この道 : 国道154号線
国道マニアの間には、『港国道』と言う言葉がある。あるいはもう少し一般的な概念なのかもしれないが、その名の通り経路上に港がある国道のことだ。経路上とは言うものの、多くの場合は起点か終点が港になっている。 |
道路法による国道定義で154号線に関係すると思われるのは、『港湾法に規定する港湾、重要な飛行場または国際観光上重要な地と高速自動車国道又は第一号に規定する国道とを連結する道路』。 |
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名古屋港側から見ると“Garden Pier”という英語表記しかなく、若干不親切とも思えるガーデン埠頭交差点を出発。北にある終点に向かって走る。 |
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築地口交差点付近では、154号線の経路が非常に不明瞭になる。全線走破などと言う酔狂に挑んでいるのでもなければさしたる問題ではないが、築地口交差点で右方向に進み、その直後今度は左方向へ侵入するのが正しい154号線のルート。築地口交差点あたりまで進むと、国道23号線の高架が見えてくる。23号線に乗るのも少々ややこしく、もう少しスマートに出来ないものかとも思う。 |
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154号線の一区画東側は、もう堀川である。23号線と交差直後の住宅地帯が終わり、千年交差点に至る手前あたりまでは、堀川沿いに海運業者の倉庫や大手企業の工場が建ち並んでいる。どうやら工場の近くから直接海に出られるようになっているらしい。反対車線側には住宅や病院、学校などがあって、こちらの方が生活臭がある。 |
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自転車で全線走っても、20分かかるかどうかと言ったところだろうか。国道1号線との交点である終点、白鳥交差点にたどり着いた。写真は、1号線側から名古屋港方向を撮影したもの。 |
大都市の湾岸地区はどこでもそうだが、154号線の走る区間は埋立地なのだろう。終点近くには、旧東海道・七里の渡し跡(1号線レポ参照)があり、往時はこのあたりが海岸線だった事を物語っている。 |
ロケ地:名古屋市営駐輪場(名古屋港) |
今回使用した車 自転車/イオン社製(排気量:乗り手次第?) 国道154号線総括 短い上に、まっすぐ、平坦、歩道もやたらに広いと、自転車でも非常に走りやすいコース。区間が短いと言う不利もあって、道自体はさほど魅力的ではない。 今回は起点終点に対して忠実にあるため、名古屋港側から市街地に向け走ったが、名古屋市南部在住者がガーデン埠頭あたりを目指し、サイクリングがてら走るのが一般的だろう。 |