ファイア3世
パガオニアでのロボット見本市の騒ぎによって刑務所に収監されていたファイア博士が、謎のスポンサーの手引きで出所し、作り上げたロボット。
前回破壊されたファイア2世と同じく、ベラネード財団からの大量受注を狙って製作された。

ただしこのファイア3世は、ファイア2世の仇を討つためにファイア博士が作成した対鉄人用ロボットで、工業用の能力は所持していない。

その代わり戦闘ロボットとしては優秀で、指先からは熱線を、二本の角からは妨害電波を放射、腹部にあるヘソからは煙幕や催眠ガスを噴出すことが出来る。

また、このファイア3世にも、2世と同じ型の知能回路が取り付けられており、鉄人の攻撃を分析、学習して対鉄人用に仕上がっていく能力を持っている。
もっとも、知能回路の欠点自体は改善されておらず、一度暴走して、ファイア博士自身のロボット工場を破壊し始めたこともある。

ファイア博士はまず、外装を取り付ける前のファイア3世をつかってスカイレッド社やゴキ・ゲーン社など、ライバルのロボット工場を破壊し、パガオニアでのロボット生産業務を一手に握ろうとした。

しかし、怪ロボットによる連続ロボット工場襲撃事件に疑問を抱いた正太郎少年によって追及され、慌てて外装を取り付けてその場は難を逃れる。

正太郎少年は一計を案じ、鉄人への復讐を誓うファイア博士の執念を利用して、鉄人対ファイア3世の直接対決を挑む。

その戦いの最中、急遽取り付けた外装が外れてしまい、多発していたロボット工場襲撃事件の犯人である事が確定。
その戦闘能力で鉄人と渡り合っていたファイア3世も、装甲が外れてしまい剥き出しになった頭部から、灼熱した鉄骨を突っ込まれて爆発して果てた。
この絵を描く際には、秋田書店/秋田コミックスセレクト版の『鉄人28号』を参考にさせていただきました。
その為、光文社文庫版などとは設定が異なる場合もありますので、あらかじめご了承ください。