実務の友 数式どおりに計算  Jの数式計算機 (SuusikiKeisanki) Ver.8.0
(2009.03.07 〜 2012.06.09)




     数式どおりに計算(裁判実務用:法律実務家の快速仕事術)
       数式を入力し目に見える形で計算,数式と計算結果を文書にコピペして活用,
       又はプリントアウトして資料提示する方法
CellMover
(Excel2000,2003,2010で動作確認済み)



1 法律実務と計算
  法律実務では,利息計算や逸失利益計算等では,一定の数式に基づき電卓をはじいて計算することが多くあります。
  しかし,電卓では,計算結果だけが残り,せっかく入力した数値や数式は残りません。
  繰り返し似たような数式で計算する場合には,入力作業の反復が面倒になります。
  この計算機では,以前の入力結果が数式とともに保存・記録されるので,これを再利用すれば,必要最小限の入力で済みます。

2 計算プロセスの提示
  法律実務では,正確な計算結果も大切ですが,説得や納得のため,これを導き出した根拠と数式のプロセスが欠かせません。
  電卓は計算するだけの計算機ですが,これからの法律実務家には,計算式が目に見える形で計算し,その数式とともに計算結果を提示,これをプリントアウトしての資料活用が望まれます。
  数式が目に見えて分かれば,計算の方法,順序,計算式の理解も深まり,紙に手書きでメモしながら計算するより,遥かに能率的,確実な計算ができます。また,複雑な計算式は,準備書面,判決書等にもそのまま引用(コピー)ができれば,当事者等への説得力も高まります。

3 入力した数式が記録に残る計算機
  この計算式は,Excelを利用して,数式どおりに入力し,その計算結果を得て,その数式及び結果を計算履歴としてデータベース化して保存し,後の必要に応じて呼び出して再利用を可能にしています。
  必要に応じて数式と結果を他の文書へコピー&ペーストすることも可能にしています。
  また,計算の数式と結果をプリントアウトして目前の人に提示したり,書類の参考添付資料として活用することもできます。
  複雑な加減乗除の計算をする場合に,便利です。


    操作方法と利点
1 計算符号
(1) 自動的に立ち上がったダイアログボックスの数式欄に加減乗除等の数式を入力し,「=」は入力せずに,[Enter]キーを押すと,その下に計算結果として「答」が表示されます。
(2) 数式は,半角の数字と計算符号を用います。
    計算符号では,次のようなExcelで使う演算子等を使用します。
   
Excelで使う演算子 意味 使用例 計算の優先順位
( ) かっこ内計算 =(1+2)*2
^ べき乗 =2^2(2の2乗)
* 掛ける(×) =2*3
/ 割る(÷) =4/2
足す(+) =1+2
引く(−) =3-2

  例えば,数式欄に「(5−4+3)×2」のように入力して[Enter]キーを押すと,答欄には「8」が表示されます。
(3) 加減算より乗除算が優先されますが,括弧内の計算が先に行われることは,一般の数式による計算方法と同じです。
  数式欄に全角で「+−×÷()」を入力しても,実行段階では,自動的にそれぞれ「 +-*/()」と,半角符号に変換されて計算が行われます。
  また,数式に3桁区切りの位取りや「万」「円」が含まれている場合でも,これを除いて計算します。
  「616万1500円×(1−0.3)×12. 4622」は,「万」「円」を除き,
  半角で「6161500*(1-0.3)*12.4622」に変換されて,計算します。

2 計算能力と精度
  このソフトの計算方法は,Excelのセル内で数式を入力して計算した場合と同一の方法によっています。
  したがって,本ソフトの計算能力と精度は,Excelのそれに依存しています。   数式に論理矛盾又は不適式な入力箇所があると,計算エラーになります。

3 使用方法
(1) 計算実行の[Enter]キーを押した段階で,背後のシートに数式と計算結果が1行単位で自動記入されます。
    操作のダイアログボックス(入力画面)を消し,シートを確認し操作するには,[シート閲覧]ボタンを押すか,キーボードの[ESC]キーを押します。
(2) 計算実行によりシートに記入された内容は,「削除」ボタンにより1行ずつ削除することができます。
(3) EXCEL終了の際には,「保存して終了」の問いには,必ず「はい」を選択して実行します。「いいえ」を選択すると,記入結果はファイルに保存されません。


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