1 計算符号
(1) 自動的に立ち上がったダイアログボックスの数式欄に加減乗除等の数式を入力し,「=」は入力せずに,[Enter]キーを押すと,その下に計算結果として「答」が表示されます。
(2) 数式は,半角の数字と計算符号を用います。
計算符号では,次のようなExcelで使う演算子等を使用します。
Excelで使う演算子 |
意味 |
使用例 |
計算の優先順位 |
( ) |
かっこ内計算 |
=(1+2)*2 |
1 |
^ |
べき乗 |
=2^2(2の2乗) |
2 |
* |
掛ける(×) |
=2*3 |
3 |
/ |
割る(÷) |
=4/2 |
4 |
+ |
足す(+) |
=1+2 |
5 |
− |
引く(−) |
=3-2 |
6 |
例えば,数式欄に「(5−4+3)×2」のように入力して[Enter]キーを押すと,答欄には「8」が表示されます。
(3) 加減算より乗除算が優先されますが,括弧内の計算が先に行われることは,一般の数式による計算方法と同じです。
数式欄に全角で「+−×÷()」を入力しても,実行段階では,自動的にそれぞれ計算可能な計算符号に自動変換されて計算が行われます。
また,数式に3桁区切りの位取りや「万」「円」が含まれている場合でも,これを除いて計算します。
「616万1500円×(1−0.3)×12. 4622」は,「万」「円」を除き,
半角で「6161500*(1-0.3)*12.4622」に変換されて,計算します。
2 計算能力と精度
このソフトの計算方法は,エクセルのセル内で数式を入力して計算した場合と同一の方法によっています。
したがって,本ソフトの計算能力と精度は,Excelのそれに依存しています。
数式に論理矛盾又は不適式な入力箇所があると,エクセルの計算機能により計算エラーになります。
3 使用方法
(1) 計算実行の[Enter]キーを押した段階で,背後のシートに数式と計算結果が1行単位で自動記入されます。
操作のダイアログボックス(入力画面)を消し,シートを確認し操作するには,[シート閲覧]ボタンを押すか,キーボードの[ESC]キーを押します。
(2) 計算実行によりシートに記入された内容は,「削除」ボタンにより1行ずつ削除することができます。
(3) エクセル終了の際には,「保存して終了」の問いには,必ず「はい」を選択して実行します。「いいえ」を選択すると,記入結果はファイルに保存されません。
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