「肉麻図譜」装幀・造本は、叢書メラヴィリアをずっと手がけてくださっている
(「ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で」も!)阿部聡さんです。
こんかいのボーイッシュ妓女の絵は中野先生のご本のカヴァーとしては
かなりキッチュなのですが、「キッチュだけど格調高くしてクダサイ」とゆう
Kのムチャな希望に阿部さんはみごとに応えてくださいました。

←タイトルを「中華肉麻図譜」にするって案もあったんだけど、絵に載せてみて大爆笑。どーしても「中華肉饅図譜」に見えちゃう。「マントウはいかん!」とゆう中野大先生のお達しで、「中華」をとることにシマシタ(笑)。
→阿部さんが本表紙に選んだのはこの絵。注目は、竹林でおたのしみの奥さまの「台」になってがんばっている召使いの娘サンのこのマナザシ。うーん、ひたむき。



←化粧扉は太湖石。「覗く女」「牡丹」とともに中国春画必須アイテム(解き明かしは本文にて!)。でもこの太湖石、毛が生えてる…。