チェーンメール

オ〜プン〓TDS〓 AB型Rh(-)献血のお願い 「橘あゆみ」型
幸福のメール M氏 曲がナイスだよ
100人の地球村 ペットショップの店じまい



 オ〜プン〓TDS〓

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓ディズニーシー〓〓〓完成を祝って〓〓〓〓〓〓『あのミッキーが〓みんなのもとにやってくる〓』この〓を大切な友達6人に送るとミッキーが曲とともに幸せまで運んでくれます〓しかし幸せと曲を独り占めしようとしている人はミッキーから何ももらうことができず不幸になってしまうから気をつけてね〓(※6人の大切な友達に送るときはFw:は消してから送ってね〓もちろん送り返してもOKだよ〓)〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
http://...(以下省略)


 〓部分はiモード専用絵文字。文末のリンクをクリックすると文中で述べられている『曲』がダウンロードされる仕組み。

 メールに何らかのプログラムが仕込まれていて、それを実行すると勝手に110番につながったり、携帯を使用不能の状態にしたりするチェーンメールは存在する。ただし、コンピュータウイルスのように感染するものは今のところまだないようだ。
 





 AB型Rh(-)献血のお願い

2000年5月ごろ、ある内容のチェーンメールが日本全国に広まった。本体がかなりの長文で、バリエーションも多いので内容を要約すると以下の通り
・ある女性が妊娠したのだが、【全前置胎盤】という症状が発生したため入院した。
・全前置胎盤の場合、出産は帝王切開で行わなければならないので、手術の際には輸血が必要になるのだが、輸血用血液が足りない。
・手術実施時期は7月上旬(母体の状態によって早まる可能性あり)
・必要血液量は1〜10リットル。病院確保量は1、8リットル。
・輸血に利用する血液の採血への協力を求める(採血の方法等に関する説明あり。採血に関する検査等は日医大永山病院で行う旨も伝える)。
・なるべく多くの人にこの情報を伝えるように依頼する文章あり。


 このメールで伝えられた内容は事実で、この女性はAB型Rh(−)という数万人に1人の非常に珍しい血液型だったのだが、このメールのおかげで多くの協力者が現れた。

 このメールの件に関して、大学病院はホームページ上で言及しているが、それによると、メールの発信者は大学病院ではなく患者関係者の私信がチェーンメール化したものなのではない。患者の女性の存在は事実だが、それ以外の採血の協力の部分に関しては病院側では責任を持つ事はできないし、また、この件に関してあまりにも問い合わせが多く通常の業務に支障が生じたためにHP上でこの件を取り上げたのだという。
 





 「橘あゆみ」型

このメールは、3/15アメリカ村にあるクラブ帰りの娘を無理やり車に乗せレイプしたクズどもを殺したい為回しています。届いてから1日以内に9人の人に回して下さい。私は専門家に依頼してシステムを完成し自宅のパソコンからこの回っているメールが今何処にあるのか解ります。止めればあなたが犯人であると認識します。回した人には24時間以内に非通知で1コールの完了の電話を入れます。嘘ではなく、3/31メールを回さなかった19歳のバカが通り魔に後ろから頭を砕かれ死にました。余計な犠牲者を出したくありません。以上。

 いわゆる不幸の手紙同様、「何人に同じ内容のものを送らないと良くないことがある」と言うものなのだが、根拠もなくいきなり不幸になるとか、呪われるとか言われるだけならなんとなく気分が重い程度で済むかもしれないが、メールの動向を送り主が監視していて、その情報に基づいて報復にでるという部分が、アナログな(?)不幸の手紙に比べて現実味を帯びていて、一層不気味である。もっとも、自分の元に送られてきたチェーンメールの伝達経路ならいざ知らず、web上を行き交うメールの流れを把握するようなことは技術的には、まず不可能なようだ。

 よく似たパターンのメールもある。事情通の間でこの系統のメールは、「被害者」女性の名前を取って「橘あゆみ」型メール、あるいは単に「橘あゆみ」などと呼ばれるようになった。
 





 幸福のメール

こんなメールが回ってきました。ちょっと読んでみてください。

〔幸福のメール〕
この文章は、東芝、NEC、富士通、松下等を回ってきたメールだそうです。
だれしもこのメールを仕事中に読んで、大笑いをして、周りの人に変に思われたとのことです。
このメールを受け取った女性は、このメールを知人に出して、また、自分のところに戻ってくると、めでたくお嫁にいけるということで、幸福のメールと呼ばれているそうです。(ほんまかいな。)
 では、はじまり、はじまり・・・・・・・・・・・・。
●先日、ぼくが友達とファミコンをしていると通りかかった母が、「お前たちはいいねぇ、毎日がエブリデイで」と言った。母はいったい何が言いたかったのだろう・・・・・。
●家族揃って夕食をとっているとき、何かの拍子に怒った父が、「誰のおかげでメシが食えると思ってるんだ」と言おうとして、「誰のためにメシ食ってんだ!」と怒鳴った。私と姉は「自分のためだよ」と答えた。
●夫婦ゲンカの時、父が母に「バカモノ!」というのを、間違って、「バケモノ!」と怒鳴ってしまった。ケンカはさらにひどくなった。
●うちの母は、頭が痛くなると氷でおでこを冷やします。先日も夜中にかなり痛みがひどくなり、暗闇の中をフラフラしながら台所へ。冷凍庫から、あらかじめビニール袋に入れてある氷を取り出して、おでこの上にのせて眠りました・・・・・・。翌朝、目が覚めてみると、母の枕元には解凍されたイカが転がっていました。
●甘味屋さんで、母は田舎汁粉を、私は御膳汁粉を頼みました。店員さんが「田舎はどちらですか?」と聞いたら、母はとっさに、「はい、新潟です」と答えてしまいました。
●先日、父は男にフラれて落ち込んでいた姉をなぐさめようとして、「おまえ、人間は顔じゃないぞ」と言うところを、「おまえの顔は人間じゃないぞ」と言ってしまった。
●妹が夕食にスパゲティを作ってくれることになりました。妹は、「今日はカルボナーラを作るね」と母に言っていました。夕方、私が外から帰ると母が、「もうすぐボラギノールができるってよ」と言いました。ソレって痔の薬じゃ・・・・・・?
●エアロビクスを習いに外出していた私に、友達から電話がありました。横文字に弱い母は何を思ったのか、「娘はアクロバットに行っています」と答えたそうだ。
●弟は誰に似たのかとても勉強ができる。それで高校一年生のとき、アメリカに留学することになった。そのとき、母は親戚や近所の人に、「うちの息子をアメリカにホームレスにやるんですよ」と言って、自慢して歩いていた。ホームステイとホームレスを間違えていたのである。
●先日、プロ野球ニュースを見ていたときのこと。「ヤクルトのルーキー、伊東」と聞いて、母は、「日本人ぽい人ネ」と言った。
●私の母は62歳。記憶力が悪いからと、キャッシュカードの裏に黒のマジックで大きく、その暗証番号を書いている。
●先日、父はメガネを作りにいった際、「無色ですか?」と、店員にレンズの色を聞かれると、何を勘違いしたのか、「いえ、銀行員です」と、自分の職業を答えていた。
●うちの父は、沖縄に向かう飛行機の中でエラソ〜に、「沖縄は島全体が『さんしょううお』なんだぞ!」と言った。それを言うなら、サンゴ礁だろ!!
(追加)
●私の高校時代にS健という体育の教師がいた。皆からバカ健と呼ばれていた。それはなぜかというと?
・ある日の体育の授業中のこと、バカ健が言った、「それでは出席番号で列をつくるぞ。偶数は左、奇数は右、他は真ん中まわれ〜右!」真ん中に並ぶ者は誰もいなかった。
・修学旅行中、金沢の兼六園を訪れたとき、看板に「鯉の餌10円」。彼は10円玉を投げていた。
・課外研修でバスで移動した時、バスの入り口に「後乗り」とあった。彼は後ろ向きでバスの階段を登っていった。
ちゃんちゃん お粗末さまでした。
以上
〈第2話〉(長編)
●私の家はクリーニング屋です。ある日お客さんが「今セール中ですか?」と聞いたのを母は、「いま、生理中ですか?」と聞き間違え、「もう3年前に終わりました」と言ってしまった。
●母は、まだ40台前半の若き頃、私の受験用航空券を買いに行き、旅行代理店のお姉さんに「スカイメイトでお願いします」と言うところを、「スクールメイツでお願いします」といって、店内の時を止めてしまった。
●夕食後、テーブルの横でうたた寝をしていた父がうなされていたので、私は母と、「悪い夢でも見ているのかな?」と話していると、突然、「ライダー、助けてっ!」と父が叫んだ。ちなみに父は56歳です。
●うちの母がテレビを見ていると、美人のアナウンサーが出てきた。母は「こんな人が嫁にきてくれるといいわ」と言ってニコニコしていたが、ウチの家族で男はお父さんしかいない。母はいったい誰の嫁がほしいのだろうか・・・・・・。
●お風呂に入っていた父が突然、大声でわめきだしました。「大変、大変!どっかから鼻血が出てる!」いったい父のどこから「鼻血」が出たのでしょうか・・・・・・?
●私の母方のおばあちゃんの話です。お医者さんに行き、「お尻に入れなさい」と渡された座薬を、おばあちゃんはお汁に入れて飲んでしまいました。
●うちの父は、強風が吹いたり雨が振ったりすると、空に向かって「バカヤロー!ろくなもんじゃねえな〜」と必ず叫びます。台風がきたときなど、そりゃあもう
 以上


 小話集とでも言うべき内容のチェーンメール。

 文中、「幸福になる」と言うくだりはあるが、「不幸になる」ということを匂わせる文は存在しない。にもかかわらずチェーンメール化したのはやはり内容が笑えるもので、受信者の興味を引き、知人に教えたくなるような性質のものだったからだろう。従来型の不幸の手紙(あるいは幸福の手紙)だったら、わざわざ同じ内容を書き写したりして知人に送ったりすることはもちろん、コピーして送るということもなかっただろう(話のネタにすることならあるだろうが)。他にも、本文中に受信者があとから書き足したであろう箇所があったりするのが、不幸の手紙などとは違う、チェーンメールの特徴と言えるのではないだろうか。

 ちなみに上のメールで紹介されている「小話」だが、管理人個人的に見覚え・聞き覚えのある話がかなりある(例えば一番最初の「毎日がエブリデイ」の話は昔「笑っていいとも!」で紹介された話だったと思う)。都市伝説のサイトを製作する過程でこうした笑い話系の都市伝説に出会う機会は多く、メールの発信者も同じようにして知った話を集めてまとめ、このメールをつくったのだろう。都市伝説とチェーンメールの相性がいいことのひとつの表れなのではないかと思うと同時に、いままで当サイト上で取り上げなかった笑い話系の都市伝説紹介の場としての意味もこめてここに掲載。

 これに近いメール(と言うか、同じものの途中で終わった形?)をもらったことはあるが、上のものは『幸福のEメール 日本の現代伝説』より。
 





 M氏

「私の髪を返してえ。これ以上生徒に馬鹿にされたくないのお。もっと増やしたい
の。もさもさに・・・。
これ以上馬鹿にすると、君の髪を奪っちゃうよ・・・?
いや、君の足触って、君の全てを奪っちゃうよ?」
最近、このようにつぶやきながら廊下を歩くM氏がいます。
これをよんで、24時間以内に3人の人に回さないと、
翌日彼にセクハラされます。


 このチェーンメールの情報提供者は札幌の中学生だが、少し変わっていて興味を引かれたのはのは、文中に見られる『M氏』に心当たりがあるということ。ご本人が指摘しておられたように、学校関係者が発信元になっているのではないだろうか。おそらくは生徒のいたずらメールから始まったものだろうと思う。ただし、どの程度まで広がっているのかはわからない。現在、どのくらいの割合で中学生がケータイを持っているかは分からないが、かなり浸透しているのではないかと思う。その影響か。中には○○中学または高校の何学年限定といったようなごく限られた範囲で回っているメールも最近出てきたらしい。内容は「先輩がウザイ」とか、「新入生が気に入らない」とかの理由で何らかの行動を起こさせようと煽るものが主流のよう。なお、このメールはパソコン宛に送られてきたものとのこと。内容的にはごくオーソドックスな不幸の手紙型チェーンメールであろう。
 





 曲がナイスだよ

〓愛のLOVEビーム〓このメールを5人に送ると必ず告られます〓。止めると嫌われます〓今までの結果98%

 このメールは上にある5と同じ方からいただいたもの。やはりパソコンに送られてきたメールということだが、〓は多分絵文字だし、「曲がナイス〜」というタイトルからしても、もともとはケータイのメールからはじまったものなのであろう。

 内容そのものはこの手のチェーンメールにありがちな非常に他愛無いもので、何があろうと変化することがないであろう”98%”という数字(そもそも何の結果なのか)が破綻している。

 なお曲を再生させようとするタイプのチェーンメールは、希に物的被害(要するにケータイが壊れたりすること)を伴うので注意が必要とのこと。
 





 100人の地球村

 もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。その村には・・・
 57人のアジア人
 21人のヨーロッパ人
 14人の南北アメリカ人
 8人のアフリカ人がいます

 52人が女性です
 48人が男性です 

 70人が有色人種で
 30人が白人

 70人がキリスト教以外の人で
 30人がキリスト教

 89人が異性愛者で
 11人が同性愛者

 6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍

 80人は標準以下の居住環境に住み
 70人は文字が読めません

 50人は栄養失調に苦しみ
 1人が瀕死の状態にあり
 1人はいま、生まれようとしています

 1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
 そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています

 もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、相手をあるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは火をみるよりあきらかです。

 また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。

 もし、あなたが今朝、目が覚めた時、病気でなく健康だなと感じることができたなら・・あなたは今いきのこることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています。

 もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や苦悩、あるいは飢えの悲痛を一度も体験したことがないのなら・・・あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています。

 もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことができるなら・・・あなたは世界の30億人のひとたちより恵まれています。

 もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があるのなら・・・あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています。

 もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら・・・あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%のうちのひとりです。

 もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・それはとても稀なことです。

 もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間二倍の祝福をうけるでしょう。なぜならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて,その上あなたはまったく文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです。

 昔の人がこう言いました。 わが身から出るものはいずれ我が身に戻り来る、と。
 お金に執着することなく、喜んで働きましょう。
 かつて一度も傷ついたことがないかのごとく、人を愛しましょう。
 誰もみていないかのごとく自由に踊りましょう。
 誰も聞いていないかのごとくのびやかに歌いましょう。
 あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう。

 このメッセージを人に伝えてください
 そしてその人の一日を照らしてください


 チェーンメールの中でももっとも有名な事例であろう『100人の地球村』。もともとはメドウズという人が提唱した内容をいじって出来たものであるらしいのだが、それにさらに他人の手が加えられたことで、全体としては調和が取れなくなってきてしまっている。

 この内容に対する素朴な感動から何でもないテキストが自然にチェーンメール化したのならそれはそれでよいのだが、何者かが意図的に広めようとしたイデオロギッシュなものだとしたら、むしろ薄気味悪いばかりである。
 





 ペットショップの店じまい

沢山の人に回してください!友達のお姉さんの犬のブリーダーの会社が潰れてしまい3〜6ヶ月のラブラドール30匹が処分されてしまうことになりました。なので飼えるひとを探しています!お金は要らないそうです。飼えなくても、友達にこのメールを送ってれたら嬉しいです。今週いっぱいがタイムリミットらしいので時間がありません…よろしくお願いします。専門の友達の知り合いの話です。出来るだけたくさんの命を助けたいので回してください。お願いします!

 近頃では定期的に出回っている感すらある「ペットショップの店じまい」メール。一見すると受け手の善意に訴えかける内容のようにも見える。しかしそれと同時に、人気犬種を欲しがる愛犬家心理に巧妙につけ込んで広がるように細工されているともいえよう。命を救うのだから善行には違いないが、「メールの指示に従えば○○(この部分にはその時々の人気品種が当てはめられる)をただで手に入れられる」と言うメッセージも隠されているのだから。