「男らしさ」「女らしさ」 (16.02.19)

高校生の性差意識が発表された 

文化破壊のジェンダーフリー教育の成果(?)・・か 

 17日の『読売新聞』に興味深い(というより恐ろしい)意識調査の結果が載った

 それによると、日・米・中・韓で行われた「高校生の生活と意識に関する調査」で、
 日本の高校生は「男は男らしく」「女は女らしく」といった性差意識が突出して低いことが分かった

国別、男女別の表にすると、以下のとおり (%)
日本米国中国韓国
男は男らしくすべきだ 42.965.183.067.4
     同     40.462.479.740.9
女は女らしくすべきだ 38.961.075.961.3
     同     22.555.568.032.3
結婚前は純潔を守るべきである 40.947.572.971.2
     同     29.255.976.576.6

 目立つのは、日本の女子高生の意識
とくに「女は女らしくすべきだ」と「結婚前は純潔を守るべきだ」が極端に低いこと

 他国に比べてそのモラルの崩れ方は驚愕すべきものがある

 間違ったジェンダーフリー教育と即物的な性教育の「成果」なのである

 日本の女性の精神の「崩れ」については、

 「電車の中(人前)で化粧する」とか 「男言葉をつかう」などもあるが、

 犯罪に合う女性の多くが夜中の2時だとか夜明けに外出していて被害に遭っているという記事をよく見かける

 行動に「つつしみ」というものがまるで感じられない

 これは、学校教育によって『つくられた意識』である

 中学、高校の教科書は、ジェンダーフリーの考え方に基づくものが圧倒的に多い

 男女は体だけでなく脳や心理的な部分も違うのだから、『差別』ではなく、『正しい男女の区別』を教えることが大切である

 もちろん学校教育だけの影響ではない
 ジェンダーフリーを垂れ流すマスコミの影響も大きい

 日本文化の伝統には、 ”端午の節句””お雛祭り”に代表されるように、
 「男は男らしい美しさを」「女は女らしい美しさを」育てる豊かな伝統的な文化があった

 衣服や立ち居振る舞いの美しさで、男らしさと女らしさの区別をして、それざれの美しさを競ってきた

 そういう中から 「いなせな」とか 「粋な」「やわらかい物腰」という言葉も生まれた
 言葉も男言葉と女言葉に分かれ、それぞれの美しさへと分化し洗練されてきた

 文化破壊(マルクス主義者が目的とする 革命の1ステップ)の ジェンダーフリーが、ここまで 「成果」を上げていることに、 最大の危機感を持たなければならない