キーコーヒー株式会社 第54期定時株主総会、質疑

質問 連結貸借対照表の資産のその他は何か。
回答 イタトマの店舗などが入っている。差し入れ保証金が18億円、などある。

質問 イタトマはナムコとキーコーヒーの合同出資だったがなぜ買ったのか。 フードメニューがよくなったが、株を買い増すのか。
回答 ナムコと共同で行っていたが、ナムコが飲食から撤退するため買い取った。 ナムコがまだ少し持っている。 100%にするのではなく共同にしている。

質問 株主優待、前の方がいいので売っていただけないか。
回答 株主優待品の株主限定ブレンド、今はモカが主体。 販売は今は考えていないが機会があれば考える。

質問 ロシアや中国でコーヒーを飲むようになった。 その中でコーヒーをゲットするための策は? 先物との話もあったがどうなのか。
回答 以前から生産地で品質の高い所は年間契約で調達をしている。 カップテスト記録のファイリング情報を産地の人とやり取りして、人と人との関係を築いている。 産地の人と味の話をして信頼関係を築いている。 正しい評価と正しい値付けが必要。
質問 関連事業、アンテナショップ、関連会社は、飲食業を増やしたいのか、消費者動向を掴みたいのか。 飲食業は飽和なので参入するにはよほどでないと不可能である。
回答 イタトマはM&Aとしてでなく、いろいろな事情で子会社となっている。 販路と考えている。 キーコーヒーコミュニケーションで新しい機軸のショップをしている。 アンテナでお客様に展開するため。 オフィスコーヒーや通販もしている。

質問 当期の見通しはを教えて。
回答 4.6%増収計画、利益で4.7%増を計画。 現在順調。 豆はさらに高くなると考えている。 価格の設定、数量増、この四半期は計画通り。
質問 利益処分案で株主配当が少ないようである。 配当を増やしていけるのではないか。
回答 配当政策は業績に応じ安定的に行いたい。 48期以降年間20円を維持している。 過去7〜8年をみると30%弱の配当性向となっている。 コーヒーをしっかりつくるために投資をしていく。

質問 朝のコーヒーはおいしい。 昨年よりいい回答でうれしい。 ブランドを高めるため、個人株主は応援団と考える。 増やす方法は何か考えているのか。
回答 優待品などで行っている。
質問 関連事業がよくわからない。 coffe fanに関連する店についても書いてほしい。
回答 キーコーヒー単体にものを紹介したいという気持ちが強いので、その他で関連企業を入れている。 前向きに検討する。 ホームページなどでも紹介したい。

質問 ミニ喫茶店を開いてキーコーヒーの方に指導をいただいた。 営業マンがタバコの匂いがする。 これは考えてもらいたい。 汗だくできた。 車で来たらと言ったら、出してくれないとの事。 もう少しゆとりを持ったらどうか。 おかげさまで市場リサーチは駄目と言われたが客足も増えてきた。
回答 真摯に受け止め教育したい。 引き続きよろしくお願いします。

質問 優待品に関して、他社だが発送業者で個人情報を盗まれたとお詫びがあった。 個人情報をどうしているのか。
回答 個人情報保護法により、社内のお客様情報や通販の情報や株主情報は、社内で規定を作りしっかり管理している。 優待に使う株主名簿はその重要性を理解している。 業者に作ってもらい電子データは回収している。
質問 300株、どのくらいの人が買い増したか。
回答 300株優待で300株の株主が2195名増加した。
質問 株主総会の案内のプレート、もう少しロゴを大きく。 いくつかの会社の総会があったので、遠くから見るので考えてほしい。
回答 案内看板は来年は対応したい。
質問 28条で取締役会をしたとみなす条項があるが、その代償は何か。
回答 みなし条項は会社法に基づいた改定。 フェースツーフェースを基本にして緊急時に行いたいと考えている。
質問 コーヒーの相場のグラフもうすこしわかりやすく。
回答 相場と為替は指標になっていて、指標に基づいて価格が変わってくる。 この価格で買っているのではなく、流れを示している。

質問 増資をする考はあるかど
回答 手元資金があるので今のところ増資は考えていない。 株式の流動性が低いので株数を増やすことは考えていきたい。
質問 千葉の野田市から来ている。 すでに老人社会になっている。 他のコーヒーメーカーは病院などでキャンペーンをしているが、 キーコーヒーでキャンペーンとか株主への割引とかあるとたすかる。
回答 病院の中でいくつかのチェーンが出していると聞いている。 病院となると客も多い。 キーコーヒーのブランドは出ていないが、お客様で病院関係の店がもある。 コーヒー提供で中高年にセミナーをすることもある。 コーヒーを飲みながら話をするようなこともしている。 株主への割引は、キーコーヒーのギフトの株主割引をしているが、考えていきたい。

質問 コーヒーショップが減る中で、コーヒーの販売、業務市場は3%の伸びとあったが、業績の詳細を教えてほしい。。 マーケットの状況とシェアについて教えてほしい。 家庭市場は競争激化とあるが詳細を教えてほしい。 12%の価格アップは数と売り上げにどう影響しているのか。
回答 家庭市場は54期2%ダウン、コストが上がったため。 過度な競争を避けたため前期より12%の値段アップ。 数量は予想通り10%ダウン。 売り上げは前年並み。 店舗価格はほぼ上がっている。 6月以降にこの効果が現れている。 業務市場は、販売先は5万口座あり外食の約半分は取引があると考えている。 喫茶は減っているが外食でのコーヒーは堅調で喫茶市場は伸びが期待できる。 コーヒー専門のお客様に強化したい。 シェアは10%強。
質問 イタトマ、既存店が前年比でどうなのか。 トータルでキーコーヒーにマイナスだと思うが、今後どうなのか。
回答 イタトマの既存店は96.2%。 全体として3%増えているが、既存は少し減っている。 利益は現存会計の導入で神戸の店で投資の回収が進まず、減損処理をした。 また、繰り延べ税金資産の取り崩しがあり、これがイタトマのマイナス要因。 19年度は2500万プラスになる予定。 この2〜3年で足場を固めたい。
質問 内部統制のシステムで仕組みとしては理解できるが、100を超える拠点の監査で、監査スタッフは何人いて監査頻度はどのくらいか? 十分なのか。
回答 内部監査について、監査室のスタッフは6名。 年1回は全国の事務所を周っている。 会計、仕事の進め方、見た目、世の中の事象など、月1回議論している。 他社事例もよく調べてて観察してもらうようにしている。

質問 キーコーヒー単体の財務は? 特別積立金はどうするのか? ハゲタカファンドが気にするところである。
回答 コーヒーメーカーなので、生産設備投資に使う。 今年は東北の工場を改修したい。 グループへの投資をできるように備えたい。

質問 セグメント別の売上高と利益は。
回答 セグメント別の情報について、 飲食関連1億弱の経常利益、その他1億弱の経常利益である。 事業市場、売上げ196億、利益非公開。 家庭市場、売上げ130億、利益非公開。 OCS、売上げ130億、利益非公開。 原料、売上げ92億、利益非公開。
質問 オフィスコーヒーサービス、今後はどのようにするのか。
回答 OCSについて、キーコーヒーサービスをS46年に設立した。 OCSのパイオニアとして35年行ってきた。 昨年4月よりキーコーヒーコミュニケーションに営業を移した。 売り上げは3億5千万円である。 最大手ユニマットなどのオペレータがあり、キーコーヒーが収めているオペレータも多い。 今期は123%の事業拡大を目指している。

質問 ブランド、イタトマはブランドとしては陳腐化している。 ブランド戦略は?
回答 ブランドは20年たった。 カフェジュニアに変わって入りやすくなったとの評価もあり、店舗も地方で強い。 ブランドは使えると考えている。 上海に進出するに当たり、イタトマの方が目立つケーキなので、使った。

質問 食品会社で怖いのは何かあってイメージが一気に悪くなること。 コンプライアンスの取り組みはおそらく機能していると思うが、更なる強化のために社外取締役を入れてほしい。
回答 社外がいいか監査役会で議論を行い、現段階で予定はない。 業務執行なのでよく知っている人があたっている。


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