QuickWriter 情報格納・一発見参


 IT時代の情報処理マンとして「あかさたな」が大事だとの話をしたことがあります。インターネット時代の情報処理術「あかさたな」

 これからの仕事人は,パソコンを利用して,情報を「あかさたな」化する,つまり,「集める,変える,探す,貯める,無くす」,この5つのスキルが仕事の目的と着想に応じて,機敏かつ的確に発揮されるのでなければならないということでした。

 情報処理の達人は,いうまでもなく効果的な情報の収集,編集・加工,検索,蓄積・保存,廃棄についてスキルと方法をわきまえていることが重要ですが,つまるところ,情報の整理・整頓ができるか否かということになると思います。
 情報の整理・整頓はそれ自体が目的ではなく,その整理・整頓には,「情報が適切に分類され,欲しい物を,欲しい時に,直ぐ取り出せる」態勢にあることが重要です。

 この観点からは,パソコン利用者は,フォルダの名前の付け方を工夫したり,ファイルを分類し,フォルダごとに整理して収納したりして,工夫しておられることと思います。
 これも1つの方法ですが,もう1つの方法として,よく使うアプリケーションソフトやデータファイル等をひとまとめに登録しておき,「使いたい時に,直ぐ取り出せる」ように,情報格納庫として保存しておくことも有効な方法だと思います。

 裁判実務関係者は,事件単位に,あるいは当事者単位に「フォルダ」を作成して,ここに関連ファイルを保存している例が多いと思いますが,これらのフォルダやファイルを横断的にみて,重要なファイルや他に利用できるファイルをひとまとめして整理しておけば,パソコンの使い勝手は,さらに向上するとも言えます。

 JTランチャー(JTLauncher)は,そんな発案から開発したソフトです。
 ランチャー(Launcher)とは,発射装置のこと。パソコンの世界では,アプリケーションソフトを登録しておいて,一発起動できる機能又はシステムを言います。

 このJTランチャー(JTLauncher)は,一太郎やエクセル等のアイコンをドラッグして貼り付ければ,簡単に登録でき,名前やメモを付してリストができあがり,よく使うソフトやファイルのデータベース化が実現します。さらに,ソフトやファイルを見るには,リストを選択しクリックするだけでよいというものです。実行ファイル(アプリケーションソフト)の外,データファイルやテキストファイル等も簡単に登録でき,リストから簡単に呼び出しができるというものです。
 また,実務の友のグループソフトとして,「実務の友」,「Jの窓」,「Quick Writer」,「Postman」等を登録しておくことでも,有効な使い勝手が実現されます。
 実務の友ソフトにも付属している機能ですが,分離独立させ,機能を高めました。

 使いたいファイルを探し求めて,何度もパソコンのフォルダを探し回っていては非能率です。よく使うソフト,ファイルは,データベース化し,情報格納庫を整備し,ランチャー機能で一発呼び出し,一発見参。これがIT時代の実務の知恵,「実務の友」の常識になります。

 JTランチャー(JTLauncher)は,複数の情報格納庫を用意しましたので,適宜ここに分類して格納しておけば,ファイルや情報の効率的な整理・整頓ができます。
 訴訟書類(判決書,準備書面等)作成に関連しての使い方では,一太郎で起案した原稿,エクセルで作成した計算書や資料,テキストファイルで作成した判例等,普通は事件単位又は当事者単位にフォルダに入れて整理しているかも知れませんが,その中から重要なファイルや他に利用できるファイルを登録して,簡単に起動させることができます。

 IT時代の主人公,それはパソコンではなく,あくまでも使う人間。人間が主人公です。パソコンは,道具であって使われる物。ご主人様にとって使い勝手の良いものでなければなりません。ご主人様が,これを見たいとクリック一発すれば,直ちに見参,相まみえてくれる・・・,パソコンは,楽しくて可愛い有能な秘書でなければなりません。
 こんなことを想像してのパソコン利用・効率化ツールです。

(以上2003.01.05記)