Ultra Lite Cabinet (超軽量キャビネット)の決定版

  自身ミュージシャンとしても活動するJorg Schroeder氏の製作する
Schroeder "Superior Sound" Cabinets




軽量のベースキャビネットは、パンチのある中域が無く、コシのあるサウンドを生み出す事が難しい。

 Jorg Schroeder (シュローダー)氏は、ベースプレイヤーとして長年活躍してきましたが、その経歴が37年に達しようとしたときに転機を迎えます。

     ベースというパートは、時代の変遷と共に単なるリズム隊の一員ではなく、現在では、高度な表現力を持つ優れた表現者としての役割を担うようになっています。またレコーディングや、コンサート等の音楽環境も大きく変わって来ており、ベースプレイヤーに求められるものも変化しています。
 また、同時にベースプレイヤー自身の持つ嗜好にも変化が訪れ、それはクリアーではっきりとしたトーンであり、より洗練されたものになっています。

     Schroeder氏は、現場での必要とされる感覚やそこで得た経験から、本当の意味で、自分自身が納得して使えるキャビネットの製作に着手しました。
 彼が求めるものは、音圧と深み、ベースという楽器の美しさが最大限発揮されるクリアーさを同時に持ち合わせている事、それでいて軽量かつ小型である事、と至って明瞭かつシンプルなものです。
     単発のスピーカーを搭載している、小型かつ軽量なキャビネットはすでに存在していますが、それらが常に抱える問題点として、大きいホールや、アンサンブルの中では、その良さを十分に発揮することが難しいということです。
 そこで、Schroeder氏はサブウーハーの配置方法、及びその品質に回答を求めました。

     Schroeder氏自身、市場に出回っているスピーカーの中に優れた存在を認めていますが、改良の余地がまだある、というのが彼の見解です。その証拠に、例えば、彼の10"ウーハーを4発搭載したスピーカーは、他のどのメーカーの同種のものより軽量かつ小型化していながら、彼の求める十分な音圧と明瞭な低域、クリアーながら、パンチのある
サウンドを併せ持っています。

 通常はモニタースピーカーとしての役割も果たす為、その置き場所を考えなくてはならないのですが、 Schroeder Cabinetはその煩雑さからも解放されるような設計方法をとっています。 それゆえ、自分自身はもちろん、同時に共演するプレイヤーの耳にも同じようにベースサウンドを届ける事を可能にしています。
 これはプレイヤーとしては、非常にありがたいことで、おそらくその誰もが経験することですが、スピーカーと弾き手の位置によってベースサウンドの聴こえ方に変化が生じるのは、通常やむを得ないのですが、このSchroederではそのような問題にも縁遠くなり、結果、バランスを失いがちな、弾き手と、弾き手以外のプレイヤーの双方にとっての、最適な音色と音量での演奏を可能にしています。
 そしてそれは、オーディエンスにも同じような効果ををもたらす事は言うまでもありません。  

 Schroeder氏は、今までに無数のアンプを試したことは言うに及ばず、楽器に関してもありとあらゆるものに触れてきました。その経験の中で、彼は音質に優れ、軽量とコンパクトさを両立し、かつベースプレイヤーにとって手の届くキャビネットを設計するに至りました。
Schroederの大きな特徴は、10"、及び12"のスピーカーに特化して製作し、その組み合わせで、15"や18"といった大型のスピーカーのひけをとらない、ベースらしい音色を生み出しているということです。
 各スペックをご覧いただければ分かりやすいと思いますが、重量の軽さ、能率(音量)、また余裕のある容量等、他の軽量スピーカーを製作しているあらゆるメーカーの追随を許さす、それらのキャビネットが抱える問題を解消している高品質なキャビネットを製作しています。



BASS CABINETS (SUBCOMPACT SERIES)

The Mini 12+ LIGHT
 エレクトリックベースとアップライトベースの双方を使い分けるプレイヤーの為にデザインしたキャビネットです。驚きの軽さだけでなく、ベースらしい、太く力強い音色が特色です。
スピーカー 1 x 12"
ツイーター 150W Titanium Super Tweeter
ジャック 1/4" Phone Jack + Speakon
周波数特性 40 Hz - 20 KHz
許容入力 400W RMS (Peak 800W)
能率 100 db SPL @ 1W/1M
インピーダンス 4Ω or 8Ω
重量 約12.2 - 13.1Kg (27 - 29 lbs.)
寸法 406 (W) x 406 (H)×406 (D) mm
映像、及びサウンドクリップをこちらでご覧いただけます。





The Mini 10+ LIGHT
 10"ウーハーを1基備えたのスピーカーの多くには、"Low-B"の再生に難を来すものがすくなくありませんが、このMini 10+は音域に左右されない均一な発音を目的として設計されたスピーカーです。その為、Low-Bの再生時にディストーションがかからず、タイトな低域を持った音色を生み出します。
スピーカー 1 x 10"
ツイーター 150W Titanium Super Tweeter
ジャック 1/4" Phone Jack + Speakon
周波数特性 45 Hz - 18 KHz
許容入力 300W RMS (Peak 600W)
能率 102 db SPL @ 1W/1M
インピーダンス 4Ω or 8Ω
重量 約9.5 - 10.8Kg (20 - 24 lbs.)
寸法 406 (W) x 330 (H)×304 (D) mm
映像、及びサウンドクリップをこちらでご覧いただけます。




BASS CABINETS (COMPACT SERIES)

The 1210 LIGHT
 12"ウーハー1基を備えたキャビネットを一回り大きくした大きさでありながら、10" x 4という構成のスピーカーの代替えとして十分すぎるほどの力を備えた素晴らしいスピーカーです。また、10"と12"の組み合わせはそれぞれの短所を補うため、大変にバランスのとれたキャビネットとなります。
スピーカー 1 x 10" + 1 x 12"
ツイーター 150W Titanium Super Tweeter
ジャック 1/4" Phone Jack + Speakon
周波数特性 40 Hz - 18 KHz
許容入力 700W RMS
能率 102 db SPL @ 1W/1M
インピーダンス 4Ω or 8Ω
重量 約19Kg (42 - 44 lbs.)
寸法 596 (W) x 406 (H)×406 (D) mm
映像、及びサウンドクリップをこちらでご覧いただけます。




BASS CABINETS (MEDIUM SERIES)

The 21012 LIGHT
 通常スピーカーは正面を向いているものですが、この21012はそれぞれが異なった角度で取り付けられており、弾き手はもちろん聴衆に対しても最適な状態で楽器の音色を届けます。この角度付きの仕様によって、音の聴こえ方が、スピーカーの向きによって左右されるということがなくなり、結果、常に自身の耳に届いているものと聴き手の双方に対する音色の差を埋めてくれます。
スピーカー 2 x 10" + 1x 12"
ツイーター 200W Titanium Super Tweeter
ジャック 1/4" Phone Jack + Speakon
周波数特性 35 Hz - 18 KHz
許容入力 1000W RMS
能率 104 db SPL @ 1W/1M
インピーダンス 4Ω or 8Ω
重量 約25Kg (55 - 57 lbs.)
寸法 596 (W) x 596 (H)×406 (D) mm
映像、及びサウンドクリップをこちらでご覧いただけます。



The Rhino
 新しく登場したこのSchroeder The Rhino Seriesは、その名の意味するようにより耐久性に優れた構造を持つキャビネットです。また、嬉しいことには、レギュラーラインと比較してさらに軽量化が図られており、文字通り"King of Ultra Lite Cabinets"の称号に相応しいものとなっています(色はBlack, Navy Blue, Orange, Redからお選びいただけます)。
重量比較(メーカー公表値に実測値を加えています。)
Model Regular Carpet Line The Rhino
Mini 10+ LIGHT 約9.5 - 10.8Kg
(20 - 24 lbs.)
約8.7- 9.8Kg
(19 - 21.75 lbs.)
Mini 12+ LIGHT 約12.2 - 13.1Kg
(27 - 29 lbs.)
約9.9 - 11.3Kg
(22 - 25 lbs.)
1210 LIGHT 約19Kg
(42 - 44 lbs.)
約16.3 - 18.1Kg
(36 - 40 lbs.)
1212 LIGHT (受注生産です) 約19.9 - 20.8Kg
(44 - 46 lbs.)
約19.5 - 21.3Kg
(43 - 47 lbs.)
21012 LIGHT 約25Kg
(55 - 57 lbs.)
約22.2 - 24Kg
(49 - 53 lbs.)
410 LIGHT (受注生産です) 約26.7 - 27.6Kg
(59 - 61 lbs.)
約20.4 - 26.3Kg
(54 - 58 lbs.)