サターン
国王軍と革命軍との戦闘が続く中東の某国で、国王軍によって取り寄せられた戦闘ロボットで、開発者などは一切不明。
革命軍の擁する砂漠戦用ロボット・ギドと戦うために注文されたため、砂中に潜行して戦う力を持っている。

鉄人の体当たりを受け止め、投げ飛ばす怪力を持っているほか、胸に並んだ三門の砲門や指先、上半身から生えてくるトゲから熱線を放射し、口からは火炎を放つ力を持っている。

正太郎少年は、このサターンが完成するまでの時間稼ぎとして国王軍に拉致されて来ていたのだが、サターンのあまりに無差別な殺戮に、鉄人を使って闘いを挑んだ。

一進一退の戦いの中、サターンの放射する熱線によってロケットを破壊され鉄人はピンチに陥った。
だが、その後の鉄人との格闘戦で、放射用のトゲが曲がってしまっているのにも構わずサターンが熱線を放ったため、自らの熱線で焼かれて爆発して果てた。
この絵を描く際には、秋田書店/秋田コミックスセレクト版の『鉄人28号』を参考にさせていただきました。
その為、光文社文庫版などとは設定が異なる場合もありますので、あらかじめご了承ください。