■ マクロ(VBA)実行の前提 (前記3の内容と一部重複しています。)
■ Word2003,Excel2003の場合
Word2003やExcel2003のファイルを開くと,
「このプロジェクトのマクロは無効に設定されています。マクロを有効にする方法についてはオフラインヘルプまたはホストアプリケーションのドキュメントを参照してください。」
とのメッセージが出て,マクロが実行できない場合がある。
これは,マクロ(VBA)にはコンピュータウィルスが含まれている場合があることから,マクロ(VBA)が含まれていれば自動的にセキュリティが働くのである。Wordは,原則として,マクロ(VBA)を無効扱いにしている。
しかし,マクロにその危険がなく,信頼性と有用性が高い場合には,マクロを利用する価値は高い。こうした場合には,マクロ(VBA)を機能させるため,これを有効扱いに切り替える必要がある。
(2) マクロ(VBA)を有効に機能させるためには,Wordのメニューバーの「ツール」→「オプション」で開く「オプション画面」で,タブ「セキュリティ」をクリックして,その画面で,「マクロのセキュリティ」ボタンをクリックし,
ここで現れる次の画面で,セキュリティレベルを
「高」以上(信頼できるマクロだけ実行)から,「中」(マクロ実行前に警告する)に変更し,「OK」にする。
こうすれば,マクロ(VBA)が含まれたWordを開く都度,パソコンは,事前にマクロ(VBA)を実行してよいかの警告画面を表示し,問い合わせてくる。
(3) 前記の設定をして,一旦Wordを閉じた上(入力文書があれば,名前を付けて保存する),再度Wordファイルを実行すると,次のような「セキュリティ警告」が現れる。
マクロを含んでいる場合があるが,マクロを無効にするかどうかの問い合わせである。これに対する判断は,ひとえに,そのファイルのマクロ機能の内容を信頼するか否か,利用者の判断にかかっている。
「マクロを無効にする」ボタンを選択すれば,文書は開くが,マクロは効かない。
「マクロを有効にする」ボタンを選択すれば,以後マクロは有効に機能する。
(4) マクロを有効にしてよいかどうか迷う場合,心配であれば,ウィルス検索ソフトで,念のため,そのファイルをチェックして安全を確認してから使うのが適切と思われる。
■ Word2010,Excel2010の場合
Word2010,Excel2010のマクロ機能の有効化の措置については,次のマイクロソフト社のページを参考にされたい。
(Office ドキュメントのマクロを有効または無効にする
適用対象: Microsoft Excel 2010,Word 2010等)〔マイクロソフト社のページ〕
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/HA010354316.aspx
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