訳: 岡橋 一輝 最終更新日: 1999/6/13 --- Network Working Group J. Postel Request for Comments: 867 ISI May 1983 Daytime Protocol いまなんじのプロトコル この RFC は ARPA Internet Community の標準を規定している。ARPA Internet に接続しているホストは、Daytime Protocol を実装する際にこの標準を採用する ことが望ましい。 ネットワークのデバッグ・測定ツールとして便利なもののひとつに daytime サ ービスがある。daytime サービスは、入力に関わらず単に現在日時の文字列を送 り返すだけのサービスである。 TCP による Daytime サービス(TCP Based Daytime Service) daytime サービスの一形態は TCP コネクションを取り扱うアプリケーショ ンとして定義される。サーバは TCP の 13 番ポートで接続要求を listen し コネクションが確立すると現在日時を表す ASCII 文字列を送り返す(受け取 ったデータは捨て去る)。現在日時を送り終えると、サービスはコネクション を閉じる。 UDP による Daytime サービス(UDP Based Daytime Service) daytime サービスのもうひとつの形態は、UDP データグラムを取り扱うアプ リケーションとして定義されている。サーバは UDP の 11 番ポートを listen し、データグラムを受けとると、現在日時を表す ASCII 文字列を応答用のデ ータグラムに入れて送り返す。(受け取ったデータは無視する) 現在日時の構文(Daytime Syntax) 現在日時には決まった構文が存在しない。とは言っても、ASCII の印字可能 文字、スペース、復帰文字、そして改行文字のみを使うのが望ましい。また、 現在日時は一行だけで表現すべきである。 よくあるのはこういう構文: Weekday, Month Day, Year Time-Zone Example: Tuesday, February 22, 1982 17:37:43-PST SMTP で使われている構文もよく見かける: dd mmm yy hh:mm:ss zzz Example: 02 FEB 82 07:59:01 PST 注意: 機械用の時間を要求する場合は Time Protocol(RFC868)を使うこと。