お笑いスペシャルライブ!Laugh-ラフ-
(2004.2.8/仙台電力ホール)
(以下、原文通り)
出演者はあいうえお順に、カンニング、スピードワゴン、田上よしえ、ダンディ坂野、ハリガネロック、フットボールアワー、ユリオカ超特Q、ロバート
の8組。はねるのトびら人気や、M1の後ということを考えると、豪華なメンバーだと思います。実際、かなり盛り上がっていました。
流れは・・・
前説(ワッキー貝山&フランクラン)
呼び込み
フットボールアワー
田上よしえ
キングオブトレジャー (即興ネタ対決)
ハリガネロック
ユリオカ特級Q
カンニング
キングオブトレジャー (即興ネタ対決)
ダンディ坂野
ロバート
スピードワゴン
カーテンコール
(一部記憶違いで順番が狂っているかも)
・・・キングオブトレジャーというのは、芸人さんによる、対戦式でお題に答える即興ネタのコーナーで、対戦する芸人さんはボクシングの格好で登場する演出が見られました。
コミッショナーはなんと覆面を被ったガッツさん。(映像のみの登場)
トップバッターはフットボールアワー、M1の余韻もたっぷりでスゴイ声援。
定番の岩尾さんのボケ、「聞きましたかこの黄色い声援を。」後藤さんすかさず「悲鳴や。」・・・爆笑です。
でも確かに黄色い声援でした。
ネタは岩尾さんがフットボールアワーへのファンレターを読むというもの。ヘンなファンの女の子からのファンレターに後藤さん突っ込みまくり。
最後の「P.S・・・ピラミッドすごい。」には会場一同大爆笑でした。
暗転、次は田上さん。スケッチブックを使ったネタでしたが、これまでテレビで見てきたネタよりパワーが足りなかった感じ。イマイチ印象に残らず残念でした。
ここでキングオブトレジャーのイントロが流れ、司会者が登場。
最初の対戦はハリガネロック・ユウキ対ダンディ坂野。対戦者登場に続いて、司会者が会場に起立を求める。
ざわついて立ち上がると、中央モニターにコミッショナー登場。覆面をしているがどう見てもガッツさんと判る。
キングオブトレジャーにおける精神を話してモニターから消え、着席。ユウキさん、しょうもない演出を察して客席に「ホンマにすいませんねえ。」
対決はモニターに人物を映し、その人が心の中で何を言っているか、即興で考えるもの。一人目は学歴詐称の古○議員。二人目は覆面をとったガッツさん。ネタ自体は大きな笑い無しでした。
暗転、ハリガネロックの登場
ネタは大上さんの結婚ネタ(仙台は大上さんの奥さんの実家がある)につづき、商品のネーミングネタ。オンエアバトルで見たネタで少々がっかりしていたら、
後半は全くの別ネタで武富士のネタ。これは最高に面白かった。なんでキャッシングのCMでダンスなんだ、と突っ込むユウキさん。
大上「ちゃらららん!(ダンスの最後のキメ)」ユウキ「あ~、金借りよ。」二人「んな思うかい!」
後光が差すほどの完璧なユニゾンツッコミに加えて、ネタが極めて面白かったため、会場は大ブレイクしていました。
さすがというか、別次元のものを見たという感じでした。
暗転、続いてカンニング。
これが予想外に(失礼)に面白い!いや実は一番印象に残った。
相変わらず、普通のネタがあるといいながら、結局やらずに、ネガティブ&お下品&失礼ネタのオンパレードなんですが、とにかくテンポがよく、実は結構こまやかに造りこまれた笑いで、
感心してしまうと同時に、笑っているうちあっという間に終わってました。
下品、失礼であっても、切れ味が鋭いため、私は全く気にならなかったです。
定番ネタもアレンジしながらきれいに決まっていたし、会場とのテンションのやり取りが全出演者の中で一番活発だった。
正直ここまでの実力者とは思いませんでした。もっと伸びて欲しいコンビです。
暗転、これまでとは違いクイーンの「We Will Rock You」が流れる。
「♪We~Will We~Will らっしゃい!」で明転、ユリQさんの登場。モニターもあるが使わず漫談形式でトークネタを披露。
印象に残るネタはあまりなかったですが、そもそも彼のネタの雰囲気好きなので大満足でした。
ここで再びキングオブトレジャー。司会者登場。
今度の対決はカンニング・竹山対フットボール・岩尾
対戦はタレント名鑑のなかから、指定されたドラマのキャストを選ぶもの。
一つ目は2代目うっかり八兵衛、二つ目は実写版ドラえもん。印象に残ったのは岩尾さんの選んだ2代目うっかり八兵衛、なんと「セイン・カミュ」これには笑った。「うっかり日本まで来ちゃいました、みたいな。(岩尾)」
暗転、ダンディの登場。
と、特定の芸人さんの追っかけっぽい女の子たちはここで一斉にトイレに立つ。オイオイ、そりゃあんまりじゃねえの?
寒いキャラとして定着しているダンディだが、確かに寒い。しかし、彼は間違いなくプロの仕事をしているとんだな思いました。
笑いは寒いがダラダラした雰囲気にはならない。テンポも、自分で乱しているのであって、全て彼が作り出した世界。
客席とのやり取りも実は余裕綽々でやっているようで、彼の芸人としてのパワーに感動し、ダンディが少し好きになってしまった。
続いてロバート。これがスゴイ。
まるでスマップでも出てくるかのような熱狂的なもりあがり。まさに黄色い声援。
ネタはお得意の幼児コント。実は私は、もともとロバートとかドランクドラゴンの、キャラネタの面白さがあまり理解できないタイプなので、
レポートでも取り立てて何を書いていいかわかりません。芝居が下手(しもて)に寄ってしまって上手(かみて)がわの人によく見えないというのも辛かった。
トークとかだと結構面白いこと言っていると思うんですけど・・・すみません。
暗転、最後だけに派手な照明、私の目当てでもあるスピードワゴンの登場。
ハリガネロックの登場時とよく似た感じの、実力を期待しての声援と、ビジュアルへの歓声が入り混じった凄まじい盛り上がり。
小沢さんのファンの声援がもの凄く、「今仕事中だから話し掛けないで!」という切り返しも。
ネタは「甘いセリフ」。いろんな甘いセリフを言い、勝手に盛り上がるというもの。いつもながら面白くてあっという間の漫才でした。
私の中では童謡ネタの「♪100M、9秒」が最高のネタで、それを超える大きな笑いはなかったですが、この二人にはすごくひきつけられるものがあり、人気も当然だな、と思いました。
このあとカーテンコールがあって、熱狂しつつも、淡々とライブが終了しました。
実は!呼び込みでロバートに混じって一瞬だけ長井さんが登場していたと思うんです。
ナレーションで何か言ってような気がましたが、よく聞き取れず、スペシャルゲストか何かだと思っていたのですが、結局出てきたのはその一瞬だけ。つうかほんとに長井さんだったのか?!気のせいでしょうか?
東北在住で初めてお笑いライブを見たのですが、最初から本当に豪華で熱狂したライブでした。
ただ、追っかけの皆さんの、客席からの芸人さんへの間を考えない呼びかけがしばしば聞かれ、正直すこし、気疲れもしました。