マトリックス　リローデッド

マトリックス　リローデッド

　　　　　　　　　　　　　マトリックス　リローデッド (2003/米)
　　　　　　　　　　　　　The Matrix Reloaded

　　　　　　　監督・脚本　アンディ&ラリー・ウォシャウスキー
　　　　　　　　　　製作　ジョエル・シルバー
視覚効果スーパーバイザー　ジョン・ゲイタ/ジャネク・シルス
特殊効果スーパーバイザー　クレイ・ピネイ
　　　　　　　　　　出演　キアヌ・リーヴス/キャリー=アン・モス/ローレンス・フィッシュバーン/ヒューゴ・ウィービング
　　　　　　　　　　　　　ジャダ・ピンケット・スミス/モニカ・ベルッチ/

もし予感が本当で、次の結末がトホホなら
謎を解く意味はあるのか？
観る意味は？

カズ山	「マトリックス」の続編が作られるという話を聞いたときに一番最初に思ったのは「えっマジで！それ取り消せないの！」ってことだったんだ。
クーマ	それは何故？
カズ山	だっていかにも失敗しそう、ぜったい面白くないよって気がした。つづきを語る必然が全然ないもの。「マトリックス」はあれ単独できっちり完結しているおはなしだからね。
クーマ	でもいろいろ謎は残ってて気になるよね。あのあとどうなるのか？とか。
カズ山	あんな中学生が考えたようなストーリーの謎は解かんでよろし！（笑）ヤブヘビです！
クーマ	たしかに突っ込みどころは多いよね。なんでカンフーで戦うのか？とかはよく言われたよね（笑）
カズ山	ラリー・ウォシャウスキーは「カッコイイからに決まってんだろ！」と言った（笑）アンディ・ウォシャウスキーは人工的な神経パルスに過ぎないマトリックスと東洋思想の精神性をあげてこじつけてみせた。
クーマ	だけどそもそも「マトリックス」からカンフーを取ったら何が残るんだよ？ということのほうが重要だよね（笑）
カズ山	そうですよ。映画はストーリーを転がすためにいろいろトリックを使ってるもので、それをいちいち説明する必要はないよ。物語は必ずしも理詰めである必要はない。むしろ、何を見せて何を見せないかというところで面白さがぜんぜん変わってくると思うんだ。それを見極めるにはセンスがいるよね。ウォシャウスキー兄弟ってオタクの血筋のひとだから、カッコよく見せることについてはすごくセンスがいいよ。「マトリックス」はかなり離れ業的な方法論で演出されていて、カッコ良く見せるための抑制がものすごくきいてる。けっこう紙一重でダサくなるところをうまく抑えていたよね。例えばザイオン　…マトリックスを逃れた人類の最後の砦。設定的には重要な要素だけど物語としては不要で、むしろ見せないにこしたことはない部分は台詞で触れるにとどめて出さないのとか巧いよね。
クーマ	「リローデッド」では出てくるよね。
カズ山	続編としては出さざるを得ないよね～、当然。マトリックスの外側、現実世界の設定は正直なところＳＦ考証的にはヒヤヒヤもの。かなりダサいです(注０１) 前作「マトリックス」では巧くとぼけてやっていたと思うんだけど、続編では曖昧にした設定の部分を持ち出してくる話にせざるを得ないんじゃないのかなぁって。そのぶん自分で自分の首を絞めることになるかな～って。危険だよ～（笑）
クーマ	たしかに現実世界側の設定はベタ過ぎてダッサいよね（笑）
カズ山	「アニマトリックス」を作って気持ち的にも補完されちゃったのかな？アレの裏設定的なところ(注０２)は「ああもう！だから黙っといたほうがいいのに～」ってかんじだけど、それでもカッコイイのはやっぱりカッコイイからね。ビジュアルで説得されちゃって満足しちゃうのかもね。でも「マトリックス」が含んでいる哲学性やＳＦ性ってのはそもそも副産物だからね。
注０１	A.I.が「人間の発熱を使って電力を賄っている」ってどうよ（笑）しかも「リローデッド」では「人間無しでもやっていく方法はある」と言いだす。なんじゃそりゃ
注０２	セカンド・ルネッサンスパート1,2など。しかし前田真広監督のスタイリッシュな映像はやはり見るべきものがあるし、ショッキングな現実の事件から引用したシーンが「メタファーの映画」としてこそ秀逸だった「マトリックス」の本質を突いている。特に人類から独立したロボット国家がイスラエルに位置しているカットは見逃せない。
カズ山	「マトリックス」という映画は、まず第一にアクションムービーなわけですよ。仮想現実世界"マトリックス"が提示する哲学性やＳＦ性はアクションを引き立てるための土台みたいなもの。スタイリッシュで斬新なアクションを創造できるワイヤーアクションとかバレットタイム(注０３)とかのテクニックを、ハリウッドスタイルに取り入れる下地として持ち込まれたもの。裏方だよね。
クーマ	そうなの？
カズ山	別に聞いたわけじゃないけど、推測で言ってるだけだけど（笑）でも「マトリックス」が引用した香港映画のアクションやアニメのスタイリッシュなカッコ良さって、たとえアクション映画でもハリウッドスタイルにはなかなかうまく馴染まないよね。それをいかにうまく取り入れるか？これは難しいですよ。
クーマ	なにかマンガっぽくなりがちだよね。なんでかねぇ？
カズ山	ハリウッド映画はディティールがリアルだからなんだろうねぇ。香港映画のアクションやアニメのスタイリッシュさ…ものすごく大雑把に言っちゃうとデフォルメ…はカッコイイんだけど同時にマンガっぽい。だけど香港映画やアニメのなかで展開するかぎりは許容される。そもそもがマンガっぽいものなので、そのなかでマンガっぽいことが起るのはOKだってことなんじゃない。(注０４)
クーマ	ありゃりゃ、そうくるか。オタクをバカにしてますね。自分もオタクのクセに（笑）本気で言ってる？
カズ山	いや～（笑）もちろん今さらそんなことを本気で言ってるつもりはないけどね。でも一般にそういう意識はあるわけでしょ。香港映画はドラマとして洗練されていないし、アニメは所詮は絵で描いてあるだけのものだから…みたいなね。かたやハリウッドスタイルはもう少し描写がリアルなので、あまりに現実離れしたことが起きるとたちまちバカバカしく見え、観客の失笑を買うことになる。(注０５)
クーマ	でもカンフーやサイバーがハリウッドスタイルとうまく結びついたら最高だな！と
カズ山	まさにそういう目論見でしょ。でもそう簡単にはいかない、難しいよね。
クーマ	そこでマトリックス。
カズ山	すごくスタイリッシュに誇張されたアクションが登場してもおかしくない設定を論理的にこじつけたわけですわな。「マトリックスの物理法則はA.I.が規定したルールに過ぎないなら、意識を解放すればルールには縛られないはずだ」って。なるほど。理屈はあってる気がする。
クーマ	「この世界は夢みたいなもんだから何でもありだろ！」って意味ですよ（笑）
カズ山	まぁそのままやったらタダの開きなおりですから、ブルース･リーとかボードリヤール等も持ち出しつつ、映画の前半分まるまるかけて慎重に巧妙に説得していく。(注０６)
クーマ	マトリックスの説明だけでホントに半分いっちゃうよね。
カズ山	でもそれがまたうまい構成なんだよね。デフォルメが活きるためには意識の基準点のセッティングが肝心だからね。
注０３	いわゆるマシンガン撮影。全然不正確だけど良い訳語だよな
注０４	そこでうまくいってるのがアメコミの実写映画化作品群。もともとマンガのものを持ってくることで納得度が得られる。
注０５	「リローデッド」のネオの超人ぶりを「あれじゃスーパーサイヤ人だ」と評してるのをよくみる。ドラゴンボールのなかでのスーパーサイヤ人の能力は馬鹿馬鹿しいとは認識されてないのに、同じことは映画では馬鹿馬鹿しく映る。当たり前といえばそうだがデフォルメがバカと意識されるかどうかというのは作品世界の在り方に左右されるということである。
注０６	人間の感覚が脳への電気信号に過ぎないなら、この世界が確かに存在することを証明するのは不可能である。ＳＦではお馴染みのネタであるし、概念としてショーペンハウアーが提唱したのは１００年以上前である。ネオがもう少ししっかりした男だったらば「でもじゃあこっちは現実なんだって証明できるのかよ」とモーフィアスに問うことも出来たろう。当然「マトリックス」はそこのところをしっかり回避するが「リローデッド」はどうなのか？「レボリューションズ」は？
クーマ	意識の基準点！また難しいこと言いましたね。
カズ山	デフォルメが引き立つのはデフォルメ前の状態があらかじめ用意されてるからなわけでしょ。(注０７) 本当に何でもアリだったらなんにも面白くはない。マトリックスはシミュレーションであり、現実ではないとしながらもストーリーは主にマトリックスの中で進行する。そこは我々の暮らしてる世界のシミュレーション。我々が暮らしてる現実を意識の基準点として、日常との接点を見失わせない仕掛けでもあるよね。
クーマ	日常の中で非日常なことが起るのが面白いんだよね。
カズ山	そう、デフォルメする余地があるからこそイメージを飛躍させられる。あと、ネオがまだ覚醒しきらない状態にあることも重要な条件だよね。ネオは観客を映画世界へ連れていく主人公ですから、観客の意識もリードしている。マトリックスはシミュレーションだって言われてもまだ実感は出来ないという演出で、ネオの意識（つまり観客の意識）の基点をあくまで日常のレベルにキープしておく。だからこそ、非日常なアクションへの飛躍の距離感が際立つ。
クーマ	モーフィアスがビルを軽々と飛び越えてネオが「ワォ！」って言うとき、観客も「ワォ！」って思う。ネオと一緒に世界を理解してくから感情移入できるんだよね。
カズ山	だから映画の前半分が説明なのは正しいワケ。そのあと物語が再開するとラストまで一気に行くでしょ。最後にネオが救世主として覚醒するともう映画は終わりだから。ネオが覚醒して意識が日常から非日常のレベルへシフトすると観客にとっての現実感がなくなり、飛躍の快感もなくなる。映画もさっさと終わるわけ。文字通り地に足がつかなくなったネオはラストで空を飛びますね（笑）
クーマ	あれはちょっとやり過ぎ？正直あのシーンがあと２秒長かったらバカ映画だったね（笑）
注０７	たとえばアニメだけど、アニメを見慣れてそれが日常化してる日本人の多くは、そこで表現されるビジュアルのクオリティがものすごいレベルに達してしまっていることに気づいてなかった。それが外国のファン達によって見出され、ジャパニメーションとして逆輸入されてから「再発見」された経緯がある。海外のアニメが彼らにとっての日常だったところに日本のアニメの非日常なクオリティを見せられて「アニメなのにこれは凄い！」と驚いたわけだが、意識の基準点がどこに設定されるかで同じものを見ても受け取り方が全く違ってくることのおもしろい例だといえる。
カズ山	そういうわけだからさぁ「マトリックス」は方法論としてそれ一本で完成してる作品なわけじゃん。世界観・設定はそれ以上語らぬが華な副産物ですし、アクションの有効性も無くなってしまったわけですよね。
クーマ	なんで続きを作るかな～という…
カズ山	まあね。でもそれは続編の製作発表があった時点の感想でね。「リローデッド」が公開になって思うのはむしろ「なんで観に行くかな～」ということだったりして…
クーマ	客に文句かよ！
カズ山	ワハハ。でもね、まぁあちこちで酷評が多いわけですし、僕も劇場で文句を言いながら帰ってく人を多数見かけましてね～(注０８)
クーマ	「気付けよ（笑）」と言いたい？
カズ山	そうも言わないけどね（笑）でも前作ほど面白くないのはだいたい予想はつくよね？そもそもがみんなにウケるような映画だったのかなぁ？(注０９) かなりコアなオタク向けでしょ？
クーマ	ウヒャヒャヒャ！それって自嘲なのか（笑）そんなに深読みしなくても文句無くカッコイイ映画だったから、続編にもそれを期待するのは自然なことなのでは。
カズ山	別に自嘲じゃないですうっ（怒）えとね、前作の話をリセットして同じことを繰り返す続編という作り方もあったと思うんだな。そういう続編ってけっこうあるじゃん。「前の話はチャラかよ！」みたいなの。「マトリックス」はそういうのが出来にくいストーリーだけど絶対無理なわけでもないし、たぶんそうしたほうが広く期待に応えることにはなったと思うよ。
クーマ	ああ、ネオが強くなっても、さらにもっと強い敵を出して…という。少年ジャンプ方式（笑）
カズ山	そう。やってることの見た目は同じというか、まぁ無難に多少グレードアップ（笑）でも「マトリックス」のビジュアルイメージはいっぱいコピーされたじゃないですか。(注１０)映画ならまだしもＣＭとかね。あまりにも安易に模倣され尽くして消費され尽くしたから完全に陳腐化して「新しい」という意味じゃすでに使い物にならないよね。まあまあカッコイイけどただそれだけっていうのは避けたかったのかな？って思った。いちおうまぁそこは買う。
クーマ	そうかぁ？（笑）
注０８	「こんなんだって知ってたら観に来なかった」と言ってるひとがいて個人的にすごくウケた。気づいてる？それサイファの台詞だよ！モーフィアスならこう言うね。「観るか観ないかはおまえの選択だ。何も知らないまま果てしなく繰り返される「マトリックス」の複製に囲まれて暮らすか。それとも映画を見て、ウサギの穴がどんなに深いかを覗いてみるか。観た後では遅いのだ」ってね。
注０９	ＳＦではお馴染みのネタであるし、ストーリーとして「マトリックス」が特に優れているとは別段思わないのだが、この物語はすべて現実のメタファーなのだという解釈に立てばかなりの傑作の部類に入るだろうと思っている。「マトリックス」は、お仕着せの幸福に決別して自らの意志で選択し、自由のために全ての社会体制を敵に回す決意についての物語である。エンディングで流れるレイジ･アゲインスト･ザ･マシーンの曲はもっと過激である。目覚めよ！
注１０	例の「のけぞりアクション」のコピーはいったいいくつあるんだろう？ホントにカッコイイと思ってるのか？劇中のシチュエーションからすれば、あれは超高速で後ろにコケてるだけです。あと、いまだに前作を引用してるＣＭがあるけどそれはどうなの？ていうかダサ過ぎ！もう禁止！
カズ山	そんなにつまらない映画だったんかなぁ？けっこう面白いアイデアがこめられていると思うのですがね。カッコ良くはないけど…
クーマ	カッコ良くないのかよ！（笑）
カズ山	カッコ良くやるのを止めてシーケンス全体をギャグにしたのが１００人エージェントスミスとの対決でしょ。ふっ切れてて良かったよ。なんかギャグとして機能してない様な気もしたけど。ていうかみんなギャグだと思って観てたのかな、誰も笑ってなかったけど。(注１１)
クーマ	あと予告編で全部見せてるのはイカンよね。ホントに最後まで見せてたのかと思ってビックリしたよ！（笑）そのせいでスベッてたんじゃないの？
カズ山	メロヴィンジアンの城でのバトルではキアヌ・リーブスのアクションの上達ぶりが見れる。まぁ上達したってスゴイ！とは思わないんだけどさ。なんせ超人だからな。でもこのシーンはカンフー映画へのオマージュだからな。演舞っぽいのもそのせいだな。
クーマ	キアヌについては前作を見直してみると感慨もひとしおだね（笑）つーか前作のキアヌのカンフーはあらためてみるとヘチョ過ぎる
カズ山	ハイウェイのチェイスは文句無いだろ！もう誰も真似できないようにチカラいっぱいムチャクチャやってるから（笑）エスカレーションとはこういうことだ！みたいな。凄さのインフレですね。
クーマ	中学生的発想はあいかわらずだよね（笑）ここだけは本当にスゴイよね！スタイリッシュでもカッコイイでもなく、ただ凄い！ってかんじ。(注１２) 戦うのもトリニティとモーフィアスなので感情移入するし。
カズ山	ネオがいないからいいんだよね～（笑）覚醒して超人化しちゃったネオだから、ビジュアルとしてどんなに凄いことをやってももう当たり前。さっきから言ってるように現実との接点を失ったアクションにストーリー上の高揚感など期待できないですわな。でもそこで何か違うことをやろうとしてる。ストーリーは新しい段階に進もうとしてるよ。
クーマ	というと？
カズ山	ネオが救世主であるという予言ってのはこれまたアクションの高揚感を引きだす方便だったと思うんだけど、そこを再度持ち出してきて設定も掘り下げて「本当のところマトリックスとは何なのか？」っていう話にしようとしているよね。これはもうＳＦ小説の扱う分野ですよ。ウォシャウスキー兄弟ってオタクだよなとは思ってたけど、このオタクどもはどうやら本気みたい。
クーマ	成功はしてないよね。
カズ山	…してないよね～。映像で語りにくいよ。映画でやるのはすごく危険。このストーリーだとホントはアクションシーンは要らないよな。結果、「リローデッド」は登場人物が延々と設定を喋り続けるストーリーモードと、壮絶バトルのアクションモードが完全に遊離した構成になってる。
クーマ	ストーリーが難解だよね。なんかアーキテクトが予言の正体を語り始めるくだりを間違って解釈してる人がすごく多いみたいだけど。
カズ山	それは字幕が読めてないだけです。ちゃんと読んで下さい（笑）たしかに概念上の話を延々と聞かされるからちょっとイメージしづらいかも知れないけど、そんなに難しくはないよ。ただ面白いのかどうかは判らない。僕が面白かったのはやっぱりＳＦのひとだからなのかね。 "ソース"の部屋でアーキテクトの話が始まったところからラストまではホントに興奮しました。
クーマ	それはただのへそ曲がりです（笑）しかも映画全体からいうともうほとんどおしまいじゃない。
カズ山	そうなんだけど、それまでの経緯なんかもうホントどうでも良くなったな（笑）「リローデッド」で一番面白いのは、前作でひととおり決着がついて答えの出たストーリーをもう一度覆して新たな謎を持ち出してきたところ。もうこれに尽きる。「予言は真実だった。ネオは救世主になった。」として終わったはずが「予言そのものがマトリックスから仕掛けられたシナリオだった！」とか、「前作で倒したはずのエージェントスミスは何か別の存在になり、とんでもない秘密を握っているらしい！」とか、「マトリックスの外＝現実世界では常人であるはずのネオが超能力？でセンチネルを倒してしまったり！(注１３)」とか。ようするに、「あなたたちが現実だと思っている世界は実はマトリックスなのだ！」からはじまって、前作まるまる一本分かけて導き再定義した世界観・設定を、もう一回丸ごと全部ひっくりかえして全て謎に戻しちゃった！
クーマ	しかも答えは全部次回に持ち越し！物語の前半分だけ観た状態ですね。
カズ山	そのまま行くと本格ＳＦですよ。本気かなぁ？本気でＳＦにすると映画としては楽しくないよ、きっと。ヤッバイなぁ。僕はすっごくワクワクしてるんだけど、でも結局ＳＦとしても大失敗かも知れないよねぇ！強引なプロモーションで趣味じゃないひとまで巻き込んでるから酷いよねぇ（笑）(注１４)
クーマ	「リローデッド」を観ちゃって次観ないのも気持ち悪いだろうしね（笑）年内公開がせめてもの救いなのかなぁ。
カズ山	それも計算済み。全部計算済み（笑）
クーマ	酷いよなぁ（笑）
注１１	僕も笑えませんでしたけど。ただビジュアルがどこかで見たような気がして「何だろう？何だろう？」って考えてて思い当たったのが「少林サッカー」！気づいた瞬間吹きだしてしまったんだけど、映画と関係ない変なタイミングで笑っちゃった。周りの人、ごめんね。
注１２	ただし、密集して高速で流れる車の列をかいくぐっていく現実にはあり得ないカメラワーク等、かなり挑戦的なことをしてると思います。凄く見えないのはこれまた自動車のＣＭでヴァーチャルカメラの映像を見慣れてるからなのかなと思います。一台の車を追うＣＭ映像とは技術レベルが違うはずなのだが。
注１３	やっぱ「１３Ｆ」とおんなじプロットになるのかな？もしそうだと、よっぽど気の利いたラストにしないとヤバイ。悪い予感がするなぁ・・・
注１４	キャラクターの衣装だけをフィーチャーしたプロモビジュアルはビックリしたな。流行通信かよ！オタク系以外の若者にもイケてるモード風でアピールしようって作戦は新しいけど、内容とまったく関係無かったのは酷すぎるよな（笑）
	2003 06/22

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