全部コピー」を指定実行しても一部コピーができていない場合等があります。このファイルでコピー・ペーストを行った場合は、その結果が正しく行われているかどうか、十分点検(確認)してください。
  このシステムを利用して裁判所Web判例集から取得した場合、ページ数を自動削除し、改行を加えて読みやすくしていますが、漢数字のアラビア数字変換等は機械的処理であって、意味的に正確な文章表記とならない場合がありますので、処理結果については十分点検してご利用ください。

7 ソフト停止の場合の措置
  万一、Excelソフトが動かなくなってしまった(全てのキー操作を受け付けない=「フリーズする(固まる)」ともいう。)場合には、
 (1) 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」の3つのキーを同時に押します。
 (2) すると「タスクマネージャ」が起動し、画面に実行中のアプリケーションソフトが一覧表示されます。
 (3) 「応答なし」と表示されたアプリケーションソフトを選択して、「タスクの終了」をクリックします。
  これにより、終了させることができます。
  ただし、強制終了の場合、保存していなかった入力中の文章やデータは失われてしまいます。
  パソコン作業では、区切りのよいところで、データのバックアップをとっておくことが大切です。
 (4) 再度同様の現象が起きる場合には、ソフトの作業中のどの場面で何をしようとした時だったのか、ソフトの管理者に連絡していただけると、その後のソフトの改良に役立ちます。

8 ソフト停止の場合のファイルの救出
 Excelで作業中に何らかの原因でシャットダウンしてしまった場合、せっかく苦労して作成したファイル内容が消失してしまったかと、あわててしまいますが、あわてずに、ユーザーアカウントの「Roaming」フォルダを確認します。自動的にバックアップされて残っている場合があります。
 Excelを立ち上げ、メニューの「ファイル」を選択、「情報」タブの中から「ブックの管理」ー「保存されてない文書の回復」を選択します。  保存されていないファイルが表示されるので、新しい名前を付けて保存します。完全復帰でない場合もありますので、内容の確認と補正が必要です。



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