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Alleva Coppolo Sold Out Gallery

Alleva-Coppolo Sold Out Gallery 01

#273 LM5L-TO #298 LG5-SL
#292 LM5-PB #315 LG5-ES
#272 LM5-TO #304 LM5-OW
#381 LG5-OW #382 LM5-NT
#380 KBP4-SG #385 LG5-SB
#383 LM5-TR #373 1600
#379 KBP4-SB #455 LG5-PB
#502 LG5-DR #503 LG5-FG
#466 KBP4-SB #544 SD4-LB
#667 LG5-LB #661 LG5-LB
#660 LG5-LB #659 KBP4-PB
#634 LG5-BM #553 1600
#663 LG5-SP #665 LM5-NT
#680 KBP4-SB #681 KBP5-CO
#682 LG4-SL #683 LG5-FF





#683 LG5-FF
 Jimmy Coppoloは、彼の手がけるその全ての楽器に、強烈な自信の裏返しであるかのように、ちょっとした遊び心を盛り込んでいる"楽しんで製作を行っている"ルシアーですが、その好例が、このFlip Flop FinishのLG5です。
 上から下まで端正で均一な響き方をしますが、その根底には4弦の素晴らしさが常に存在しており、5弦であってもおとなしさとは無縁のE弦には、心惹かれるものが多分にあります。
 そして、その延長であるかのような苛烈な、"34"とは思えない"という枕詞を完全に過去のものにしてしまっている、Low-Bのサウンドがあり、それらが大変強力な力によって整合性を与えられています。
 Jimmyの製作するPreampの素晴らしさも際立っており、その色づけの妙の素晴らしさには言葉もありません。
 それゆえ、Activeを駆使することでアメリカの素晴らしいプレイヤーの好みに完璧に合致する楽器にもなりえますし、Passiveのサウンドキャラクターの良さを堪能できる王道にもなりえます。  
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Custom Flip Flop
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#682 LG4-SL
 多い数ではないものの、優れた製作家と評される人物は世界中にいますが、人間だれしもがそうであるように、 製作工程の全ての分野において完璧なことは稀であり、それぞれの突出した個性と才能がその他の要素を牽引し、素晴らしい楽器足らしめているというのが実情だと思います。
 もちろんその才能は一つにとどまらず、これも人間だからこそではありますが、それぞれに連携をみることができます。
 Jimmy Coppoloという人物に関して評するならば、これほどの楽器を、ぶれること無く数多く世に送り出している為、それは多岐にわたるのですが、中でも突出しているのが、取捨選択のセンスだと思います。
 現代の楽器製作家としては、多弦楽器、特に完全に市民権を得ている5弦のそ需要に応える必要がありますが、彼の場合は、4弦と5弦における需要を的確に見抜き、実践的なプレイヤーが必要とするものを最良の形で盛り込んでおり、それがAlleva-Coppoloというブランドの評価を決定的なものとしている主たる理由でしょう。
 NYで培った叩き上げの強さのある努力する天賦の才、という言葉がこれほどふさわしい人間も珍しいでしょう。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sonic Blue (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#680 KBP4-SB
 伝統的なサウンドであり、プリミティブとよべる原点の素晴らしさが余すこと無く実感できる楽器です。
 このスタイルの楽器はシンプルなだけに奥深く、製作に関して追い込むことで得ることのできる部分と、喪失してしまう要素のバランスをとることが、大変に難しいのですが、Vintage楽器のみならず、一流のプロが用いる、多くの優れた楽器に精通しているJimmyだからこそできるセンスの良さに由来する、取捨選択の妙を感じます。
 それは、一見ラフで突き放した感じがありながらも、確実に弾き手の感覚にダイレクトに訴求するものとなっています。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sunburst (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#681 KBP5-CO
 現代の楽器に必須なバランスの良さがありながらも、その存在によって損なわれてしまいがちな要素がJimmyによってしっかりと盛り込まれている、やんちゃで暴れる、らしさ溢れる楽器です。
 このスタイルの、中でも良い5弦の製作に関しては、新しい定義が必要となりますが、その難題に対して真っ向勝負で挑み、素晴らしい結果となっているのが、ある意味Ken Smithでもあるわけですが、見た目にもその要素を満たしている楽器は、決して多くはありません。
 KBP5は、 確実にその両者の要件を満たしている希少な存在であり、Jimmy Coppoloという製作家が、行き当たりばったりではなく、優れた感覚と膨大な経験を元に、コンセプトを十二分に吟味し、明確な目標を持って楽器製作に臨んでいるという証拠であるとも言えるでしょう。
 極上の弾き心地は、楽器を弾くという行為自体に、ひたすらのめり込ませてくれます。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Charcoal Frost Metalic / Gun Metal (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#665 LM5-NT
 美しいNatural Tint塗装が何とも言えない、雰囲気を醸し出しています。
 誰もが良く知ってる70年代より聴くことのできる、鋭角でレンジの広い、パンチに満ちあふれたサウンドがあります。
 分厚く力強いアタックは、指弾き、スラップなど奏法問わず健在であり、アンサンブルでも独自でありながらも、音楽的な立ち位置を常に弾き手に与えます。
 見方によっては、あまり器用な感じではないのかもしれませんが、スペシャリストとしての存在感があり、楽器自体のクオリティの高さも相まって、逆にジャンルを選ばずに使うことができる、高い汎用性を感じます。
 34"、1pc.の楽器とは思えない、強力なLow-Bのサウンドも特筆すべきものがあります。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Natural Tint (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#663 LG5-SP
 かつてLeo Fender氏と一緒に仕事をしていた塗装職人が手がけるAlleva-CoppoloのLacquer Finishは、Fender社でも再現することができないかもしれない、現存する唯一無二のものです。
 SLEEK ELITEで扱わせていただいている楽器の中でも、Alleva-CoppoloのLAcquer Finishは、もっとも柔らかく傷もつきやすいもので、当時"車の塗装に使われてた"という話がにわかには信じがたいほどのものではありますが、それだけに非常に軽く響き、 Alleva-Coppoloという楽器にふさわしさを与えています。
 Poly塗装の楽器よりも、独特の深みと温かみ、風合いがあり、いわゆる弾き手によって鳴りだすようになるまでの期間はLacquerの方が早いように感じますが、アンサンブルでのカット具合は、Polyの方が優れている側面もあり、この点に関しては、Ken Smith同様、完全に好みで選んでいただくと良いと思います。
 若く、新進気鋭の優れた製作家とよばれるルシアーは世界中に何人もいますが、先達とのちょっとした違いに気づくには時間がかかるのが通例です。しかし、Jimmy Coppoloという製作家が、抜きんでた存在であるのは、素晴らしい師の存在と本人の不断の努力、そしてやはりNYという素晴らしい土壌と環境において、素晴らしい音楽家と楽器にたくさん触れてきたということはが大きいでしょう。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Shell Pink (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#553 1600
 2006年のNAMM、Aguilar社のブースにて展示されたものです。
 シリアル#から、この楽器がJimmyが製作した17本目の楽器ということになりますが、実際にAllea-Coppoloの名をヘッドストックに冠し始めてから、試行錯誤の痕跡がみえるものの、非常に短期間の間に一流製作家の仲間入りを果たしていたことがわかります。
 1pc.のGraphite Inlaid Barを持たないネックですが、強力な安定感を持ち、現存する良質の60年代の楽器のネックの持つ質感と、弦を弾いた際に生じる音の響き方が完全な形で投影されています。
 美しいMapleと独自のフィニッシュなど、温故知新の傑作です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Madagascar Rosewood
BODY Quilted Maple Top & Alder Back
COLOR Custom Orange Burst Top & Harvest Gold Back (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Aguilar OBP-3


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#659 KBP4-PB
 黒いフィニッシュは、個人的にはあまり好みではないのですが、それは、全く同じ色でありながら、ちょっとした違いで、質感に大きな差を感じる"不安定さ" によるものと認識しています。
 しかし、その一方で、このKBP4のような雰囲気を有する楽器には、表現し難い大きな魅力を感じます。
 以前オールドの同種の楽器を所有していたこともありますが、Alleva-Coppoloには、それを容易に上回ってしまう感動的な質感があり、 このKBP4-PBも確実に弾き手の心に響かせるものを多分に備えています。
 このシンプルな構造と佇まいを備えた楽器が、世の中にはじめて登場したときにはもちろん自分はこの世にはいませんでしたが、50年以上たった今でも、その当時の人々の感動を伺いしれる貴重な機会をこの楽器は与えてくれるでしょう。
 本当の意味で造詣の深い人間のみが製作できる楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Piano Black (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade


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#634 LG5-BM
 チューニングをしてるだけでもネックの状態は通常微細に変化するため、音程があるべき場所にセットされるまで、時間がかかることもあります。このLG5では、楽器として決定的に必要なことではありませんが、チューニングをしていて、一切のぶれがなく、音程が一瞬にしてばっちり決まり、それはうれしくもあり、原因を考えれば、凄さを感じる理由にもなります。
 Alleva-Coppoloの楽器に共通する、強く逞しく、それでいながら過ぎた自己主張の無いアンサンブルのだれもが望む場所に収まる音色と、乾ききった板材に弦を張って、それを力の限りはじいたかのような、シンプルで明快な良さがあります。
 Rosewood指板のゴリッとした特有の輪郭のあるトーンが、African Rosewoodによってより強調され、タッチの加減によるメリハリのつけやすさを増しています。
 随所に、昔の楽器の雰囲気が盛り込まれており、このコンセプトを持つものとしては、他の追随を一切許さないクオリティを持っています。
 Jimmy Coppoloの楽器の塗装は、それ自体の用途を考えれば決して最高のものとは言えませんが、弾く為の楽器としては間違いなく最良のものの一つです。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Alder
COLOR Burgundy Mist (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#661 LG5-LB
 同時期に入荷したLake Placid BlueのLG5と指板違いの楽器です。
 この楽器は、もう1本の方がIndian Rosewood指板であるのに対し、Madagascar Rosewoodを指板に用いており、似通ってはいるものの独特のアタックと、特にふくよかさでは、その違いを明確に感じます。
 Madagascar Rosewood指板の方が、少しレイドバックしたアタックの後に来るピークに膨らみがあり、その両者のどちらも甲乙はつけがたく、プレイスタイルや好みでどちらがより良いか決まるものではないかと思います。
  Alleva-Coppoloを取り扱わせていただいてからは、それほど長い時間が経過してわけではありませんが、細部が洗練されてきている印象はあります。ただ、Jimmyの作る楽器特有のダイナミクスは維持されており、常に原点はそこにあるという印象にも一切の変化はありません。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Madagascar Rosewood
BODY Alder
COLOR Lake Placid Blue (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#660 LG5-LB
 豪放磊落な力強さと鯔背な感覚が、手放しがたい印象を与える楽器です。
 Leo Fender氏が築き上げた最高の芸術である、Jazz Bassというフォーマットの良さを凝縮しながらも、外からの客観性と自由が、逸脱の無い超越で盛り込まれているのがAlleva-Coppoloであり、このLG5はその象徴でもあります。
 拠点を西海岸に移してからは、全体的な丁寧さが増したように感じますが、原音の素晴らしさの息吹を持つという点については、十分な一貫性があります。
 Alleva-Coppoloのネックは薄めではありますが、大変に安定しており、もちろん環境にもよると思いますが、SLEEK ELITEで扱わせていただいている楽器の中でも、間違いなく最高の部類に入ります。
 レコーディングではもちろん、ライブや様々な場面で、信憑性のあるサウンドを提供し得る、裏切らない楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Lake Placid Blue (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#667 LG5-LB
 一音だした瞬間に、弾き手の感情の全てを支配していますような強力な楽器です。
 バランス、フィール、組み込み、材料など、そして、細心の行き届いた配慮など、その全てが正しく、ただ一点の目的地にのみ結集した場合に生じる結果がこのLG5にはあります。
 Brazilian Rosewoodを、Jimmyはあえて学名の"Dalbergia Negra"と読んでいますが、これは意外と数多く存在する類似品に対して、言い訳できないようにしている訳で、非常に好感がもてる姿勢だと思います。
 このオプションは、非常に高価なものですが、相応に意味のあるものとなっており、だからこそ、と深くうなずかせてくれるものとなっています。
 言葉で説明することは難しいのですが、このLG5を弾いていると左手の指のあたりから、大きな暖色の空気のかたまりがうまれており、楽器自体の音はもちろん、周囲の音楽を吸収しているかのような錯覚を受けます。
 楽器製作に近道もマジックももちろんありませんが、当たり前のことに対して、当たり前のように最善を尽くし、それを最大限弾き手に還元しているのがAlleva-Coppoloです。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Brazilian Rosewood
BODY Alder
COLOR Lake Placid Blue (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#544 SD4-LB
 初入荷のStandard 4です。
 LG5やLM5等、新興メーカーながら、大ベテランメーカーの楽器に1歩もひけをとらない5弦を製作しているAlleva-Coppoloですから、4弦という基本の良さは予想はしていましたが、それを十分すぎるほど裏切ってくれました。
 KSD Brooklynでも良い材を使うことによる結果への確信は得ていましたが、まさにその典型で予定調和のような楽器でもあります。
 力強く、爆発的な推進力のある生鳴りをそのままアンプを通しても増幅してくれ、中低域が速いアタックとともに、ガツンとではなく、ガッツンと来てくれます。
 もちろん短時間のチェックでは分からない事ですが、このタイプの楽器は、弦が中々死なない傾向をもっている事が多く、かつて所有していた、実際に1年もの間、全く弦がへたるそぶりを見せなかった1963年製の楽器をすぐに思い出しました。
 ヴィンテ−ジ楽器のセットアップに近づけて弾いていると(弦高は高めになりますが、それでも全く弾きにくいという感覚はありません)、それ自体の良さに圧倒されてしまうという、あまり味わう事の出来ない非常に珍しい経験をさせてくれる楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Lake Placid Blue (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#503 LG5-FG
 アタックのスピードは速く、まとまった、上から下まで非常に優れたバランスを持つ楽器です。
 通常Vintageを指向し、成功しているAlleva-Coppoloの中では、ややModernな感覚を備えた珍しさを感じる楽器ですが、チェックの際に、思わず感嘆の声を上げてしまった楽器です。
 Jazz Bass Styleの楽器は、世界中にあり、特にこの日本でも多く存在していますが、その動機としては、自分の方がもっと良いものを作れるのではないか?というものもあるかもしれませんが、このAlleva-Coppoloという楽器がもっと早く市場に登場していれば、そのいくつかは思いとどまったかもしれません。
 スマートで引き締まったトーンを基調としながらも、Alleva-Coppoloの特色である古い音色も同時に網羅しており、我々が良く言うところの"Steroid on Jazz Bass"という表現がぴったりな楽器です。
 1音出した瞬間に全て納得の、個人的に大好きな楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Surf Green (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#502 LG5-DR
 進化しつつある現代の楽器製作方法の観点から、また長時間精度を要求される演奏をする上で、ネックは極力まっすぐである方が良いのではないかと思いますが、Vintage楽器をいくつか修理で見させていただいておりますと、ネックをまっすぐにするのが、物理的に難しいものがたくさんあります。それらの楽器を見て、ああ、これはかなり弦高を高めにして、またネックも極度の順反りにして使うものだよ、と話される方もおられますが、それは決して真理ではないと思います。
 もちろん弦高は指板の形状から考えても、ある程度高めの方が、本来の良さが出やすいわけですが、左手に対する負担は、まっすぐなネックによって相当軽減されますが、古い楽器の多くはそれをすでに許容しない状態のネックを持っている場合が多いのが事実です。
 対して、Volume Potよろしくスムースに回るトラスロッド、1pc.ながら強靭かつ、まっすぐなネックで、楽器の良さを十二分に発揮できるこのAlleva-CoppoloのLG5は、旧さと新しさ、それぞれの良さの最適な融合であり、昔の楽器に慣れ親しんだ方から、新しい製法で作られた精度の高い楽器で技術を磨いてきたプレイヤーまで、多くの要求に対する幅広い許容量をもっている楽器と言えます。
 精度の点では、新しい楽器には目を見張るものがありますが、その多く、大概は量産品ですが、には、弦の音しかしないものが多く、それらは道具としては基準を満たしたものではありますが、弾き手にも感動を与える、本物の楽器とは呼べないと思っています。
 対して、このLG5は、弾き手をより高い次元に導いてくれる、そういう感覚に溢れています。
 Bolt-onの楽器製作には、Neck-thruとは違った難しさがあり、その最たるものは、いかにサスティーンを殺すか、というものですが、Jimmy Coppoloという製作家は、この点でも非常に優れたセンスとノウハウをもっており、全体が良く響き、安心してすべてを任せる事の出来る、弾き手の本能に強く働きかける、心強い相棒といった楽器になっています。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Dakota Red (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#466 KBP4-SB
 "鳴る"という表現には様々な見解の存在や、弾き手の感覚や経験に拠る表現の為か、今ひとつ当を得ず、酷いケースでは単なる売る為の常套句として使われている場合も見かけますが、もしVintageの本当に良い個体が持っているViberationを指すのであれば、このKBP4は、それがある楽器と言えるでしょう。
 Toneの加減で全体の音量感が変わってしまう事もなく、丸く弾力のあるトーンは、かつて所有していた私から申し上げますと、まさにそのもののサウンドに他なりません。
 近年人気が出て来ているP Styleの需要に合わせて、様々なメーカーが応えていますが、どうしてか?と聞かれると正直困ってしまうのですが、それらとは一線を画していることは容易に分かる楽器です。
 良質の材料の選択に心血を注いだ結果、Neckは頑強で新しい楽器ならではの良さがありますが、雰囲気に特有の脆さが見事に盛り込まれており、実直で力強さを感じます。
 弾きやすさはあるのですが、弾き手に決して媚びている感じがなく、それだけに仲良くなれた時には間違いなく一生添い遂げてくれるであろう、そういう素晴らしい楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sunburst (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Passive


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#373 1600 (Spalted Maple Top)
 この楽器は偶然Jimmyの方から、製作中のBody写真が送られて来てオーダーとなったものです。
 Alder Bodyとはにわかに信じ難い、良質のAsh材の楽器に一歩もひけをとらない強力なパンチがあり、それでいて奥深くには、Alderならではの甘く、歌うような琴線に触れる核がある極上のサウンドキャラクターを持っています。
 アンプを繋ぐ以前の生音の素晴らしさは言及せずにはいられないもので、弦の振動がとてつもない速度でBodyとNeckに"さらっ"と伝わっていき、それはまさにVintageの本当に良い楽器が持ちうる感覚そのものです。
 ここまでの楽器ですと、一体良い楽器には、具体的に何が必要か?という判断基準に逆に迷いを生じてしまいますが、ただ一つ間違いなく言える事は、以前私が所有していた'63を彷彿とさせる重量や出音はもちろん、セットアップ、弾きやすさ等、全てJimmy Coppoloとしては計算づくであろうということで、それは一切の疑念の余地の無いものであり、まさに文字通りの一生ものと呼べる1本です。
 オーダーの際に指板の選択肢としては、Rosewood系もこちらとしてはありましたが、Jimmyの強力な薦めによりMaple指板をこの1600は持っており、結果、特にスラップ時にはAlder Bodyの楽器では決して得る事のできない極上のトーンが備わり、それもまさに正解以外の何ものでも無かったと言えます。
 古き良き楽器をモチーフにしつつ、改良しているメーカーは数多くありますが、その過程で失っては行けないものにはきっちりと太い杭を打ち込み、経験を上手くエッセンスとして盛り込めているのは、私の知る素晴らしい他の製作家同様、楽器を製作する以前に、完成形が明確にイメージされているということの証明となると思います。
 最近では様々な見解のある"鳴る"という表現ですが、一流のリペアマンが言うところのそれがまさにこの1600に存在しています。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Spalted Maple Top on Alder
COLOR Natural (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#455 LG5-PB
 一見、同スタイルの楽器とそう変わらず普通の楽器のようですが、触って驚き、音をだして驚愕する雰囲気のある楽器です。
 4弦の感覚をそのまま5弦にもちこむことは、特にJazz Bass Styleの楽器には求められる事ですが困難を伴うことは良く知られています。しかし、それを苦もなく成し遂げてしまっているのが、Alleva-Coppoloです。
 Ken SmithのLow-B弦のイントネーションの良さに比肩し得る数少ない楽器であり、No EQでも十分に欲しい音が出てくれる膨大なポテンシャルを秘めていることも瞬時に理解でき、4月に入手した私自身のLG5も最初はこういう感じだったことを思い出させてくれる楽器です。
 Alleva-Coppoloは、かねてよりこの日本のメーカーでは作れない、もしくは出てこない楽器だと感じていましたが、このLG5を通じてその理由が漠然とではありますが、徐々に見えて来たように感じます。
 バランス良く、安心できる楽器作りの難しさは重々承知していますが、楽器作りとは本来こういうものであり、こうすべきなのではないかと真剣に考えさせてくれます。
 奇をてらうことなく、真摯に情熱を傾けて最良の楽器を製作しているのが、Jimmy Coppoloです。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Alder
COLOR Piano Black (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#383 LM5-TR
 Ashのサウンドは、相対的な比較によりドンシャリと評されますが、あくまでそれは相対的なものであり、実のところ、もう一方のAlderをも凌ぐ中域の力強さを備え、その特徴が前面に押し出されている楽器がこのLM5-TRです。
 指弾き、スラップ、ピック弾きの何れでも気持ちよく、特にEやLow-B弦をはじいた時の心地よさは格別です。
 AshとMapleを組み合わせた楽器の中には単体では迫力と派手さが強調され、その時点では良いものの、アンサンブルでは全くその役割を果たさないものもありますが、本当に良質のAshを適切に用いた場合には、ベースという楽器に必要とされるべき中域がしっかりと存在し、腰砕けのキャラクターとは無縁のものとなります。
 Alleva-Coppoloという楽器をそろそろ10本近く見る事となっていますが、このスタイルながら、当たりはあってもハズレがないのは、やはり良い材にこだわっているからでしょうか。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Transparent Red (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#385 LG5-SB
 Jazz Bass Styleを持ちながらも、気兼ねなく使えるLow-B弦や、4弦ベースに存在するような気持ちの良いはじけるE弦を持っている楽器を探す事をあきらめてしまっている方には一度は弾いていただき、ぜひとも驚いていただきたい楽器です。
 同スタイルの楽器製作に傾倒している他のメーカーの努力をせせら笑うかのような強力なB弦やE弦は、まるで鋼をたたいているかのようなガツンとしたもので、GやD弦に関してはAlderとRosewoodの組み合わせ特有の色のある甘いトーンを持っているという、'両立'に優れた、ありそうであまり無い楽器です。
 楽器の地力がある為か、もちろんベストなセットアップというものがあることが分かりますが、どのようなセットアップを施しても弾き手と聴き手を楽しませる音を生み出せる事は興味深い現象であり、結果、厳しい現場にける不確定要素によるバランスの欠如に対しても大変な強さを持っているように感じます。
 Alleva-Coppoloは、かねてよりこの日本のメーカーでは作れない、もしくは出てこない楽器だと感じていましたが、このLG5を通じてその理由が漠然とではありますが、徐々に見えて来たように感じます。
 並列化されたクオリティに重点を置く事はもちろん非常に重要な事ですが、良い楽器作りという行為には、明確な主義・主張の上に立脚した、材の見極めと製作技術の融合が化飾るべき要素なのではないかと感じます。 
 強烈なイデオロギーやアイデンティティは、一見、特定のプレイヤーのみの支持を集め、対して、癖の無い楽器であればあるほど、より多くの層にアピールすることができるようにも見えます。しかし、その力の持つ説得力が魅力的であればあるほど、長い時間弾き手に愛され、また世界的に知られる楽器となっているのが現実です。
 Jimmy Coppoloは文字通り"踏み出した"製作家であり、それをコピーという次元からフォーマットとして昇華させた、後継者と評しても良い人物なのかもしれません。 
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sunburst (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#379 KBP4-SB
 Vintageを彷彿とさせるではなく、そのものである、と言っても全くの偽りがない楽器です。
 古い楽器を模した楽器製作に傾倒しているメーカーはもちろんたくさんありますが、正直ここまでの楽器を製作されてしまうと、そのほとんどが言い方は悪いですが'紛いもの'ではないかと思えるような代物です。
 自分自身かつて'68のプレシジョンベースを所有していましたが、はっきり言って、その何倍も良いと確信させる素晴らしさがあり、ネックのトラスロッドの状態を気にしなくてはならないストレスとも無縁の存在です。
 素晴らしいVintaga楽器は、新しい楽器に比して多少の不便は感じるものの、これでしか出来ないことがある!と常々感じさせてくれる大きな魅力に満ちあふれていますが、この楽器を製作しているJimmy Coppoloは、それが、どのような理由によって具現化されているかを体系的にとらえているようで、まさに"分かっている、卓越したセンスを誇る稀代の製作家"の一人であると言えます。
 Vintageの質感をもった楽器を探されている方は少なからずおられると思いますが、安心して持ち出すことのできる、それこそ代品と呼ぶには不適当な本物が、Alleva-Coppoloのおかげで、適正価格で入手できる時代になったようですし、現存するVintage楽器は経年変化で良いサウンドを得るようになったか、それとも当時から良かったのかという疑問に対する決定的な回答を持っている楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Sun Burst (Nitro Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade


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#380 KBP4-SG
 "深い造詣を誇る"という言葉がまさに彼の為にある。という表現を筆頭に、いくつもの賛辞を持って評価しても足りないような素晴らしさに満ちあふれた楽器です。
 Vintageを志向している楽器は、最近ではそのねじれた需要に応じて多数存在していますが、Alleva-Coppoloを前にしてしまえば、それらは途端に、あくまでそれらでしかないことが暴露されてしまいます。
 あまりに大げさな表現は慎むべきですが、それが分かっていてもこのようなコメントを述べさせてしまうのは、Jimmy Coppoloのきわめて高い修理技術の蓄積と、環境によって育まれた経験によって生み出される集大成が、Alleva-Coppoloという楽器を通じて感じ取る事ができるからかもしれません。
 素晴らしい音楽と厳しい環境、そして多くの優れたミュージシャンが当たり前のように同居するNYという場所で起こりえる出来事、その一つ一つが彼にとって得難い経験となり、また、現場での需要に対する最適な形での回答を常に求められた結実とも言える楽器製作哲学が昇華されたのがこのAlleva-Coppoloです。
 世の中に存在する数多くの楽器の中で、本質的に必要なものが何であるかを最良の形で明示できる楽器はそう多くはありません。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Surf Green (Nitro Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade


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#382 LM5-NT
 気兼ねなく使えるLow-B弦を持っていることは、今では多弦ベースにとって当たり前の要素となっていますので、あえて言及する必要はないのかもしれませんが、その条件を前提とした上での採点で100点満点を常に与えることの出来る楽器は、Ken SmithとDingwallであり、そしてこのAlleva-Coppoloです。
 Bridge Pickupの力強さは、一般的なJazz Bass Styleの楽器と一線を画すものですが、それこそが、2 Volumeのバランスをどのように設定しても、またどういうアンプでも常に70年代の楽器の本当に良いところを維持し続けます。
 また、多弦になった途端にE弦が4弦楽器のそれと大きく異なってしまうという意見も聞かれますが、作り方によってはそうならないという好例でもあります。
 重量はわりと軽量な部類に属すると思いますが、音色にはそれが反映されておらず、重い楽器ほど音が良い、と言われる方にも1度手に取っていただきたい楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Natural (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#381 LG5-OW
 ともすればAlderをBody材に使用した楽器に対する価値観を変えてしまうかもしれない、文句のつけようのない完璧な1本です。
 ハムバッカーピックアップのような力強さと厚みを備えながらもジャズベース然としたサウンドは、シングルコイルの特徴である繊細で美しい音色から、脆弱さのみを取り払ったものとなっており、ベースプレイヤーの多くを確実に魅了すると確信させてくれるものだと思います。
 自身LG5を使用しており、Alleva-Coppoloに共通する、古い楽器が持っている、その音楽的な抜けの良さは怖さもありますが、責任を要求し、それに確実に応えうる為に、腕のあるプレイヤーであれば場所を問わずに、それを遺憾なく発揮することが出来るでしょうし、逆にこれからの方にとっては上達する為の近道になり得るとも言えるでしょう。
 また、知りうる限り最高のLow-B弦のクオリティを誇っているのはKen Smithですが、同じ34"でそれに比肩しうるものがあります。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Alder
COLOR Aged Olympic White (Nitro Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#304 LM5-OW
 強烈にまっすぐに突き進んで行くトーンは迷いの無い、大変にいさぎの良いものです。
 AshとMapleの組み合わせ特有の、タイトで明るい音色を突き詰めたものが、この楽器には多分に備わっており、また、4弦の感覚をもったものが少なくなるということで、5弦に抵抗のある方も納得されるようなバランスを持っています。
 Low-Bは、良い意味で、それこそ36"の楽器が持っているような潰れてしまう事のない明瞭さがあり、楽器全体としては34" Scale、Bolt-on特有の切れ味が良く、暴れる質感を備えています。
 音色はクリアーでこれ以上無くヌケの良いものを基調としていますので、演奏者の粗はある意味でやすいでしょうから、手練のプレイヤー向けの楽器かもしれませんが、それゆえに手放せない1本となる可能性は非常に高いと言えますし、真の意味での実力を養いたいプレイヤーにとっては、Ken Smithがそうであるように、これほど最適な楽器は他には無いでしょう。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Aged Olympic White (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#272 LM5-TO
 初入荷ながら、楽器として大変実用的で、NYを活動拠点にする名うてのミュージシャンのフィードバックが活かされている、即現場で使える楽器です。
 このAlleva-Coppolo(アレバ・コッポロ)の何よりも素晴らしいところは、優れた道具として必要な要素以外の全てのものを極限まで削ぎ落としているということです。
 私自身90年代前半に製作されたニューヨークの楽器を5、6年メイン楽器として使用していた時期があり、その楽器の良さの理由を熟知していますが、その頃の感覚が如実によみがえってきましたし、フェンダージャズベースの良さを理解している今では、さらに近い感覚を持っていると言え、ある意味決定打と言える1本です。
 一見、日本製の楽器に見られるような緻密さは無いように思えましたが、実際は相当に凝った作りになっており、実際に手に取り、音を出してみると、驚きを通り越して驚愕の楽器と評さざるを得ない、私の楽器製作における重要性の認識をある部分で根底から覆させられる存在です。
 この楽器を扱わせていただくきっかけになったのは、現在Jamiroquaiで活躍するPaul Turner氏の紹介でしたが、Vintage楽器に精通するPaulを唸らせ、実際にステージで何度も使用しているだけのことはある、と感服させられるもので、SLEEK ELITEのラインナップに加えさせていただけて本当に良かったと感じています。  
 ナットを見ると、それぞれの製作家がどういうコンセプトでその楽器を製作しているかがある程度推測できるのですが、このLM5は、最近の楽器には珍しくわりと高めのセットアップが施されています。弦高はやや高めで弾いてほしい、というJimmy Coppoloの主張が伺えますが、にもかかわらず、ローアクションの楽器同様の弾きやすさを誇り、結果として、弦高の高い楽器特有の生音の大きさに起因するダイナミクスと、弾きやすさが両立されているという絶妙なところをついている楽器となっています。 
 これからの入荷も楽しみですし、ハンドメイドならではの人間くさい甘さが心地よく感じられる楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR '59 Burst (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#315 LG5-ES
 見た目からは想像できないかもしれませんが、オーソドックスでありながらも、究極的に研ぎすまされた"極上のトーン"を持つ楽器です。
 良質のAlder材ならではの気持ちの良い粘り方、それでいて弾き手の意思を程よく誇示する太い中域、アンサンブルのボトムを十分な雰囲気で満たしながらも、明瞭な音程を提示すること等、世界中の音楽に貢献している、数多く存在するエレクトリックベースの中でも"こうであったら良いのに"、もしくは"こうであって欲しい"と思われる要素のほとんどを音楽的に備えている様は、筆舌に尽くし難いものがあります。
 絶妙なセンスによってアレンジされたテイストは欠かざるべき本質に満ちあふれており、それはまるで隔世遺伝に例えられるような、違ったアプローチを持ちながらも、寸分違わぬ中身を持っていると感じさせてくれるものです。
 新しい楽器は、環境に変化に対応するため、当然再生領域の拡大を指向するものが多く、それは決して謝ったアプローチではありません。しかし、そうであっても、本当に必要とされるものは、"良い音"というフィルターを通して考えた上では、今も昔も変わっておらず、それについては、決して誤解してはならない決定的な部分と考えられます。
 塗装方法は、周知のように、楽器製作の上で非常に重要な要素でありますが、真に良質な材と練り込まれたコンセプトに即した金属パーツの採用の上では、あくまで個性の一要素にしか成り得ないという事を良い意味で示しています。
 エレクトロニクスに関しては、歴代最良と思われるものを搭載しておりますが、そうでありながらも、それに頼らない内面の強さを備えています。
 Alleva-Coppoloは、市場にとっての新顔ではあることは事実ですが、外見ではなく、本当に大切なのは何であるかということを見透かす事により、奇跡と呼んでも過言ではない、その何倍もの経験を経た製作家の作り出す楽器に比肩し得るプロフェッショナリズムを体現し得る希少な楽器なのではないかと思います。 
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Alder
COLOR Purple Sparkle (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#292 LM5-PB
 'Beyond the Vintage'と評するに十分なトーンを持っている素晴らしい楽器です。
 近年、Stevie WonderのベースプレイヤーであるNate Wattsや、Ethan Farmer等、世界で最も忙しいベースプレイヤー達がこぞって高い評価をし、エンドースメントビジネスとは無縁のAlleva-Coppoloを自ら購入しているわけですが、楽器を手に取ればその理由は容易に分かるでしょう。
 投機目的もあり、高価になりすぎてしまったVintageの楽器の完全なDuplicateとしてだけでなく、それ以上に現代の音楽シーンにマッチした、それ以上の存在足り得る'温故知新'を体現する、数多くの楽器に触れて来た私も十分に唸らさせられるトーンとフィールを兼ね備えています。
 "材の良さ"の重要性は、Ken Smith等の素晴らしい楽器を通じて十分すぎるほど理解していますが、このAlleva-Coppoloもその点には異常とも思えるようなこだわりがあり、切り出されてから30年や40年経過した材の使用は、現在、店頭に並ぶ数多くの楽器の将来と比較した時に、差がつく大きな要因となるでしょう。New Yorkという土地で、そのような良質の材の確保には相当な労力を要するでしょうが、譲れないポイントであると、Jimmy Coppoloは語っています。
 Jazz Bass Styleを採用している楽器の中には、両方のピックアップをミックスすると、音ヌケが悪くなるものもあり、その場合はブリッジピックアップ側にバランサーを傾ける事で解消すると思いますが、楽器によってはブリッジピックアップのパワー不足ゆえか、貧相なサウンドになってしまうことがあります。しかし、Alleva-Coppoloは、センターでもクリアーな質感を十分に持っており、高域が不足しているのも関わらず、音がしっかりと前に飛んでいく という良いVintage楽器の真骨頂がそのまま味わえる数少ない楽器です。   
 軽量な楽器ですが、それが良い意味で全く音に載っていない、突き刺さるようなLow-Bと薄めのネックによる抜群のプレイアビリティを誇る、本当に素晴らしい楽器です。 
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Ash
COLOR Piano Black (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
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#298 LG5-SL
 'Out of This World'、この楽器を受け取ってすぐにJimmyにメールをした際に書いた一言です。
 数多くの楽器を見て、実際に触って来た中で、この一見普通の楽器であるAlleva-Coppoloは、ある意味衝撃的な存在であり、また新しく、より深い世界を垣間見せてくれるものです。
 実際にスタジオやライブで使用してみた感想ですが、高域は殆ど存在していないにも関わらずしっかりと抜けてくれる、Vintage楽器のような質感を持ちながら、それでいてKen Smithのように、自身の耳にはもちろん、共演者や聴き手にも確実にその音価を届けることのできるという、得難い特性に満ちあふれているものです。
 製作者のJimmyと何度も話う中で、彼の楽器製作に対する造詣の深さは、歴史ある製作家のそれに一歩もひけをとらず、その秘訣を楽器に多分に盛り込むノウハウを持っているのではないかと感じましたが、それは彼自身の生み出した"解答"に触れる事で確信となりました。
 良質の材を使う、ということは良い楽器製作において大変に重要なことですが、それ以外の製法の部分において、Jimmyは大変な工夫をこらしており、それがこの一見普通の楽器であるAlleva-Coppoloを特別すぎる楽器としているのだと思います。
 でき上がったばかりの楽器ではありますが、ネックの質感は、最近出会った66年のそれと早くも同じ類いのものとなっています。また、季節が良い、のかもしれませんが、微動だにしないネックにも随分助けられているように感じます。 
 Alleva-Coppoloでは、だいたい35年から40年ほど自然乾燥を施された材を使用しているようですが、良い楽器を作る上で不可欠な要素であり、それがもっとも大切なことである事を改めて強く認識しました。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Alder
COLOR Sonic Blue (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#273 LM5L-TO
 LM5のレフティ仕様です。
 ヴィンテージの楽器の良いところはたくさんありますが、その一つに高域が無いものの、アンサンブルでしっかりとした抜けの良さがあり、かつアンサンブルの程良いところに納まるというものがあり、これは世界中のメーカーが苦心に苦心を重ね目指しているところだと思います。その中で、このAlleva-Coppoloは、もちろん困難があったと思いますが、そういう他のメーカーの苦労を尻目に、皆がやりたい事を軽く現実のものとしてしまっている楽器を製作しています。
 実物を手にとるまでは、Celinderのような洗練されたデザインでは無いように感じましたが、弾いていると、随所に見られるハンドメイド特有の質感とあいまってそれらが可愛く見えてくる不思議な楽器であり、かつ肝心な音の良さは、誰も文句のつけようの無い、大きな柱のような力強いものとなっています。
 一見、日本製の楽器に見られるような緻密さは無いように思えましたが、実際は相当に凝った作りになっており、実際に手に取り、音を出してみると、驚きを通り越して驚愕の楽器と言わざるを得ない、私の楽器製作における重要性の認識をある部分で根底から覆させられる存在です。
 良い楽器を製作する上で考えるべき事は無限にあると思いますが、"音の良さ"、ただこの一点を中心に据えて楽器製作を行うとどうなるか、という実験の成功例がこのAlleva-Coppoloに他ならず、製作者のJimmy Coppoloがひたむきな努力家であり、良質の楽器に対して抜群の嗅覚を誇っていることが楽器を通して伝わってきます。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR '59 Burst (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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