横須賀市がYRP関係者のみのツアーを開催しています。 2010年5月15日は月齢は1日のほぼ新月、大潮の日でした。 この日、「横須賀の魅力発見ツアー」に行きました。 よこすかの軍港めぐりツアーを拡大して、軍港めぐりから、第二海堡を周って、猿島まで行くコースです。 オプションでバーベキューができます。
10時すぎショッパーズプラザの脇を出航した船「シーフレンド1」は、米軍基地と海上自衛隊基地の前を通り、軍港の観光をしました。
海上自衛隊基地には、赤いカンガルーマークのオーストラリア海軍フリゲート艦「ニューカッスル」が停まっていました。
軍艦の色は、その国の水平線の色だそうで、オーストラリア海軍の船は自衛艦より明るい色をしていました。
そのほか、自衛隊の船が多数停まっていました。
最も大きいのは、就役から1年ちょっとのヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」、海上自衛隊最大の船だそうです。
いつか公開日に乗れたらいいです。
また、3月に就役したばかりの海洋観測艦「しょうなん」も停まっていました。
米軍基地は、73の番号を付けた、米海軍原子力空母「ジョージワシントン」が一番の注目です。
長さ333m、排水量10万4千トン、乗員6500名、最高速度30ノット(60km/h)だとか。
そのほか、自衛隊の船が多数停まっていました。
最も大きいのは、就役から1年ちょっとのヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」、海上自衛隊最大の船だそうです。
いつか公開日に乗れたらいいです。
また、3月に就役したばかりの海洋観測艦「しょうなん」も停まっていました。
海上自衛隊基地から、荒井の掘割に入ります。 荒井の掘割は人口の堀で、明治の初めみ海軍が横須賀港と長浦港を直結するために作ったそうです。 そのため、元々半島であった所が吾妻島(あづましま)という島になっています。 荒井の掘割は制限区域で、一般の船はなかなか入れない場所です。
ちなみに、吾妻島のあづまは、我が妻の意味で、日本武尊の妻の弟橘媛の事で、弟橘媛は海を鎮めるため、この場所で入水したそうです。
東を「あづま」と呼ぶのは、ここが由来だそうです。
長浦港には海上自衛隊司令部があります。
司令部には、艦番号170の護衛艦隊直轄艦の「さわかぜ」が停まっていました。
引退予定で、艤装も外されつつありました。
長浦港の真ん中には艦番号の消された自衛艦が停まっていました。
自衛艦は機密があるので売却は出来ず、スクラップになる予定だそうです。
長浦港の奥には艦番号302の掃海艦「つしま」と海上保安庁の巡視船「たかとり」が停まっていました。
「つしま」は機雷掃除用で、磁気に反応する機雷対策で、船が磁力を帯びないように、木造船です。
艦番号 | 艦種 | 艦名 |
108 | 護衛艦 | あけぼの |
177 | イージス艦 | あたご |
181 | ヘリコプター搭載護衛艦 | ひゅうが |
3508 | 練習艦 | かしま |
125 | 護衛艦 | さわゆき |
3515 | 練習艦 | やまぎり |
424 | 補給艦 | はまな |
122 | 護衛艦 | はつゆき |
5106 | 海洋観測艦 | しょうなん |
長浦港を出て、船は東京湾を横断し、第二海堡に向かいました。
第二海堡までは向かい風で、けっこうな距離がありました。
波高は40〜60cmで、船の2階部分にも波が被る事がありました。
大型船の隙間を縫うように第二海堡まで来ると、そこは護岸工事でクレーン車多林立していました。
第一海堡も近くに見えました。
南側は護岸か工事中で、かなりきれいになっていました。
今は上陸禁止だそうですが、以前は八景島辺りから船が出ていたそうです。
工事が終わって、立ち入り出来るようになったら、一度行って見たいです。
南側から反時計回りにぐるりと裏に回ると、北側はかなり崩れていました。
関東大震災で崩壊してそのままという感じです。
そのなかに黒焦げの消防訓練施設とか、灯台とか、何かわからないアンテナとか建っていました。
北側は浅瀬になってるっぽかったです。
第二海堡からは猿島へ向かいます。 第二海堡への行きと違い、帰りは追い風で、船上では無風状態でした。 ジリジリと太陽があつくなりました。
ちょうど12時前後、大潮の干潮時刻で、シーフレンド1では猿島に停まれないということで、一度、三笠桟橋に行き、
底の浅い別の船「しーふれんど2」で猿島に渡りました。
砂浜はバーベキューをする人であふれていました。
私達家族もバーベキューをしました。
砂浜にビニールシートを広げて場所の確保。
火を起して、肉や野菜を焼きます。
野菜とかを切って持っていったので、調理の手間が省けました。
焼けた端から食べて、最後に焼きそばを焼きました。
意外と短時間、1時間ぐらいで食べ終わってしまいました。
バーベキューセットを返して、猿島の探検に出ました。
猿島の頂上には、監視所があります。
ショッカーの基地です。
昔は登れたのですが、立ち入り禁止のロープが張られていました。
錆びてボロボロで危ないからでしょうが、残念です。
猿島の北側に何箇所か砲台があります。
江戸時代の砲台後、元卯ノ崎台場跡の先の階段を下りると岩場になっています。
引き潮で、まだかなり水が引いていました。
そのまま岩場をつたって行くと、日蓮洞窟まで行くことが出来ました。
といっても、ガケ伝いで、穴だらけの、危ない道、というか道はありません。
潮が満ちたらとても行けない所です。
通れてラッキーでした。
日蓮洞窟も昔は入れたのですが、ロープが張られて立ち入り禁止になっていました。 江ノ島まで続くか確かめるのは無理です。 周って見ると猿島はずいぶん整備されてきれいになっていて、荒れた無人島の雰囲気はなくなっていました。
Presented by Ishida So |