「信濃町 野尻湖」 (3)
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■ナウマン像
 1948年に地元の旅館の主人が偶然ナウマンゾウの臼歯を発見したことにより、1962年から湖底や湖畔での発掘調査が始まった。発掘が行われるのは、野尻湖の西岸の立が鼻という岬付近の湖底で、「立が鼻遺跡」と呼ばれ狩猟及び解体場の遺跡である。春先に発電による湖水面の低下のため湖岸が沖合に水位が下がる時期に合わせて3年に1度の行われ、全国から多くの人が訪れることでも知られています。
 現在までに多くの石器、骨器、ナウマンゾウやオオツノシカの化石などが出土した。その他、ナウマンゾウの足跡や貝のもぐり跡などの化石も見つかっています。
 
参考イメ−ジ 長野県県立歴史博物館(千曲市)展示のナウマン像


■野尻湖の西岸・立が鼻岬

 野尻湖は、48の岬があるといわれ、入り組んだ湖の形が芙蓉の葉のように見えることから、「芙蓉湖」とも呼ばれています。湖岸線長は15.6km、面積4.43ku、最大水深38m、湖面標高656.8mです。
 周囲を北信五岳と称される斑尾山(1381.8m)、妙高山(2454.9m)、黒姫山(2053.4m)、戸隠山(1904.0m)、飯綱山(1917.4m)が取り囲み、野尻湖の景観をすばらしいものとしていて、上信越高原国立公園の一部にもなっています。
大型遊覧船が3隻、運航しており半周コースと1周コースがあります。




■弁天島

野尻湖には琵琶島があり、弁財天を奉った宇賀神社があることから弁天島とも呼ばれています。
島の名のとおり弁天様で女性の神様です。それゆえに湖で溺れて沈んだ男女は、女性は浮いてくるが、男は二度とこの世に姿を見せぬと言われております。




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