ゼロヨンQ太
コロコロコミック/小学館
池田淳一
全6巻



コインシュート!セーリングダンス!

「とにかく流行ものなら何でも漫画にしてしまえ」
というのは、当時も今もジャリ漫界では至極当然な見解なのですが
ハッキリ言ってチョロQなんてどうやって漫画化するのでしょう?
ご周知の通り、「チョロQ」とはタカラが発売したゼンマイ動力の小型自動車玩具。
そのコレクション性と洗練されたデザインで、80年代前半、子供たちに大人気を博しました。

しかし所詮はゼンマイ動力。
RCカーのように自在にコントロールできるわけでも
後に登場するミニ四駆のように長時間走行できるわけではありません。

「プラモ狂四郎」のように仮想世界で戦うのか?
それとも「エスパー太郎」のように超能力でマシンを操作するのか!?

果たしてこの「ゼロヨンQ太」。
いかなる方法を用いてチョロQを漫画作品として
成立させているのでしょう!?


登場人物


Q太

本名:向江弓太。
チョロQのチャンピオンにて、愛車マグナム号を駆り、次々と難コースを制覇する!
得意技は曲げたコインを装着して自在に走るセーリングダンス。


ミキ

本名:西条美樹
関西弁を話す、この作品のヒロイン。
・・・・というには余りある実力を持つ(なんとQ太にも一度勝利している)。
ホビーデパート「ギャブレット」の看板娘だ。


サブ

本名:桜木三郎
初回からQ太の仲間として登場していたが、影が薄い・・・。
特技に「何でもこなせる芸達者」と言われていたが、役にたったのはQ太に向かってダイコンを投げたときだけ(詳細は後ほどw)。


バロン

本名:友野番論(つぎのり)
Q太のライバル!・・・として揚々と登場したものの、それ以後はまったく目立たず。
電気屋の息子らしい。


椋夫

本名:高村椋夫
ディオラマが得意な気弱な少年。
要所要所で活躍する縁の下の力持ち。





1巻エピソード



いけ!マグナム


「いけいけマグナム〜〜〜〜っ!」
今日もチョロQレースでライバルたちをぶっちぎるQ太とその愛車・マグナム号。
このまま独走態勢でゴールか!・・・と思いきや。


突然現れたバロン!
バロンは自ら改造したチョロQ「バロン・スペシャル」でQ太に挑戦してきた!!


これが「バロンスペシャル」。
そのスピードの秘密は、ブルモーターのゼンマイを自作・強化したことにあるらしい(う〜ん、よく分からん)。
とにかくその凄まじいパワーの前に、マグナム号との対決は引き分け。
勝負は明日までひとまずお預けとなった。


しかし翌日、学校の持ち物検査の前にマグナム号は没収されてしまった!
「マグナムを取られたら明日から何をしに学校へ来るんだよ〜!!」
しかしQ太、先生の給食に下剤を混ぜ、下痢にさせてその隙にマグナムを取り返そうという犯罪ぎりぎりの作戦を思いつく。

没収物の入ったロッカーの鍵は職員室の机の上だ。Q太、チョロQを走らせて鍵を引っ掛けて取り返すことを思いつくが、鍵にたどり着くまでには、様々な障害物をクリアしなければならない。

そこでQ太、チョロQに複雑に曲げたコインを挟み、右に左に自在にカーブさせる必殺「セーリングダンス」で机上の障害物を避け、ロッカーの鍵を取り返す!(えええ!)


「うぉぉ〜〜っ!チョロQが自力でカーブした〜〜〜ァ!?」
これが後々まで語られるQ太の代表的秘技、セーリングダンスだ!
君も一度は試したことがあるはずだ!(コインが曲げられず挫折した人99%)


見事マグナム号を取り返したQ太。
さあ、今度はバロンと決着を付けるために、屋上でレースだ!!

しかしバロンは強敵だ。
そこでQ太「ばあかめ!走らせるだけがチョロQじゃね〜んだぁ!」・・・とマグナム号を思いっきり投げる!

投げられたマグナム号は敵車の上を次々と跳ねてゴール。
これぞ必殺「ローリングジャンプ」だ!(ええええぇぇ!?)

かくして、放課後屋上レースはQ太の優勝で幕を閉じた(第1回からこれかよ・・・)。


飛べ!!マグナム!!


公園でチョロQレースに興じるQ太。
しかし勢いあまって道路に飛び出したマグナム号、通りすがりのバイクに轢かれてしまう!
慌てふためくQ太。しかしバイクの運転手、真庭ひろしは、マグナム号を修理してくれると言う。

ひろしの自宅にてマグナム号の修理に取り掛かろうとしたとき、なんとマグナムはチョロQと呼ばれる前に少数生産された、幻の「豆ダッシュ」であることが判明した!


熱狂的チョロQコレクターでもあるひろしは、「マグナム号をくれないか!」とQ太にせがむ。
しかしマグナムはQ太にとってもかけがえのない宝物。そう簡単に譲るわけにはいかない。

そしてQ太はマグナム号を、ひろしは自分のコレクションすべてをかけて、チョロQレースで勝負することになった!


いよいよひろしとの勝負が始まった。
なんと海面にジャンプ台を作り、孤島に着地するというとんでもないコースで雌雄を決することになった!
うまく着地できないと、マグマムはたちまち海の藻屑となってしまう!

しかしQ太、予め天気予報で台風が近づいてくることを知っていた為、その突風を利用してジャンプ!
マグナム号のドアを羽代わりに空中飛行!
見事着地に成功!

かくしてひろしとの勝負に勝利したQ太。
ひろしのコレクションを受け取る権利があるのだが、それを放棄!
「本当に大事な宝物ってのは、なんだってひとつっきりさ〜!」



R・Cカーに挑戦


東海スピードウェイでのレース観戦の帰り、原生林の中にある岩に彫られた自然コースでチョロQレースをすることになったQ太たち。
しかしそこに着くまでに、命より大切なマグナム号を落としてしまう!

そこに現れたサングラスの男、よく見るとその腰にはマグナム号が・・・。


マグナム号を取り返すため、サングラスの男のRCカーと勝負することになったQ太!
しかしRCカーとの性能差は歴然!(当たり前だ)
そこでQ太、磁力タイヤで路面に張り付き、あとはそこら辺に生えていた葉っぱでマグナム号をくさび形にし、最高速でコーナーを駆け抜けることを思いつく。
名づけて「スライダーダッシュ!」

辛くも勝利し、マグナム号を取り返したQ太。
そしてサングラスの男こそ、本職のレーサー神谷悟だった(子供のチョロQ相手にRCカーでレースするプロのレーサーって・・・)。



チョロQウィンターレース


いよいよやってきたチョロQ全国大会。
仲間のサブ、バロンと共に予選を勝ちあがったQ太は、美雪山スキー場にやってきた。
そこで第1回の優勝者、鎌太郎と出会う(しかしなんでこんな格好しているんだろうか、コイツは)。



これが全国大会が行われる氷の城。
入り口がトンネルのようになっていて、中をチョロQを走らせる。
なぜこんなところでレースしなければならないのか!?



そして始まった決勝レース!
サンドペーパーを巻いたタイヤで凍った路面もスイスイ走るマグナム号だが、勢い余って転倒してしまう。
しかし車体に取り付けられてロールバーは、実はソリだった!

スキーの要領で路面を滑走し、鎌太郎のサンダーバードに追いついたマグナム!(すでにチョロQではない・・・



そしてついに氷の城のトンネルにさしかかる!
しかしあまりの直射日光と会場の熱気に、氷の城が溶け出し、ついには倒壊してしまった!(ぉぃ)

からくも脱出したマグナム号、天井に帆を張り、追い風を利用してサンダーバードを追い抜く!
かくして、第2回チョロQレース全国大会はQ太の優勝で幕を閉じた。



無敵兵士をうちやぶれ!


コンバットチョロQ相手にマグナム号でレースに勤しむQ太。
今日も独走のブッチギリだ!(ってコンバットチョロQって早く走るためのマシンじゃないのでは!?)。
そこへ謎のメカがやって来て、みんなのコンバットチョロQを蹴散らしてしまった!



「甲斐座シュンと特Qコマンド隊参上〜〜〜っ!」
謎のメカを操り、みんなのチョロQを破壊したのは彼らだった。
甲斐座はQ太たちに「俺のドッグゲームの挑戦を受けてみろ〜!」と挑戦状を叩きつけてきた!
果たして「ドッグゲーム」とは!?



ドッグレースとは、言うなればチョロQのアメリカンフットボール。
相手のディフェンスを打ち破り、チョロQをゴールに飛び込ませれば勝利だ。
そして相手ゴールにはこんなロボットも・・・。
頼むからチョロQで勝負してくれよ。



戦力的に圧倒的不利なQ太チーム。しかしチームワークで切り抜ける!
みんなの尊い犠牲により、ついに敵ゴール前までやってきた。
しかし鉄壁のロボ、キーパーの前に、ことごとくその突進を阻まれる!

そこでQ太、マグナム号にコインを2枚はさみ、ダブルチャージでジャンプ!(どんな原理だ)
無敵ロボットの腕を駆け上がってゴールに飛び込む。

「なんたってチョロQは男のスポーツだからな〜!」
よく分からない理屈だが、とにかくQ太の勝利だ。



ゼロヨンQ太その2へ続く



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