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中央水産研究所海区水産業研究部 地図

2003年7月21日(月)・・・海の日

全景

毎年、海の日には海関係の施設の一般公開があります。 三浦半島は、海に囲まれ、地形が入組んで湾が多く、生物が多く、 東京湾の入り口で、東京に近く、交通の便も比較的いいなど、 好条件が揃っているのか、かなりの多くの施設があります。

今年はやや天気が悪かったのですが、横須賀の相模湾側、 荒崎にある、中央水産研究所海区水産業研究部の一般公開を見に行きました。

実は、荒崎には一度遊びに行った事があるのですが、研究所などあったっけ?、 ぐらいに印象が薄かったのですが(笑)。 三崎口から荒崎行きのバス (大人310円、ファミリー運賃 (=京急バスで春夏冬休みに、大人1人につき小中学生1人が無料になる) 適用期間だったので、小学生は無料) で終点まで乗って、少し歩いたところにあります。 行って見た感想は『小さい研究所』。 『海洋科学技術センター』と比べてしまうと、 規模も予算も、月とすっぽん。 階段の踊り場に調査船の写真が飾ってあったけど、小さな漁船(笑)。 でも近海の調査をしてるようなので、それで十分なのかな。

研究所の規模は別にして、研究は近海や養殖漁業に関する研究をしている様です。 『放流魚の資源添加を考慮した資源評価方法』『ヒラメ体色異常の原因を探る』 『マアナゴ仔魚が沿岸海域へ来遊するプロセスを探る』など、 まじめな研究の展示をしていました。

研究内容とは別に一般公開で『海の中のオスとメス』というテーマを設けていました。

魚の中には、成長と共に性別が変るものもいて、 オスからメスに変る魚と、メスからオスに変る魚がいます。 オスからメスに変る魚はつがいで生殖する行動をします。 メスが卵をたくさん作れるように、大きく成長してからメスになるようです。 一方メスからオスに変る魚は、オス一匹が多数のメスと生殖行動をします。 多数のメスを相手するため、大きく成長してからオスになるようです。

魚・カニ・エビ・タコ・イカなどのオスとメスの見分け方も展示していました。 知ってる人も多いかもしれませんが、タコやイカのオスは精子を入れた袋を作り、 これを脚の1本を使ってメスの体内に入れます。 このため、タコやイカはオスには先端に吸盤が付いていない生殖腕があり、 これで見分けポイントだそうです。 よく見ないとわからないけどね。 魚やカニやエビなどは、卵や精子を出す穴の位置や形で見分けるようです。

庭には採集用の網などが展示してありました。 そして、なぜか、投網体験をやっていました。

子供に人気があったのは、タッチプールで、 カニ・小魚・ウニ・ヒトデ・ナマコ・ヤドカリなど触ってギャーギャー言っていました。 イカも2匹いたのですが、あまり触ってる人がいませんでした。 持ち上げてみると、逃げようとして、けっこうな水量で、水をビュウビュウ噴射してました。

関連リンク

中央水産研究所(http://ss.nrifs.affrc.go.jp/)


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Presented by Ishida So