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(4) 進行形はどの文型に入るのですか？
進行形は、どの文型に入るのですか。
I play tennis every day.
I が主語、play が動詞、tennis が目的語の〔第３文型〕ですね。時制は現在形。
これを進行形にすると、
I am playing tennis now.
I が主語、am playing が動詞、tennis が目的語の〔第３文型〕。
これが高校の英文法の時間に教える標準的なものです。
I can play the piano well.
と助動詞を使った文では、I が主語、can play が動詞、……。という風に〔助動詞＋動詞〕を〔動詞〕として選ぶと丸がもらえるようになっています。
〔進行形〕の be 動詞も〔助動詞〕とみなしています。
ですから、現在形・過去形など基本の時制が、第３文型の文の進行形は、第３文型。基本時制が第１文型の英文を進行形にしたものは、第１文型となります。
I was running along the river then.
I が主語、was running が動詞、along the river が副詞句、then が副詞の〔第１文型〕。
以上が標準的なものですが、次に私の意見を書いておきます。試験に出たときはこちらを書くと間違いになります。取り扱いには充分ご注意ください。
I am young.
これは、I が主語、am が動詞、young が補語 の〔第２文型〕。
「私は若いという『状態』」を表しています。young は形容詞。
I am playing tennis now.
〔現在分詞〕は〔動詞〕を〔形容詞〕に変えたもの。
私はこのように考えています。つまり、playing は young と同じ〔形容詞〕と考えます。「私は今、テニスをしているという『状態』」なのです。
では、tennis は何かというと、play は形容詞になったとは言いながら、動詞の性格も色濃く持っています。その動詞的性格の play が必要とする目的語です。ただ、この目的語は、文全体の動詞 am の目的語ではなく、あくまでその１段低い下層の動詞 play の目的語です。ですから、文全体でみれば、playing tennis で一つの要素〔主格補語〕となっているわけです。働きとしては、playing tennis で〔形容詞句〕とみています。形容詞は補語となれますから。
動詞の変形（to 不定詞や動名詞・過去分詞）が、目的語や副詞を従えて文に登場することはよくあります。
Playing tennis is fun for me.
この例文では、Playing tennis が〔名詞句〕になり主語となっています。
Playing tennis with my favorite friends is fun.
このように with my favorite friends と〔副詞句〕なども引き連れてくるときがあります。でも Playing tennis with my favorite friends 全体で主語になっています。
このように、現在分詞の目的語や、それらを修飾する語句もまとめて、be動詞の〔補語〕となる。このように考えます。
〔現在分詞〕は「〜している」という意味を持つ〔形容詞〕。
I am playing tennis now.
は、I が主語、am が動詞、playing tennis が補語 の〔第２文型〕、
となります。
この考え方で行くと、進行形はすべて〔第２文型〕ということになります。