| 輸入パパイヤから、毎年のように未承認GMパパイヤが見つかっている。日本ではハワイ産GMパパイヤについては承認しているが、他の地域のものはいまだ承認しておらず違法となる。10月17日、ナショナルシーフーズ社が自主的に行なった検査で、ベトナム産パパイヤにGMパパイヤが見つかり、神戸の検疫所が廃棄あるいは積み戻しを指示した。今年4月にはベトナム産酢漬けパパイヤからGMOが検出されている。この間、検査で見つかった未承認GMパパイヤの大半はベトナム産だが、ここ10年ではそのほかにタイ、フィリピン、中国産からも検出され、アジアでの栽培が広がっている実態が示された。いずれもパパイヤリングスポットウイルス病に抵抗力を持たせた品種である。開発したのは米国コーネル大学の教授デニス・ゴンザルベスで、最初はハワイ産パパイヤ「レインボー」で開発され、各国に広がった。ハワイ産については、以前スーパーのコストコで販売されたり、ファミリーレストランの木曽路に置かれたりしたが、現在日本で見かけることはほとんどない。
日本へのパパイヤの輸入先はフィリピンが4分の3を占め、米国産を合わせると99%に達し、その他の国からの輸入は少ないが、その少ないベトナム産からの検出が目立つ。GMパパイヤはアジア各国で無許可での違法栽培が広がっており、そのため年に数回見つかっている。
そのほか未承認の輸入GM作物では、Bt稲を用いた中国産ビーフンや米粉、麺などが見つかっている。2006、2007、2008、2009、2011年と、ほぼ毎年のように米粉や麺から、2015年にはビーフンから3件、最近も2020年に見つかった。中国でもBt稲は違法だが、栽培は続いているようである。
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