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Alleva Coppolo Sold Out Gallery

Alleva-Coppolo Sold Out Gallery 02

#685 RA4-IS #688 RA5-SB
#686 RA5-CA #662 LG5-SB
#690 RA5-VG #687 RA5-PZ
#708 KBP4C-OW #709 LG5S-IE
#707 KBP4C-PB #684 LM5-RW
#706 LG5D-SB #728 LG4D-OW
#730 LG5D-SL #748 LG4D-DB
#731 LG5C-SB #689 NF5-PB





#689 NF5-PB
 2009 Winter NAMMで登場したNF5の1本目です。
 Alleva-Coppoloに良質の材料がふんだんに使用されていることは周知の事実になっていますが、このNF5は、通常のモデルではサイズの問題があって使用できなかった材を組み合わせて製作されています(その為FInishは、Blackの一色のみです)。
 NF = No Frills、つまりオプションなどの選択肢がなく、また、Jimmyが作れるときにしか作らない為、価格がかなり抑えられており、いわゆる廉価版との位置付けになりますが、このスタイルの楽器にありがちな、海外におけるOEMなどの手法を用いず、NeckやBodyに使用される材料はもちろん製作手法、そしてなにより製作を行っているのがJimmy Coppolo本人ということは、非常に大きいことであり、純粋にハードウェアやプリアンプでコストを抑える方向で製作されるだけという、新しい方法によって製作されています。
 これは自身の名を冠している以上、製作者としてあるべき責任の所在を明確にするというJimmy流の市場への問いかけだと言えます。
 もちろん需要が供給を上回っている場合、 海外などで安く、そして数多く生産する、という方法はビジネスの手法としては、間違ったものではなく、批判の対象となるべきものではありません。
 しかし、Jimmy Coppoloは、楽器製作家として自身の道を歩んでいます。
 レギュラーラインとの線引きを行っているものの、それらのレベルがあまりにも高すぎる為、エッセンスが凝縮された全く申し分のないクオリティを持ち、また、サウンドキャラクターや、トーンなどは、Jimmyが製作しているのですから当たり前ですが、全く同等のものと言えます。
 低価格帯のモデルを市場に送り出すことで、レギュラーのラインの存在意義が薄れてしまうメーカーも少なからずありますが、Jimmyの手法は、彼の楽器同様、顧客への完璧な説明責任を果たしているものと評価できますし、楽器自体のクオリティがその全ての理由となっています。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Piano Black (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Aguilar OBP-3


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#731 LG5C-SB
 Alleva-CoppoloにおけるFinishの違いに関するご質問を良くいただきますが、Lacquerはトーンにふくよかさが、Polyでは、少しブライトであり、よりストレートに伸びる傾向の音を持っています。
 より安定した音のヌケという点では、相対的に後者が優れていますが、独特の温かい質感や手触りなど、1960年代に行われていたLacquer Finishそのものの感覚には、中々抗し難い 魅力があります。
 Alleva-Coppoloの最大の魅力は、再生環境に左右されず、良く知られているトーンに、いつも変わらずに、その良さを凝縮したエッセンスを盛り込むことができることであり、それは大きい会場や、聴こえるべきベースラインが、単なる低域に成り代わってしますような環境であればある程その強さを発揮するという点です。
 生音でのチェックの時はもちろん、アンプから出てくる一つ一つの音が、強烈というよりも猛烈と表現した方が適切であろう、活きているトーンであり、また弾いていて最初から親しみを覚えますが、5分も触っていれば、自分の音楽人生の大半を一緒に過ごしてきたかのような錯覚を覚える楽器です。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Sun Burst (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#748 LG4D-DB
 個人的に最も好みの色であるDaphne Blueが、非常にかわいらしくもあり、美しくもあります。
 Jazz Bass Styleは、業界のスタンダードの一つであり、無数に溢れていますが、Jimmyの製作するStandard 4は、本家を凌駕していると確信させてくれる楽器であり、他を寄せ付けない圧倒的な存在感を放っています。
 たくさんあるメーカーのどこもが、より良い楽器を作ろうとしていることは間違いありませんが、価格の際も含んだ結果が全てであり、形になって店頭に並んでいる以上は、弾き手にとって、それらの過程は意味のないものとなります。
 Alleva-Coppoloという楽器が、どういう場面や環境、そして音楽に対しても、常に正々堂々とした揺るぎない立ち位置を確立できるのは、Jimmy Coppoloという製作家はそのことを強烈に理解している製作家であるからでしょう。
 完成度が高すぎることで、失われるものがあるという意見があり、それは決して的外れではないのですが、ちょっとした遊び心との共存により、弾き手が一生つきあえる、またアイデンティティーの確立に貢献してくれるという好例がこのAlleva-Coppoloです。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Daphne Blue (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#730 LG5D-SL
 Alleva-CoppoloのLow-Bの響き方は、それを指置きではなく、音楽の中で躊躇無く、アンサンブルのエッセンスとし得る、非常に強力なものです。
 多弦ベースの低音弦の再生に関しては、最近では再生環境やPickupのクオリティの向上により、及第点を与えることのできる、ストレスを感じるものが少なくなっているのは事実ですが、例えばKen Smithや、Dingwall、そしてこのAlleva-Coppoloのそれを知っている限りではまだまだというものが大半ということになってしまいます。
 このLG5Dは、弾き手がアンサンブルにおいて、表現したい心情や、ちょっとした遊び心など、弾き手の望む全ての表現に対して最も素直である楽器であり、ベースの音が聴こえるというあるべき状態を、常に当たり前にします。
 Alleva-Coppoloは、Ken Smithがそうであるように、弾き手の実力に見合った正当な評価を与えてくれる楽器でありながら、ベースのトーンは強すぎること無く、音楽を決して殺してしまうことの無い、希有な存在であります。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Sonic Blue (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#728 LG4D-OW
 4弦のこのスタイルの楽器を選ぶ場合には、オリジナルでも良いのではないかというものがあり、そこには大きな理由が必要になると思います。
 Jimmyの製作するこのStandard 4は、弦を弾いた時の、強烈な跳ね返りがあるものの、そこに決っしてストレスや、弾き難さがあるのではなく、楽器を弾いていることを実感させる"感覚"を弾き手に与えます。
 これはもちろん良い材を使用しているということもありますが、それだけでなく、組み立て方、フレッティング、ネックの製法や、オリジナルのPickupやPreampを製作しているということだけでなく、弦の張り方までに至る、楽器に備わる全ての要素に対し、Jimmy Coppoloが、見通しを利かせることのできる卓越した製作家であるからでしょう。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Olympic White (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#684 LM5-RW
 美しいTransparent Whiteと手作業で丁寧に施されたBlock Inlayが唯一無二の雰囲気を醸し出しています。
 Ashは、重量が音色に確実に影響を与える材料ですが、その特性を最大限に活かした、70年代当時からすでに存在していたかのような、堂々とした存在感をこのLM5は誇っています。
 紡ぎだされる全ての音はもちろん、フレットノイズまで、随所に力強さとベースらしさがあり、見た目から想像できる、人々が求める要素がきっちりと備わっている、中途半端とは無縁の楽器です。
 70年代の楽器は、最近再び需要が高まっていますが、それに対して真似ではなく、申し分のない本物で応えることができるのが、このLM5です。
 単に重めのAshを使用しただけでは決してこういう結果にはならない、良い材ならではの安定感をもったブレイクしたサウンドに溢れています。
 狙いすました一点に全神経を集中して製作された楽器ですので、文句のつけることは難しいのですが、一つだけ無理矢理あげるとすれば、あまりにも"それらしすぎる"ということでしょうか。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Transparent White (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#707 KBP4C-PB
 他の追随を許さない、Vintage楽器に肉薄した完成度を持つというよりも、もはやそのものであると言った方が適切であろうKBP4 Classicです。
 古い楽器には、量産体制に於ける不備によって生じた独特の甘さがありますが、これを現代の楽器でそのまま再現しようとすると、価格とクオリティに大きな破綻をもたらし、それ故の難しさというものは、決して一言では語ることのできないものです。
 Jimmyは、自身のNYでの長いショップ経験における豊富な経験と、鋭い嗅覚によって、その卓越したセンスに磨きをかけた製作家ですが、彼の素晴らしさは、例えばフレッティングの方法一つに関しても、複数の方法論を実践し得るだけの技術があり、それは、ネックの仕込み方、指板の張り方などでも同じように、常に取捨選択を可能にしているということです。
 KBP4は、シンプルな構造を持っていますが、Jimmy Coppoloは、そこに広大な奥深さをさらりと与えています。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Piano Black (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade


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#708 KBP4C-OW
 その物理的な大きさを無視したかのような、Mojoのある楽器であり、例えばトーンを絞ったとき等に、その存在のありがたさを強烈に感じます。
 Vintage楽器を模すということでは、当時の技術や製法をそのまま導入すれば良いのかもしれませんが、現実的な問題として、価格とクオリティのバランスの維持が難しくなり、ともすれば、量産の低価格帯の楽器と何ら変わらないもものとなってしまいます。
 Jimmy Coppoloという製作家の知識は膨大であり、領域外である、量産楽器に適するネックの製作方法はもちろん、非フェンダースタイルの楽器に於ける最適な方法など様々なものに精通しており、その広い見聞の中で見いだしたベストな手法を自身の楽器に持ち込んでいます。
 例えば、Ken SmithやGeorge Furlanetto、Harvey Citronなどの大ベテランは勿論、若手の白眉であるCarey Nordstrandなども共通した認識として持っているものですが、若手製作家が数多く出現している昨今では、Jimmy Coppoloのそれはより突出したものとして私の眼には映ります。
  良い楽器の製作には、機材や材料、知識と経験など様々なものの、そのどれもが必要不可欠となりますが、製法や構造だけではなく、ピックアップ、塗装など、その全てにおいて分かっている製作家によって世に送り出されている楽器が、Alleva-Coppoloです。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Aged Olympic White (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade


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#709 LG5S-IE
 1960年代に、Leo Fender氏と一緒に働いてたスタッフが、当時のそのままの機材を使って施された塗装は、色合いはもちろん、得難い温かみに溢れた柔らかく、所有感を満たしてくれる、弾いている楽しさを感じさせてくれる雰囲気があります。
 Jimmyの製作する楽器は、一見、数多く流通している多くと同じスタイルを持っているように見えますが、指板や仕込み角度などを注意深く見ていきますと、いかにVintageに精通しているか、また、それをどのようにして自らの楽器の不可欠な要素として盛り込んでいるかに驚かさせられることが少なくなく、それは、全て最終的に導きだされる、多くの弾き手と聴き手を説得する力を持つトーンという結果を音楽にもたらしています。
 アメリカは、コピーにはそれほど良い評価を与えることはなく、オリジナルであることこそに意味があり、良しとしている風潮がありますが、その中において、ここまで高く評価されているのは、定型のフォーマットや概念を打ち破り、あるべき姿を楽器を通して示して要るからではないでしょうか。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Ice Blue Metalic (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#706 LG5D-SB
 Jimmy Copploという製作家の造詣の深さと慧眼は、それぞれのモデルの差異を、単に使用する材料の違いであったり、ピックアップレイアウトの違いにとどめずに、そこに何が備わっているべきか、という点まで 鋭くえぐり出し、なおかつ、熟慮の上に導きだされた、テーゼとアンチテーゼの絶妙なバランスの内包によって伺い知ることができますが、このLG5 Standardもその好例であると言えましょう。
 楽器を作り始めた当初は、重量が無いと良い楽器にならないと考えていたようですが、ある人物との出会いによって、それは180度転換させられることとなったとJimmyは語っています。
 その証拠に、AlderやAshは、材の重量が楽器の音色に影響を与え易いものですが、その重さに反比例するかのような、引き締まった重心の低いトーンキャラクターをこのLG5Dは持っています。
 チューニングするだけで、その良さが分かってしまうこともありますが、このLG5は、他のAlleva-Coppoloがそうであるように、アンプを通さずとも、感性への訴求力が溢れんばかりに伝わってき、例えば、Low-B弦のピッチは複雑な倍音構成によってぶれでしまいがちですが、そういうことも一切の無く、瞬時に決まってくれます。
 指弾きはもちろん、スラップや、ピック弾きなど、様々な奏法でこの楽器を使おうとも、状況を問わずに、確実に弾き手の求める答えを、常にもたらしてくれる、音楽の為の楽器です。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sun Burst (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#687 RA5-PZ
 Burgundyを少し淡くした、上品な色彩に目を奪われるRA5です。
 Alder BodyにRosewood Fingerboard、70年代Pickup Layoutを用いた新しいモデルですが、最初からすでに試行錯誤の痕跡はなく、仕事をする人の為に最大限力を発揮できる完成された楽器になっています。
 左手にテンションを感じますが、ネックの薄さと良質の材の特徴が密接に融合しており、心地良い響きを多分に感じます。
 他のAlleva-Coppoloの楽器にも共通していることですが、フォーカスされた音程感と、中低域の膨らみ方には特筆すべきものがあり、アンサンブルの形態やアンプの違い、場所により生じる影響を惑わされず、常に100%の真価を発揮する頼りがいのある心強さは、頭で考えた理論ではなく、厳しい実践の場である反面、最高の舞台であるNYで鍛え上げられたJimmyの技術そのものを投影したものと言えるでしょう。
 楽器とシールド1本、そしてチューナーだけスタジオに持っていけば、他には何もいりません。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Plum Crazy (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#690 RA5-VG
 当時の本物の楽器を知る人間であれば誰もがにんまりとしてしまうRA5です。
 AlderとMapleの組み合わせによって、絶妙のバランスと質感を楽器にもたらすだけでなく、一般的なメーカーであれば主にその材の違いのみをもって、違ったモデルにしているのですが、Jimmy Coppoloは様々な角度からの研究によって、その組み込み方の差異までをも盛り込んでいます。
 ハンドメイドによる製作は、ともすれば歩留まりの悪さを招いてしまいかねませんが、Jimmyの場合は全く正反対であり、それぞれ1本1本に異なる個性を付与するというハンドメイドならではの醍醐味を堪能できる楽器を世に送り出しています。
 ネックの制作には、昔ながらのもの、ローアクションを可能にするもの、量産向きのものなど様々な手法が生み出されており、Carey Nordstrandはその中でも新しい方法論の実践者として知られていますが、Jimmyもまた、別の方法論を独自に編み出し自身の楽器に盛り込み、成功に導いた数少ない優れた製作家であると言えましょう。
 このRA5のサウンドは、アンサンブルで確実にカットするAlleva-Coppoloの特徴を最大限まで推し進めたような特徴があり、最初はそれこそ大勢の前で裸になるような気恥ずかしさを感じるかもしれませんが、2、3曲も演奏すれば、その活き活きとした、ディティールの奥底までを完全に聴かせる音の存在は確実に快感と感動に変わっていくでしょう。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Harvest Gold (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#662 LG5-SB
 世界で名の知られたビルダーの楽器に共通するポイントはいくつもありますが、その一つとして、 一番スタンダードなモデルで、多くのベースプレイヤーを納得させることができる、というものがあります。
 これは、例えばKen Smithで言えばM Modelや、F Bassで言えばBN5ですが、それらの楽器は何かを足すこと無く、一流のプレイヤーの厳しい要求を十分に満たし、完璧に応えてくれ、このAlleva-CoppoloのLG5-SBにもまさにそれが備わっています。
 Rosewood指板にAlder Solid BodyのBolt-onと、シンプルきわまりない楽器ですが、それだけに、Jimmy Coppoloという製作家のすごさを分かりやすく感じることができ、純粋なプレイヤーにとって最高の道具であり、楽器でもあります。
  楽器製作に携わる者として学ぶことの多い楽器であり、例えば、Jazz Bass Styleの楽器の持つバランスの悪さを改善するには、いくつかの方法がありますが、そのままのスタイルを維持しつつ表面的には気づきにくい対処方法をもって成功に導いていることは、正直、とても驚かさせられます。
 いわゆるハイエンド楽器というものは、言葉として、この日本でも一般的になりつつありますが、世界ではすでに次のステージに入っており、Alleva-Coppoloも違ったアプローチの方法を持っている、今までとは違ったコンセプトを持った楽器です。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sunburst (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#686 RA5-CA
 電気的な補助を必要とするエレクトリックベースであっても楽器である以上は、経験則に基づく審美眼によって選ばれるべき材の品質は否応無しに最終的な出音に影響してきます。
 このRA5はアンプをつながなくとも、十分にその素晴らしさが伝わってくるもので、それはまさに良い材の賜物と言うほかありませんし、アンプを通すことで、その何倍もの大きさの質量を感じるトーンは感動的で、特に難しいことなどせずに、その音の良さだけで心拍数が上がります。
  軽いタッチでも一つ一つの音に、ベースらしい分厚さとテンションがあり、安定したネックに起因する強力なLow-B弦の響きも最高であると断言できます。
 Alleva-Coppoloは、Ken Smith同様、弦のブランドに大きく左右されずに常に一定のクオリティを創出する楽器の一つですが、これもまた自社のAlleva-Coppolo弦との相性は当たり前ですが限りなく良好で、特にSlap時に多大な恩恵を弾き手に与えます。
 Pickupは自らの手で巻き、Preampも自分の為に開発しているJimmyが次にこだわったのが弦ですが、その理由も、このRA5を弾くと非常に分かりやすいものとなります(楽器のカラーによっては、時折他社製の弦が張ってあることもありますが、それも楽器自体のクオリティに自信があるからこそなせることでしょう)。
 どこを弾いても常に自分が歌っているかのようなVoiceがあるこのRA5を介して、オリジナルの素晴らしさや、長年支持されている理由を感じます。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Candy Apple Red (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#688 RA5-SB
 生鳴りの音量に特徴のあるAlleva-Coppoloの楽器の中でも特に大きく、深い弾き心地を持つ楽器です。
 軽量で、弦の振動が物理的に生じている以上に体感できるこのRA5には、AlderとMapleという組み合わせによる、独特の甘く明るいトーンがあり、Ash Bodyほど派手ではなく、かと言ってAlder Bodyの楽器ほど落ち着きすぎていないという無二の個性を持っています。
 ともすると、それは中途半端な楽器という印象を与えかねないのですが、長期に渡り十分にシーズニングされた材料を用い、その全てに精通するJimmyの手によって、他の相対的にポピュラーな組み合わせと全く同等かそれ以上の次元に引き上げられています。
 当時使用されていたような良質のAlderの入手が年々難しくなっていると聞きますと、この組み合わせが、より普遍的な存在になり得るかは分からないところですが、こういう楽器が増えることで流れは確実に変わっていくでしょう。
 個性の出にくいこのスタイルにおいてなお、Alleva-Coppoloのフィニッシュにはセンスの良さが際立ってますが、それはJimmyが色のバランスや、塗料の材質、それぞれの組み合わせを常にトータルに見据えているからでしょうし、そこにはある種の、楽器を楽しんで作っている様子が伺い知れる遊び心の存在があるからかもしれません。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Sunburst (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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#685 RA4-IS
 Alder BodyにMaple指板、Block InlayとBinding、70年代ピックアップレイアウトを基本仕様とするRA4の最初の1本です。
  この組み合わせは、フォロワーの製作する楽器の全体量からするとマイノリティになってしまうのにはいくつか理由がある訳ですが、その先人の瑕疵(これはあくまで個人的な見解です)と、その他の主たる要因を一切無かったものとし得る、強大な力のある楽器です。
 その組み合わせには他のどれとも違う、もしかすると完成された最高のコンビネーションであると確信させてくれる大きな魅力があり、アンサンブルにおける最適なコントロールにはまた違ったアプローチが必要になるのですが、弾き手がそこに気付くやいなや、楽器は他のどれよりも確実に弾き手の要求に応え、また寄り添ってきます。
 Jimmyは、レギュラーのラインナップの中で、RA Seriesの価格設定をLGやLMよりも上においていますが、それは、表面的なスペックだけではない、製作者と弾き手が共有する認識をあらわしているのかもしれません。
NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Inca Silver (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade


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