スーパーマンIII 電子の要塞
スーパーマンIII 電子の要塞(1983/英)
Superman III

製作 イリヤ・サルキンド
監督 リチャード・レスター
脚本 デビッド・ニューマン / レスリー・ニューマン
撮影 ロバート・ペインター
音楽 ケン・ソーン
出演 クリストファー・リーブ / ロバート・ボーン / リチャード・プライヤー / アネット・オトゥール / マーゴ・キダー
カズ山 78年からスタートして全4作となったクリストファー・リーヴ主演の劇場版スーパーマンシリーズ。
今回語ってみたいのはその第3作目「スーパーマン3 電子の要塞」です。
クーマ あんたやけに「電子の要塞」好きだよな。これってスーパーマンシリーズの中でもずいぶん異色だよ。
カズ山 うん、スーパーマンは一作目が79年日本公開、「あなたも空を翔べる!」ってキャッチコピーで大ヒットしたよね。
スーパーマンの飛行シーンはコピーに恥じない出色の出来で、基本的にクレーンからワイヤーで役者を吊って撮影してるんだけどワイヤー特有の不自然な揺れとかがまったくない!ほんとに空を飛んでいるように見える!
ハリウッドでは「メリーポピンズ」の昔から、人体の重心である腰に特性ハーネスをつけてサイドからワイヤーを2本出しで吊るのが基本。だからポーズが自然。
あとはスーパーマン役のクリストファー・リーブの鍛えられた体が無理な姿勢を強いられても軽々飛んでいるように見せた。
また当時飛躍的に進歩した合成技術(これはスターウォーズ効果ね)がリアリティを高めてる。
スーパーマンが超高速で弾道ミサイルを追跡するシーンでは、ヘリコプターが地上を舐めるように飛ぶ空撮ショット(+コマ落とし)にスーパーマンを合成。
これが大迫力!それまで映画でこんなに速く飛ぶものを見たことがなかった。(もちろん現実でも)
ま、今見てもそんなに驚かないかもしれないけど。
ストーリーは基本中の基本、スーパーマン誕生の秘密から宿敵レックス・ルーサーとの駆け引きまできっちり見せる。
クーマ 今年の「スパイダーマン」は「スーパーマン」とほとんど同じ構成だった気がするね。
カズ山 続く第2作「スーパーマン2 冒険篇」は第1作の冒頭にちょろっと出てきたゾッド将軍と手下2名の宇宙犯罪者が地球にやって来るという超人対決・痛快アクション満載のまさに「冒険篇」!
クーマ 一作目のあのキャラが伏線になっている!?とびっくりしたけど、1,2作は同時に撮影してるんだよね。
カズ山 そう、だから作品のテイストやクオリティに一貫性があってとても完成度が高いね。
「スーパーマン」「スーパーマン2 冒険篇」の2本は今見てもなかなか面白い作品だと思います。
クーマ 長袖丸首シャツ(Myロゴ入り!)に赤パンツというコスチュームに疑問を抱かなければね(笑)
カズ山 あと、「スーパーマン4 最強の敵」のことは忘れて下さい(笑)好きな人には申し訳ないですが・・・
クーマ いねえよ!(笑)




カズ山 でさ、「電子の要塞」だ。
「スターウォーズ効果」によって飛躍的に向上した特撮技術を駆使して超人的アクションを最大限ショーアップするという目標は1、2作目においてやりつくされてしまい、映画製作者的にはやることがなくなった第3作目はどうしたか?
クーマ だからコメディにしたんでしょ。
カズ山 そうだけど、ただのコメディじゃなくてすごくひねったサブテキスト(裏テーマ)を含んでるの。
「スーパーマンが来てくれたら万事解決!・・・なんてことがあると思うか!」という・・・
クーマ 居直ってどうすんだよ!
マンガ原作なのに・・・
カズ山 もちろんハッキリわかるような演出はしてないよ、でも明らかに「スーパーヒーローなんてホントは居ません」っていう意識を感じるし、そのうえでコメディとして笑い飛ばすというのは確かに前2作が気に入って観に来た客にケンカを売ってるね(笑)


表向きのプロットは「スーパーコンピュータvsスーパーマン」
職捜しをしていた冴えない男ガス・ゴーマン(リチャード・プライヤー)が、職安で見つけた会社で思わぬ天才プログラマー振りを発揮!
この会社の社長ロス・ウェブスター(ロバート・ボーン)は彼の才能を見出し、気象改造衛星をハックしてコロンビアのコーヒー豆農園に壊滅的打撃を与えて市場操作を画策する。
悪事の成功に喜ぶ社長一味だがスーパーマンの活躍で農園は復活、社長はスーパーマン打倒が第一と考え、スーパーマン唯一の弱点であるクリプトナイトを化学合成する。
合成クリプトナイトはスーパーマンの精神にダメージを与え、スーパーマンは世界各地で悪さを働く「悪のスーパーマン」になってしまう。
だが、故郷の幼なじみラナ・ラング(アネット・オトゥール)とその息子との交流で正気を取り戻したスーパーマンは、自身の内に潜む悪と闘うべく「悪のスーパーマン」と「善のクラーク・ケント」に分裂!
激闘の末に元の自分を取り戻したスーパーマンは社長一味と対決するためアジトに向かう。
だがそこにはの対空防衛システムに守られたスーパーコンピュータが待ち構えていた!

クーマ おもしろそうじゃん!
カズ山 いやいや、おもしろいと思ってるよ!ただ世間的には評判悪いよね。
当時めざましく進化していたコンピュータ技術とスーパーマンが対決するとか、スーパーマンが悪モノになってしまうとか、脚本にこめられたプロットはすごく魅力的で面白い。
実際、ストーリー的見せ場も特撮アクションシーンも充分にあるのだけども演出がどこか間が抜けている。それは意図的なんだけど・・・
クーマ 基本的な演出姿勢がコメディだからね〜、大活劇を期待したお客さんには「なんでそうなるんだよ!」的鬱憤が溜まりまくりだったろうな。
カズ山 オープニングを見てよ!
ここは典型的なスラップスティックコメディとして演出されてんだけどさ。
 ・・・グラマーな美人に見とれたベレー帽の男が街灯に激突して倒れる
 ・・・男は露天売りのオモチャのペンギンをまき散らす
 ・・・そこへ突っ込んできたローラースケートの女の子がバランスを失って
 ・・・ホットドッグのワゴンを押し出して
 ・・・ワゴンが公衆電話ボックスに激突
 ・・・電話ボックスの列が将棋倒しになって
    (こんな画面にタイトルロゴがストリーク!)
 ・・・それを見た飼い主の隙をついて小犬がダッシュ
 ・・・バラバラに歩き出したオモチャのペンギンが道路工事のマーカーに引火
 ・・・小犬が盲導犬の横を通り過ぎる
 ・・・盲導犬は老人の手を離れて小犬を追って
 ・・・その先の両手に買い物袋を抱えた夫人がひっくり返って
 ・・・それを見た道路工事の作業員が駆け寄った隙に
 ・・・盲の老人は盲導犬と勘違いして道路工事のマーカーのハンドルをつかんで
 ・・・老人はマーカーにひかれて車道に出ていく
 ・・・やっとクラーク・ケント登場、火のついたペンギンをスーパーブレスで消火
こんな調子でギャグの連鎖をやってんだ。
クーマ ペンギンの火を消すだけかい!脱力ギャグだね(笑)
カズ山  ・・・それから事件発生、銀行の正面から覆面の強盗団が飛び出してくる
 ・・・警官に追われる強盗団に気を取られたドライバー
 ・・・それを避けた車が歩道の消火栓に乗り上げる
 ・・・車内に水が溜まりはじめて溺れそうになる男
 ・・・気付いたクラークが変身するために3分間写真のボックスへ
 ・・・やっとスーパーマン登場、ひらりと飛んで車の屋根へ
 ・・・そのまま屋根を引き剥がして男を救出
 ・・・周囲の拍手を受けて空へ去っていくスーパーマン
クーマ 小活躍だね(笑)
カズ山 いやあのね、ここで見てほしいポイントはね。
ちょっと気付きにくいんだけどスーパーマンは強盗団を捕まえないんだよ!
クーマ あ!
カズ山 フツー、強盗団のほうで活躍するよね。
もっと言うとね、オープニングのスラップスティックの過程でいろんな事件が起こるけどクラーク・ケントはペンギンの火を消すだけ。
クーマ ま、いちいち問題解決してられないしね。
カズ山 そこだよ!
世の中では様々な事件が起こってる。
スーパーマンが来てくれれば助かるけどスーパーマンはひとりしかいないからね。
超人的パワーの正義の味方もいちいちみんなを助けてくれるわけじゃないよっていう意味も含めてる。
いわゆるスーパーヒーローの無効性を証明してるわけだね。
オープニングからこの調子、スゴイよ!(笑)




カズ山 「電子の要塞」の脚本は一貫してこの「スーパーヒーローの無効性」を裏に含んでる気がする。
見せ場になるいろんなエピソードがあるけど実は大した活躍してないんだな。
でもそれをダイレクトに感じさせないシチュエーションにしてるところが巧い、この脚本かなり頭いいと思うよ。

化学工場の火災のエピソードがあるよね。
逃げ遅れた作業員を煙突を使った急ごしらえの避難シュートで逃がすところもなんかまわりくどい。
クーマ うん、スーパーブレスで鎮火できるよな、たぶん。
カズ山 工場の火災は前半の大きな見せ場だけど細かく見てくとさぁ、スーパーマンが避難誘導して去ったすぐ後で爆発が起こってちょっと巻き込まれちゃってる人とかいる。
クーマ 細かいな!意図してるのかな?
カズ山 あと工場には不安定な化学薬品が保管されていて、火災で温度が上がると大爆発を起こすんだけどポンプ車がやられて消防隊は手が出せなくなる。
どうするのかなと思ったらスーパーマンは現場を去って飛んでいく。
8キロ離れた湖から水を凍らせて運んで来るんだけどね。
で、上空から氷塊を落下させると氷は雨になって工場を救う。
クーマ アイデアはおもしろいよね、だけどなんか地味な絵面だな〜。
カズ山 そのあたりも僕は意図的にやってると思うよ、いままでのように派手に活躍するスーパーマンをあえて抑えて演出してる気がする。
だって監督は「スーパーマン2 冒険篇」に続いてリチャード・レスター
あれほど大規模でパワフルな対決シーンを撮っといて今度はできないこともないでしょ?
クーマ 制作費が減ってるということなのでは?(笑)
カズ山 まぁそれはあるけどね(爆笑)
でもラストのスーパーコンピュータとの対決もなんかさぁ
クーマ 大峡谷の奥に作られた電子の要塞を防衛する対空ミサイル群とスーパーマンの攻防!
カズ山 そのミサイルの制御モニターがファミコンの画面みたいなの(笑)
まぁこれはギャグとしてやってんだけどね。
でも映画の大スクリーンにファミコン映して済ませちゃうっていうのはスゴイよ!
クーマ そのあとはクリプトナイトレーザー攻撃!謎のビニール袋バリア(あれはいったい何?)!コンピュータ人間!
カズ山 やっぱりコンピュータは自我を持つんだよな(笑)
それはまぁいいとしてネタバレだから書かないけど最後の大逆転はどうよ!
クーマ スーパーコンピュータとの知恵比べってコトなんでしょうが・・・
カズ山 よく考えたらあれならオレでも勝てる!(笑)




カズ山 なんかそういう大げさな典型的な大活躍エピソードとは対照的にね、クラークの故郷スモール・ビルでのエピソードがいいんだ。
幼なじみのラナ・ラングとちょっといい仲になったり、ラナの息子リッキーとのちょっとした場面とか。
クーマ クラーク・ケントはいつになく楽しそうだよね、自然体っていうかんじで。
カズ山 前2作ではあまり強く出てなかったスーパーマンの二面性みたいのが押し出されてるよね。
スーパーマンとしては世界を守る優等生なんだけど、クラーク・ケントは実は普通の人間としてささやかな幸せを求めてる。
スーパーマンとしての義務感はあるけどホントは嫌なんじゃないか?っていう・・・
クーマ 故郷のラナの前ではクラーク・ケントのままでもヒーローなんだよね。
都会で立派に働いてる男だからラナも頼もしく思ってくれる。
カズ山 そうなんだよ、クラーク・ケントのままで幸せそうなんだな。
「電子の要塞」ではそういうスーパーマンの二面性っていうのがストーリーの軸になってる。
このあとのロス・ウェブスターの策略でさらにそれが加速していく感じ。
クーマ スーパーマン打倒を目標に掲げたロス・ウェブスターは唯一の弱点、クリプトナイトを化学合成してスーパーマンに突きつけるんだよね。
カズ山 それがパワーを奪うんじゃなくて精神にダメージを与えるっていうのが面白い。
橋から転落しかけたトレーラーの事故現場についに遅刻!
クーマ このシーンではレスキュー隊員がスーパーマンに「なんだ今頃来て」とか言っちゃいますね(笑)
合成クリプトナイトで調子が狂ってるんだけどね。
カズ山 そうそう!合成クリプトナイトのせいでだんだん悪のスーパーマンになってく!
クーマ でもピサの斜塔をまっすぐにしちゃうとかオリンピックの聖火を吹き消すとか!悪事がイタズラレベル(笑)
カズ山 見た目もだんだんヤサグレてくんですよ、髪型が乱れて目には隈、無精ヒゲ、衣装も小汚くなってくる!
クーマ そのカッコのまま酒場のカウンターでクダを巻く!(笑)
ロス・ウェブスターの美人秘書にたらしこまれてタンカーに穴開けたりもしますが・・・
カズ山 それはウェブスターの石油独占計画にまんまと乗せられたの、色仕掛けで。
つまりね、スーパーマンも普通の人間の男になったってことだよ!
合成クリプトナイトの影響でクラーク・ケントの人間としての気持ち・・・ささやかな幸せを手に入れたいっていう人間らしい気持ちが肥大化して欲望とか悪意が出て来るんだね。
でもたぶんこれも元々クラークの心のダークサイドとしてあったものなんだ。
クーマ すっかり嫌われ者になった悪のスーパーマンだけど、リッキー少年の声を聞いて心の葛藤が・・・
カズ山 この葛藤が悪の心のスーパーマンと善の心のクラーク・ケントを分裂させて、二人は孤独で熾烈な死闘を繰り広げます。
ここのクリストファー・リーヴはいい演技するよ!
この戦いは「電子の要塞」で一番面白いところだと思う。




カズ山 話が戻るけどさ、登場人物のキャラクターがまたひねっててね〜
スーパーコンピュータを作り上げる天才プログラマーのガス・ゴーマンは小悪党っていうか根は善人なの。
これがまわりに気を遣いながら悪事に荷担してくのがなんかイイ。
クーマ 日本じゃ馴染み薄いけど人気コメディアンのリチャード・プライヤーが演じてるね。
カズ山 軍曹に化けてデタラメな演説をするシーンが可笑しい!
悪者の社長ロス・ウェブスターはそもそもの目的が世界征服とかじゃなく、コーヒー豆の価格操作っていう小悪党ぶり、それってフツーの社長じゃん!
クーマ 社長の取り巻きもオモロイよね。
強面の女重役ベラは実は社長のお姉さんで社長もいまいち頭があがらない(笑)
カズ山 そう!ホントの悪党はコイツ!原油の価格操作を社長に焚き付けて世界中が石油パニックになる!
でもってベラは、社長秘書でスタイル抜群のバカ女ローレライ・アンブロシア(なんちゅう名前だ!)とすごく仲が悪いんだ。
クーマ ローレライはホントはすごく頭の切れる女なんだけど社長に気に入られるようにわざとバカ女を装っているんだよね!
カズ山 みんな妙にそれぞれの事情がある、ある意味リアルなキャラなんだよな〜
クラークの故郷、スモールビルの連中もまた裏アメリカを体現するようなキャラで最近の「ダメなアメリカ・カミングアウト映画」ブームのはるか20年近くも先取りしてるのがすごい!
クーマ アメリカの田舎は地獄らしいからね!
カズ山 幼なじみのラナ・ラングはハイスクールのプロムクィーンだったけど田舎を脱出できなかった女で今はバツイチの子持ち。
ラナに言い寄るブラッドは「街でまだ独身なのはオレだけだ!」つって絡んでくるホワイトトラッシュ街道まっしぐらのアル中暴力男!
ブラッドに絡まれつづける田舎の閉鎖的な生活からラナを救い出すヒーローがクラーク・ケントというわけ。
「都会に出ておいでよ」ってね。
クーマ ところで今回、スーパーマンの恋人ロイス・レーンは?
カズ山 ロイス・レーンね。
シリーズ通してマーゴ・キダーが演じたけど、このひとハッキリ言ってぶっさいくじゃん!
クーマ ハッキリいうなよ!(笑)
カズ山 ロイスはね、映画の冒頭でバミューダに休暇に行っちゃって出てこない!
ま、ぶっさいくだしね。
かわりにクラークの幼なじみであり、素朴な女性のラナ・ラングがヒロインになるワケ。
クーマ 行動的で都会的なロイスと対照的なキャラだよね。
・・・っていうか「マーゴ・キダーってぶっさいくだよな」ってのを前提にアネット・オトゥールをキャスティングしてるでしょ!
カズ山 そうなのよ!「電子の要塞」はロイスのこと完全にコケにしてます!
ロイスは映画のラストでやっと戻ってきて、クラークがラナに贈ったドでかいダイヤ(スーパーマンが石炭を手で圧縮して作った!)を羨ましそうに見るだけ(笑)
しかも今回のクラークは終始ロイスのことなんて忘れてるしね!まったく眼中にないの(笑)
クーマ ま、ぶっさいくだしね。




カズ山 まぁいまでこそ「アメコミヒーロー」の実写映画化に際してはサブテキスト(裏テーマ)を織り込むべしという手法が一般化しているわけですが。
クーマ うん、「バットマン」はもともとコミックのほうでテーマ的大革命を起こした衝撃作「ダークナイト・リターンズ」が下敷きになっているしね。
カズ山 そう、あれは「人が人を裁くことは正義なのか?」というヒロイズムの矛盾が裏テーマ。
今年の「スパイダーマン」なんてモロに「思春期の青年が初めて世界と向き合う話」
クーマ ミニマムな世界のはなしでしたね、まぁ"スパイダーマン"としてはそれで正解だけどね。
カズ山 ところが「スーパーマンシリーズ」は80年代の前半の作品。(第一作「スーパーマン」のアメリカ公開は1978年)
"スーパーマン"は真っ正直で優等生なアメリカンヒーローであり、"ヒロイズム"がまだまっとうにヒロイズムそのものだった時代に、こんなひねくれたサブテキストを持ち込んで来るっていうのは結構スゴイことだと思う。
クーマ しかもヒットシリーズの3作目だしね。
カズ山 普通にエンターテインメント作品として作ったって全然OKだったのにね。
だからそういう意味ではね、むしろ今見た方が面白いんじゃないかと思うんだ。
クーマ なるほどね。
ひねくれた映画好きなカズ山としては「スーパーマンIII 電子の要塞」がいちばん面白いってわけね。
カズ山 そんなにひねくれているのかな?
まぁシリーズを通して観たときにはじめてそう思うのかもしれないけどね。



12月24日から26日まで、NHK衛星第2にて「スーパーマン1,2,3」が連続放送されます
観てない人はこの機会に観てみるってのはどうかな?
まぁクリスマスにスーパーマンってのもなんだかヘンかも知れないけどさ
2002 12/23
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