2010年9月12日、航空100年記念羽田空港D滑走路ウォーキングに行きました。 事前に葉書による応募です。
モノレールの新整備場駅で受付を行い、空港のバスでD滑走路に向かいます。 バスが走るのは空港の外になりますが、すぐ左手は空港で、東西を結ぶ誘導路があり、近い距離で飛行機が見えます。
首都高を渡って、空港沿いに右手に進むと、左手の空港内は整備エリアになります。
その先には、大きな金網が見えます。
整備後の機体をテストする場所だそうで、金網は、多分、エンジンの排気を上空に逃がすブラストフェンスだと思います。
その先、バスは、トンネルをくぐった後、羽田空港の南側から空港内に進入します。
前に、D滑走路の展望台があった場所の近くです。
進入した入口の正面にはANAの整備場がありました。
新しく作ったものだそうです。
空港に入って東に進むと、D滑走路の入口がありました。 新しい消防署の建物もあります。 D滑走路で事故があった際に駆けつける時間を考えると、新しい消防署が必要なんだそうです。 羽田空港からD滑走路への誘導路は、まだ金網で塞がれていました。 誘導路の下をくぐって、橋を渡って、D滑走路に入りました。
途中の橋の橋脚はピカピカしていました。
ちょっと値段が高いステンレス素材だそうです。
建築費はあがりますが、その後のメンテナンス費用が下がるのでトータルではよいそうです。
途中、何台ものバスとすれ違いました。
国土交通省主催のD滑走路ウォーキング以外に、大田区主催の羽田EXPOでのD滑走路見学バスツアーもしていたようです。
滑走路に入ると、そこは見渡す限りアスファルトで舗装された場所でした。 飛行機内から見る滑走路は、飛行機の高さから見るのでそれほど広く見えませんが、バスの窓の高さからだと、とにかく広く見えました。 D滑走路は、滑走路の先は海で、何も見えないのでさらに広く感じたのかもしれません。
滑走路の東端のあたりでバスを降りました。
ここから500mほど歩きです。
滑走路の東の方には、アクアラインの入口が見えます。
ピラミッド型の建物ですが、上部が切り取られています。
飛行機の邪魔になると、カットされてしまったそうです。
はるか遠くに羽田空港の管制塔が見えます。 新しい管制塔は日本一の高さ、世界でも3番目の高さだそうです。 旧管制塔ではD滑走路が見えないため、新しく作ったそうです。
滑走路はこれだけ広いのに、触ってわかるほど、削ったように平らになっていました。
滑走路には大きく×印のシールがしてありました。
おおきすぎて、言われないと気がつかない大きさです。
滑走路番号が書かれていると思われるあたりも、黒いビニールシートで覆われていました。
間違って飛行機が下りてしまわないようにするためだそうです。
滑走路の中心と端には、誘導路灯火がありました。 近寄って見たのは初めてです。 滑走路中心の灯火は地面に埋まっていましたが、滑走路脇の灯火は地面から飛び出ていました。
滑走路の端には、妙な形のものが建っていました。 風向灯でしょうか。 丸い輪の部分に吹流しが付いて、上から照らすのかと思います。
滑走路脇の海側に鉄塔が立っていました。 上部に風向風速計らしきものが付いていたので、風向きを計るものと思います。
「D」とか「Y」とか書かれた誘導路の案内もあります。 遠目でわからなかったですが、近くに行ったらかなりの大きさかもしれません。
滑走路の中心に立ってみると、地の果てまで滑走路が延びて見えました。 気のせいか、平らというよりも上に向かって伸びているように感じました。
20分ぐらい歩いて、帰りのバスに乗りました。
飛行機気分で走る人でもですかなと思っていましたが、 滑走路が大きすぎて、滑走路上にいる実感がわかないためか、 それとも暑かったためか、ただ広いところを歩いたという感じで終わりました。
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