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Dingwall

Dingwall Sold Out Gallery 01

#170 SJJ4-OW #291 SPJ4-CR
#329 SJJ4-OW #330 SJJ4-SL
#290 SJJ4-CR #407 SPJ4-SL
#405 SJJ4-BZ #551 SJJ5-PB
#550 SJJ5-BZ #592 SJJ5-NT
#593 SJJ5-PB #509 SJJ4-CR
#846 SJS5-BW #841 SJJ5-FR
#844 SJJ5-OW #842 SJJ5-NT
#837 LSS5-BLB #838 LSS5-CAR
#673 SPJ4-PB #671 SJJ4-SB
#510 SPJ4-PB #406 SJJ4-OW
#594 SJJ5-SB #670 SJJ4-SB
#672 SPJ4-CA #858 ABII 5-SW
#857 Z3 5-LA/BJB #856 LSS5-BLB
#845 SJJ5-PB #854 Z3 5-TGL





#843 SJJ5-PB
 トーンに関しては言うまでもなく、ボディバランスなど、そのいずれに関しても、あるべき場所に収まり、それでいながらこじんまりとしてしまわない、道具としても、楽器としても非常に高い完成度を誇る楽器です。
 楽器の重量と音の相関関係の感じ方には個人差がありますが、AshやAlderといったポピュラーな材においては、その関連性を全く排除してしまうことはできず、多くの弾き手が、可搬性や長時間の演奏に於いて生じるストレスなどから妥協を迫られることは少なくありません。
 しかし、Dingwallは、Fanned Fretというコンセプトによって、ある種の行き着いた帰結を提示することに成功しています。
 アタックに重みのある、荒々しくリアリティのあるトーンを基調としており、そこにMapleとAshによって生じるものとは違った粘りのあるブライトさと、中域のピークがあり、それがこの楽器の個性になっています。

NECK 5pc. Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Piano Black
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#854 Z35-TGL
 遠回りしなくて済む。あらゆる問題から解放される。神経質なまでの、美しさと丁寧さを持ち合わせた楽器であり、道具として高みを極めると、芸術性をともなった楽器ともなり得ることを証明しているのがDingwallです。
 Z3はLSS5ではないが、豊富すぎる経験を持つ、類い稀なる存在であるLee Sklarのフィードバックが活かされており、3つのピックアップの組み合わせや単独での使用に際して、どのポジションでも音楽的かつ効果的にアンサンブルに貢献する音色をもっています。
 Digwallを使ってみると他の楽器を弾けなくなるのではなく、弾きたくなくなるのですが、それはファンドフレットによる大きすぎるメリットに頼り切ること無く、楽器としての高みをSheldonが目指し続けて来た結果であると言えましょう。  バランスが良いとか、音色が美しいなどで、善し悪しを論じることに意味すら感じさせない楽器です。
NECK 3pc. Walnut & 5pc. Walnut@ Head Stock
FINGERBOARD Wenge
BODY Alder / Northern Ash (Dual Density)
COLOR Diagonal Candy Tangerine & Lemon
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 3B with Mid Frequency Switch & Series/Parallel Switches


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#856 LSS5-BLB
 現場においては、アンプやPAなどの再生環境はもちろん、周囲のプレイヤー達がどのように音を聴き、またそれに反応するかを考えた音作りが一般的には必要になります。
 しかし、Dingwallは、そういう本来は不必要であるべき要素に対しても労力を割くこと無く、あるべき一点に向かって邁進させてくれる楽器を製作しており、このLee Sklar Signature Modelも例外ではありません。
 Sheldonとのやり取りは、非常にスムースですが、時折時間がかかることがあります。しかし、そういう時は決まって、熟慮に熟慮を重ねて、納得できる回答が届きます。
 この姿勢は、Dingwallの工房や、楽器製作の哲学にも行き渡っており、安易にアーティストモデルを送り出してしまうメーカーが多い中、1994年に出会ってから、実に16年もの歳月を費やしてから初めて、Lee SklarのSignature Modelとして発表したのも、Dingwallらしいと言えます。
 このLSS5を弾き、また実際にアンサンブルにおいて使ってみればわかりますが、Leeが持つ独特の絶妙な立ち位置を、存在するグルーブに違和感無く盛り込むことがでるだけでなく、驚くほど音楽的勝つ円滑に、アンサンブルにおける主導権を握ることができます。
 本来であれば、何年、もしくは何十年もかけてはじめて到達できるポイントに一瞬にしてたどり着けてしまうことに、戸惑いを覚えるかもしれません。
 LSS5のベースになっているモデルはZ2であり、Sheldon Dingwallなりの解釈をもった1 Pickupの楽器という位置づけになっています。
 このLSS5も、Super J同様セレクターによって様々な音色を作り出すことができますが、存在する複数のモードに対する役割を明瞭に示すことの出来ないメーカーが多い中で、ここまできちんとそれぞれを併存させている楽器はそれほど多くはないと思います。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Wenge
BODY Alder / Northen Ash (Dual Density)
COLOR Candy Blueberry
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Lee Sklar Siganture


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#857 Z3 5-LA/BJB
 "究極"という語彙は、すでに聞き慣れた表現ではありますが、未だに古さを感じさせないのは、依然としてそれが存在しているからであり、特にこのZ3においては、そこに、一切の疑い無しに信憑性という孟一つの単語が加わってきます。
 アンサンブルの質を高める手段はいくつもありますが、その一つに、ステージ全体を見据えた演奏をするということがありますが、このZ3を弾くことで、それが弾き手だけでなく、共演者にとっても当たり前のものとなります。
 それはグルーブにとっても同じで、ステージにいる全ての人間の出すビートが16分音符、時にはそれ以上の単位で絡みあう必要がありますが、弾き手自身だけでなく、共演者やオーディエンスにとっても 、あるべき方向性が非常に明瞭な形をとってZ3のトーンに織り込まれていきます。
 圧倒的な存在感によって自身を誇示しつつも、アンサンブルに対し、尋常ならざる溶け込み方をするDingwallの楽器は、真剣な音楽家であれば、誰しもが虜になってしまうであろう、抗し難い魅力に溢れています。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Birdseye Maple with Speedo Bars Inlay
BODY Burl Maple Top & Ash / Swamp Ash Back (Dual Density)
COLOR Blue Jean Burst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 3B with Mid Frequency Switch & Series/Parallel Switches


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#858 ABII 5-SW
 重量が音色に影響する場合があり、例えば音がいかによくとも、その重さ故にスタジオやライブでの使用をためらってしまうケースがあるかもしれませんが、非常に多くの要素に於いて、強烈なバランスの良さを誇り、弾き手を助けてくれるのが、平均3.9Kgと非常に軽量な多弦を製作しているDingwallです。
 After Burner IIは、当初MahoganyをBody材として用いていましたが、安定供給に問題をきたした為、程なくWalnutへと移り変わっていきましたが、それによって、今度は重量という新たな課題が生じました。
 After Burner IIの大きな特徴は、その美しく独特のデザインを持つスクロールホールと3D Tone Chamberであり、これは元々は軽量化の為のものでしたが、その副作用として長いサスティーンと、このモデルのみが持ち得るトーンを獲得することとなりました。
 Sheldonのいつもの言動から考えるに、思いつきではなく、そこに何らかの確信があったことは間違いありませんが、ベースという楽器だけにとどまらず、音楽全体を見据えることの出来る製作家ならではの、最良のあるべき選択肢が備わっていることを容易に見いだせる楽器です。
 バランスの良さは、他の全ての追随を許さず、34"から37"というスケールによって生じるメリットの集合体とせしめるだけでなく、長いスケールによるハンディキャップを、デザインによって克服しています。
NECK 3pc. Walnut & 5pc. Walnut@ Head Stock
FINGERBOARD Wenge
BODY Spalted Maple Top & Walnut Back
COLOR Natural
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 2B


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#672 SPJ4-CA
 Sheldonは、このスタンダードな色を、Candy Apple Wine Redと少し違った呼び方をしていますが、覗き込んでしまう欲求に抗しがたい、他では見ることのできない美しさに接すれば非常に納得です。
 Dingwallの楽器は、Designer Guitarsと標榜している、その名の通り、あるべきデザインの追求の延長線上に置かれているものであり、本来、仕上げやフィニッシュの美しさは、副次的評価対象であるべきですが、その本質から目をそらさせない為の配慮を強く感じます。
 完成されたPJとも、成し遂げられた楽器とも言えるこのSuper PJは、リアリティのある繊細さと、力強く肉付きの良い音色をもっており、例えば、レコーディングされた、その結果を弾き手にリアルタイムで伝えることができます。
 ロータリーセレクターというアイディアもこのDingwallにおいては、非常に適切なものであり、割り切った選択肢の提供によって、常に的確な使い方を指針します。
 お世話になっているある素晴らしいミュージシャンの方のライブに足を運ばせていただくと、その度に、楽器の見事なまでの使い分けに関して感銘を受けます。本来、それはセンスや経験によって齎されるているものかもしれませんが、弾き手に自然にそれを知覚させ、確信を与える楽器というものも世の中には存在しています。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Candy Apple Red
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#670 SJJ4-SB
 ナチュラルで非常に扱い易く、汎用性の高さを感じる楽器であり、その特徴がGlockenklangのPreampによって、的確に強化されています。
 Jazz Bass Styleは、Leo Fenderyという偉人が世の中にフォーマットと、揺るぎない価値観を送り出して以降、多くのフォロワーを生み出してきましたが、バランスの良さ、同時のコンセプトの導入など、様々な"創造"と"到達"という観点から見ても、Sheldon Dingwallという製作家は、最大の成功者の一人であると言えましょう。
 Fanned Fret Systemは、従来の弦楽器が宿命的に備えている欠点を克服すべく導入された革新ですが、その画期的な技術に頼るだけでなく、自身の理想の実現の為に何をすべきかを的確に見通し、努力し続けた結果が、彼の工房から送り出されている楽器なのです。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Sunburst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 3B
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#594 SJJ5-SB
 Super J初のPassive Versionです。
 Dingwallも、Ken SmithやF Bass等、常にベストを尽くしてはいるものの、現状ににとどまらず、常により良い楽器製作を模索しているメーカーですが、ピックアップが変更された後に、私が感じていた、Active Circuitがなくとも十分すぎる魅力を持った楽器になっているのではないかという想いを確信へと変えてくれました。
 もちろん、だからこそ逆にActive Circuitを積むということに意味や必然性を見いだす事もできるのです。
 Alderは、相対的に多弦楽器に向きにくい材の1つではありますが、Dingwallは、その点で、F BassにとってAshがそうであるように、この材を使用して十分な楽器を製作できることを証明していますし、これもFanned-Fret Systemの恩恵の1つと言えるのかもしれません。
 Sheldonの手がける作品にとっては当たり前のことなのですが、やはり新しく届くたびに、毎回驚かさせられてしまう強力なLow-B弦とバランスの良さは、世界中に数多く存在している5弦ベースと言う楽器の中でも間違いなく抜きん出たものとなっています。
 個性があるからこそ支持され、受け入れられているハイエンド楽器は、弾き手を選ぶ場合もありますが、このDingwallのSuper Jは、逆にかなり幅広いプレイスタイルの弾き手にとって良い結果をもたらす、ありそうであまりない楽器ではないかと思いますし、やはりその根源には、この完成された素晴らしいシステムの存在が間違いなくあります。
 4.0Kgという軽さながら、その影響を音に全く感じさせない、ベースらしいベースです。
NECK 3pc. Maple w/ Walnut Rainforcement & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Sunburst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Passive
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#406 SJJ4-OW
 楽器自体は軽量で、ボディバランスの良さもあいまって、抜群の弾き心地を誇っており、さらに重たいボディ材を使用した楽器でないと出ない、ハリのある絶妙なトーンをFanned-Fret Systemの導入によって獲得している楽器です。
 現実問題として、重たい楽器をスタジオまで担いで持って行くのは、'音'を考えれば、背に腹は変えられないられない事も多いと思いますが、その両方で妥協しなくても良い楽器と言えるでしょう。
 粘りのある充実した甘みのあるミッドレンジと同時に、経年変化によって出力の落ちたピックアップが頑張って出すようなトーンに滑らかさを加えたようなキャラクターが特徴的です。
 暴れるトーンを暴れさせるだけでなく、締めるべきところで手綱がきっちりとしまっていることは、この楽器を掛け値や一切の予備知識無しで評価できる大きな理由となると思います。
 古い楽器であれば苦労するような数々ポイントが全て音楽的に整理・改善されています。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Olympic White (Matching Headstock)
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#510 SPJ4-PB
 洗練されたルックスや、精巧な作り(Fanned-Fret Systemを採用しているのですから当たり前ですが)、丁寧な仕上げ等、サウンドは言うまでもなく、持った瞬間に十分すぎるほど所有感を与えてくれる楽器です。
 どのポジションでどの弦を弾いてもバランスの良い楽器というものはもちろん存在していますが、それらがどんなに頑張っても追いつけない領域にいる、追随を許さない素晴らしさを持っているのがFanned-Fretであり、Dingwallはその成功例の最たるものです。
 古い楽器を弾いているような気持ちの良さが多分にあり、強いタッチでも、弱いタッチでも相応に良さをPassiveの状態で持っており、それは、Active Circuitを完全に保険としてしまえるものです。
 作りの良さは、楽器の本質に影響しない事もありますが、それはSheldon Dingwallのこだわりとして、全てに活かされており、文句無しの、完璧な楽器の世界を垣間見せる一因となっています。
 中途半端な楽器と目されることのあるPJですが、それは、指弾きのレスポンスとフィール、力強くきらびやかなスラップ、エッジのある気持ちの良いピック弾きのサウンドなど、良いところを挙げたらキリの無いこのSuper Jによって全否定されることとなります。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Piano Black
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#671 SJJ4-SB
 製作されてから何十年も経過した楽器のような、強力な響き方を持ち、アンプを介して尚、生々しくリアリティと信憑性のあるサウンドがあります。
 指板の違いは、Dingwallにとっては音色に大きな差異をもたらしますが、それだけに、指板のMaple材の持つ良さを感じることができ、その特徴が楽器全体を良い方向に導いているようです。
 一般的に用いられる、AlderやAshという材料の特性から、軽いものより重たいものの方が良い音がすると考えられることも少なくないようですが、Sheldon Dingwallにとっての良い楽器製作の目標の一つは、軽量でありながら良質でもあることであり(長時間のステージになると、楽器の軽さは、安定したパフォーマンスとプロフェッショナルなクオリティの供給にとって、無視できないものになるでしょう)、それはFanned Fret Systemと、行き届きすぎているとも言える弾き手への配慮によって達成されています。
 生鳴りの良さに驚かさせられ、アンプを通せば病み付きになるトーンと、絶妙なバランスがある楽器です。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Sunburst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 3B
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#673 SPJ4-SB
 PでもJでもなく、良く言えば何でもこなせ、悪く言えば、どちらも中途半端なスペシャリストにもなり得ない存在として敬遠されがちなPJ Layoutの楽器ですが、数多くの楽器全体の中で最も高い完成度を誇っている一つと断言できるのが、このDingwallのSuper PJです。
 その恩恵を特に右手に顕著に感じる、相変わらずのバランスの良さが際立っている一方、コンプレッサーによる不自然さや、ダイナミクスの欠如などとは無縁の、一見相反する要素が音楽的に融合されています。
 以前のものと比較し、部分的なマイナーチェンジが、ボディ形状やネックなどに見られますが、他の製作家からも一目置かれている、既に積み上げられた高い評価という現状にとどまらず、常に上を目指そうという姿勢を持って楽器製作を行っているからであり、また、このスタイルの楽器を修正・向上させるには、相当の勇気と決断が必要とされるのですが、Sheldon Dingwallが、そういう困難に立ち向かうことに一切に躊躇を感じていないのは、確固たる自信に満ちあふれているからでしょう。
 それゆえ多くのユーザーを惹き付けるのです。
 DingwallのSuper Jは、数多く存在する、同一のフォーマットに沿って製作された楽器の中でも、たどり着いた究極の回答の一つであり、このSuper PJに至っては、ModernとVintageを軽々と往復させてくれるだけの潔い力に溢れています。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Sunburst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#838 LSS5-CAR
 歴戦の強者、ポピュラー音楽の礎を築いてきたといっても全く過言ではないLee Sklar氏のSignature Modelです。
 Sheldon Dingwallが、Leeとの長く、深い結びつきの中から得たフィードバックに対して、出来うる限りの全てをやり尽くした楽器であり、お互いを信頼し、それこそ髪の毛1本単位でのディスカッションを数限りなく行ってきたからこそ導きだされた解答であることを感じます。
 丁寧な楽器製作という点においては、日本のそれは、世界でも頂点に位置し続けていることに対して、疑いの余地は一切ありませんが、その地位を脅かすメーカーもいくつかあり、Dingwallもその中の一つです。
 多弦楽器を弾く理由は様々ですが、特に5弦ベースにおいては、より低い音域をカバーするべく用いられているのはわりと一般的なものではないかと思います。
 DingwallのB弦に関しては、間違いなく今までのDingwallを弾いたことが無い方であれば、間違いなく体験したことが無いものであり、それ以外の弦やポジションに関しても、特有の澱みの無さは驚嘆に値するものでしょう。
 極端なバランスの良さは、機械的な冷淡さや面白さの欠如に繋がってしまうこともあり、それこそシンセベースや、打込みによる代用で済ましてしまった方が良いのではないかという論拠になり得るかもしれませんが、Dingwallの持つそれは、やはり人間の手によって奏でられる楽器でなくてはならない理由を、逆に強く感じさせるものとなっています。
 Sheldon Dingwallも、他の先達同様、楽器の先に音楽を見据えることのできる、機能美とデザインを両立させることのできる数少ない、類い稀な製作家であることは間違いありません。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Wenge
BODY Alder / Northen Ash (Dual Density)
COLOR Candy Apple Red
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Lee Sklar Siganture


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#837 LSS5-BLB
 無数の素晴らしい作品にその足跡を残し、歴史を作ってきたアーティスト達に全幅の信頼を寄せられ続けているLee Sklar氏のSiganture Modelです。
 Dingwallは、ベースというパートの本来のあるべき役割を果たす為に製作されていることの良くわかる楽器が多いのですが、それ以上にこのLee Sklar Signatureは、歴戦のプレイヤーでなければ語り得ないストーリーに溢れており、まさに長期に渡るコラボレーションの結晶そのものであると言えましょう。
 逆説的であるように感じられるかもしれませんが、G弦で34"、Low-B弦で37"という、一般的ではないFanned Fret Systemというコンセプトを用いているDingwallの楽器が、普通の楽器では必ず存在する何らかの不満の一切を取り払ってしまい、あらゆる束縛からの解放を弾き手に齎すのは、Lee Sklarという類い稀なる逸材の存在が、Sheldonにとって非常に大きく、その関係が本物であるからこそ実現できたのではないでしょうか。
 通常のフレットシステムで得られる最大限のバランスの良さを軽々と超えてしまうFanned Fretですが、例えば、一般的には、Active EQのLowをブーストすることで、音量もあがったように感じる一方、Dingwallにおいては、低域が増せばより音が引き締まり、高域を増幅させることで、より音が太くなるように聴こえるというのも、他の楽器では得難い、感覚的な乖離の無い、正しさをも恩恵としてもたらされる要因にもなっています。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Wenge
BODY Alder / Northen Ash (Dual Density)
COLOR Candy Blueberry
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Lee Sklar Siganture


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#842 SJJ5-NT
 届くのを楽しみにしているのはいつも変わりませんが、特にその期待が高く、予想を遥かに超える素晴らしさを実際に持っていたのがこのAshのSuper J5です。
 以前Sheldon Dingwallから、Super J4しか無かった頃に、Ash BodyのOptionの中止を相談された際にSuper J5が出来たら必ず正解だと思う時が来ると答えましたが、その予想はやはり間違いでは有りませんでした。
 Ashという材は、比較的その重量が音色に与える影響の大きく、重たい楽器の方が良いという理由を示す場合に於いては好例になりうるものですが、DingwallにおいてはFanned Fretにより、重量の軽減と、充実した中低域という良いベースに不可欠な要素を文句無しに両立させることに成功しています。
 その為、5Kgや6KgのAsh Bodyを持つ楽器そのものでは無いにしても、それに比して遜色の無いサウンドキャラクターを持ち、長時間の演奏でも演奏者にストレスを与えることの無い、最良のプレイアビリティをこのSuper J5は完璧な形で並立させており、1970年代後半の楽器のサウンドを持ちながら、軽量な楽器を探しているかたには間違いなくベストな1本です。
 良い材特有の柔らかい弾き心地があり、Jazz Bass Styleの楽器のLow-Bが今ひとつという時代を完全に過去のものにしている楽器です。

NECK 5pc. Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Natural
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#844 SJJ5-OW
 最良の材料を用いることは、良い楽器製作にとって必須であり、最低限の条件ですが、このSuper J5は、BodyのAlderをはじめ、随所に素材の素晴らしさを感じます。
 MapleとAlderは、MapleとAsh、RosewoodとAlderという組み合わせと比較し、よりプリミティブでありながら、一方でトーンに温かみを多分に感じさせる、ひと味違った素晴らしさがあります。
 Olympic WhiteとBlack Block Inlayは珍しい組み合わせですが、Dingwallの持つ世界最高の端正な仕上げや、完璧なコンストラクションとデザインによって、十分にありえる美しさを与えています。
 弦高が低ければ弾き易いのは当たり前ですが、ベースという楽器である以上、自己満足としての良い音色に終始してしまっていれば、何の意味もありません。また、音楽の種類にもよりますが、一般的に汎用性の高いトーンには、弦高とリリーフが相応に必要になりますが、そのバランスに整合性を欠けば、弾き手をインスパイアすることは無く、ただストレスを与えるのみになってしまいます。
 Dingwallの凄さは、Fanned Fretだけに頼ること無く、弦楽器の基本的な要素を完全に理解した上ではじめて、その画期的なシステムを導入していることによって生み出されています。

NECK 5pc. Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Olympic White
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#841 SJJ5-FR
 現在ではスタンダードカラーになりましたが、こちら側のリクエストで製作されたDingwall初のFiesta RedのSuper J5です。
 初めて手にしたとは思えないほど、しっくり来る楽器であり、トーンは、重厚かつ偏りの無いバランスの良いもので、ロータリー式のピックアップセレクターによって、様々なプレイスタイルへのきわめて的確な対処を可能にしています。
サウンドキャラクターは、Modernというよりも、色によるプラシーボかもしれませんが、温故知新と言える懐かしさをも感じさせるものとなっており、Bridge Pickupは、歯切れの良さと力強さ、Neck Pickupは鯔背でオールドスクールの楽曲にマッチするテイストを持ち、それぞれの良さが、加算的ではなく、乗数的に増していきます。
 Dingwallの楽器を語る上で重要なキーワードはいくつかありますが、"信憑性"はその大きな部分を占めています。
 音楽を演奏するにあたって、楽器上で生じた現象をアンプやPAを通して尚、正確に伝えるには様々な阻害要因があり、通常ではある一定の妥協を強いられてしまうこともあります。
 しかし、それは間違いなく望むべきものでは無く、真摯に音楽に望んでいる弾き手であれば、だれもが解決を試みようとし続けていますが、Dingwallはその格闘に於ける強力な武器になることは間違いありません。

NECK 5pc. Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Fiesta Red
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#846 SJS5-BW
 見た目だけではなく、良い楽器、特にベースに必要とされるエッセンスが凝縮されており、全てのコントロールポットを取り払い、Pickupをジャックに直結したかのようなリアリティのあるサウンドがあります。
 Neck材としては、Mapleが一般的ですが、Dingwallの楽器ではWalnutがその主流になっており、このSuper J5でも、そのお家芸的な熟知した上での起用法の素晴らしさに感銘を覚えます。
 もちろんWalnutをNeck材に用いているメーカーは他にもありますが、そこに語らずとも、楽器を通してなお明確な根拠を訴えかけることのできるものは多くはありません。
 しかし、このSuper J5からは強烈な必然性を感じます。
 Top材のBubingaは、Pianoが持っている均質ながらもタッチの微細な違いを拡大させる、だからこそ同じ楽器ながら弾き手によって、その色合いが180度異なるという性質の度合いをさらに強めているようで、このSuper J5特有の個性をWalnutが補強しているようです。
 オープンで野太いサウンドを基調とするものの、特定の帯域に偏ってしまいすぎないバランスの良さと、解放感で満たされている楽器です。

NECK 3pc. Walnut & 5pc. Walnut@ Head Stock
FINGERBOARD Madagascar Rosewood
BODY Alder
COLOR Natural
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#509 SJJ4-CR
 開放弦が文字通り解放感であり、他のJazz Bass Styleの楽器とは次元の異なる弾きやすさとバランスの良さを持っている楽器です。
 楽器は、セットアップがかなり重要で、このさじ加減1つで、良くも悪くもなってしまいます。DingwallのSuper Jでは、各弦にバラツキのないFanned-Fret Systemを採用する事によって、楽器のセットアップにかなり幅をもたせることができ、結果、スイートスポットの存在する範囲も相対的にかなり広がっています。
 Morado指板のSuper Jと比較しますと、やや線の細い印象を受けますが、切れ味鋭く、タイトで粒立ちの良い、はっきりしたサウンドは、Maple指板でないと得られないものです。
 オリジナルのSJ Mach IIピックアップとロータリーセレクターのコンビネーションは秀逸であり、また、Active / Passiveでもかなり違ったサウンドを生み出すことができ、またそのいずれもが音楽的に使えるものであるため、Versatile Instrumentsと呼ぶに相応しい楽器となっています。
 強い癖は無いものの、信頼できる確実性と安定感を伴った主張をし、ジャンルを選ばずにフィットしてくれるサウンドキャラクタ−と、良い70年代のJazz Bassのようにオーディオ的な歪みを持っている、自由な表現を可能にする楽器です。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Candy Apple Wine Red (Sheldon Red)
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#593 SJJ5-PB
 3.7Kgという重量ながら、それに起因する影響を音に微塵も感じさせない、精悍なルックスを持つ常識はずれな楽器です。
 今回の入荷分からPreampは、ドイツのGlockenklang社製のものに変更されています。以前までのAguilar社のものに比べますと、一見おとなしい印象を持ちますが、アンサンブルにおいては、よりナチュラルにその良さを引き出してくれるように感じます。
 突出した素晴らしい楽器を作る製作家は、その反動でハズレをつくってしまう場合もあるかもしれませんが(もちろん、そのあまりに良すぎる個体のせいであって、それ自体が悪い楽器という意味では決してありません)、そういう差を様々な角度から追い込んでいき無くしてしまっているメーカーがいくつか存在しており、AlembicやKen Smithは、その代表格ですが、Dingwallもその1つです。
 これはやはり決して安くはない価格帯の楽器を選ぶ側にとっては大変有り難い配慮と、安心感の源泉になっていると言えます。
 Fanned-Fret Systemは、Alderという材の欠点を覆い隠してしまうことは他で述べましたが、一方でその良さを消してしまうことは無い、ということは、はっきりした出音の中にしっかりと強すぎない、絶妙な甘さの存在するこのSUper J5が証明しています。
 George FurlanettoをAsh Wizardと評するならば、Sheldon DingwallはAlder Strategistという感じでしょうか。
NECK 3pc. Maple w/ Walnut Rainforcement & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Piano Black
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 2 Band
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#592 SJJ5-NT
 私自身、楽器の製作に携わっており、製作中の不完全な姿を、もしかしたら完成時よりも美しいとも認識している人間の一人ですが、Alderという材が殆どそのまま使われずに、何かしらの色がつけられていることを不思議に思っていました。
 このSuper J5は、あるがままの美しさをUniqueとして持っている、時として金色(こんじき)にも見える風格のある楽器です。
 独特の柔らかすぎない甘いトーンは、弾き手に飽きを感じさせない大きな要因の1つとなり、この楽器の持ついくつもの正しい方向に進んだ、まさに進化と呼べる革新的なアイディアとの成功した融合は、エレクトリックベースの行き着くべき姿の1つであり、一切の誇張無く、現代的で洗練された古めかしい楽器とよべるものとなっています。
 ベースらしいねばりとダークさのある、腰の座ったトーンや、差異の出にくいこのスタイルの楽器では間違いなく世界一である作りの良さ等、所有して、また使って、様々な満足を与えてくれる楽器です。
NECK 3pc. Maple w/ Walnut Rainforcement & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Natural
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 2 Band
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#550 SJJ5-BZ
 工業製品的な精緻さを楽器に与えることで、失われるものもあるのが通例で、それは"道具"として考えた場合、決して悪い事ではないのですが、個人的には、何とも言い難い物足りなさを感じます。
 Sheldon Dingwallの手によって新たに生み出されたこのSuper J5は、大変な驚きと感動に満ちた楽器ですが、特にその、日本のメーカーの十八番である精緻さ以上のものを持っていながら、楽しみや感動を弾き手にもたらす+1を備えており、これは理解の範疇を超えているのと同時に、Dingwallでしか持ち得ていないものかもしれません。
 Low-B弦のイントネーションに関しては、ここ数年業界全体でかなり改善していることは事実ですが、その中でも、まだ"差"は存在しており、その中でのTopは、Ken Smithですが、厳密には同じ次元で語る事は出来ませんが、同じものがDingwallにもあります。
 Super Jでは、現在MapleとMoradoの2種類の材を指板として用いていますが、以前Rosewoodを使えないかどうかをSheldonに尋ねてみたことがありました。彼の回答は、"実際にそういう楽器を製作し、さらに1年ほど使って問題がないことを確認してからになる"というものであり、実際に楽器を弾いてみますと、こういう"試作品は世に出さない"姿勢が随所に顕われていることが分かります。
 右手のフィンガリング、スラップのやりやすさには別格のものがあり、結果、驚くほどイーブンな出音が保証されているのですが、かといって、誰が弾いても同じ音が出てしまうということは無く、タッチのよる表情の加減や、ダイナミクスもはっきりと付ける事が出来ます。
 熟練の弾き手によって生み出される正確な音価は、躍動するグルーブにとって非常に重要なものですが、それと同じように、コンプレッサーの力を借りずに整えられた音色というものも、アンサンブルにおいて強力な武器になることは間違いありません。
 このスタイルでは、世界最高と断言できる完璧な作りの良さや塗装の美しさを持ちながらも、遊び心や絶妙なほんのわずかの隙を感じさせる、あり得なかった1つの終着点がDingwallです。

NECK 3pc. Maple w/ Walnut Rainforcement & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Bronze Age
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#551 SJJ5-PB
 このような楽器が存在していることはにわかには信じ難いでしょう。
 バランスの良さやネックのグリップによる弾きやすさによって、35"を感じさせない楽器というものは今までにもありましたが、本当の意味でそれを感じさせないのがこのSuper J5です。
 NovaxのFanned Fret Systemというコンセプトを、Sheldon Dingwallが練り込み、エッセンスを厳選することによって生み出された、絶妙なスケールによって得られるメリットは、非常に大きく、フレット間の距離感を等しくし(左手)、G弦からLow-B弦までのテンション感を統一する(右手)という、従来の楽器ではあり得なかった、全く新しく、別次元のプレイアビリティをもたらしています。
 Jazz Bass StyleのBodyとFanned Fretの概念を完璧な形で両立させるため、100近くものアイディアを出したそうですが、その甲斐もあり、よく"手が吸い付くような"という表現は目にしますが、体に吸い付くボディバランスを持った楽器になっています。
 弦高を下げると音圧を失ってしまう楽器もありますが、低い弦高でも十分なパンチを備えているため、そういうスタイルのプレイヤーにとってはもちろんですが、逆に、扱いづらいと感じる弦高にしても、通常の楽器とは比べものにならない弾きやすさを持っているため、昔ながらの楽器に慣れている方にとっても福音となることは間違いありません。
 エレクトリックベースという楽器が登場してから久しくあり、Jazz Bass Styleはその主流であるわけですが、その1つの完成した形がここにあり、まさに完全無欠の楽器と呼ぶに相応しいものがここにあります。

NECK 3pc. Maple w/ Walnut Rainforcement & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Piano Black
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#405 SJJ4-BZ
 とにかく強力に弾きやすく、Fanned-Fret Systemを採用していること自体忘れてしまいそうな楽器です。
 Neckから受ける物理的な感覚は柔らかさに溢れたもので、それでいて、実際の出音にはきっちり芯がある、典型的な良い楽器です。
 このSuper Jには、Active CircuitのOBP-1が搭載されていますが、今年から、Passiveのモデルもリリースしており、その理由が分かりすぎるほど良く分かる、使える気持ちの良いPassiveのサウンドを持っています。
 弦高が1弦12フレット上で1mmであっても腰砕けの音色や、バズとは無縁のセットアップが施され、かつ、上から下まで均一な撥音、通常であれば細い弦から受ける弾きにくさ等、あらゆる面で問題を感じない、音楽に集中させてくれる楽器です。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Bronze Age
PICKUPS Dingwall SJ Mach II
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#407 SPJ4-SL
 丁寧に作られていることはもちろん素晴らしい事ですが、肝心の音が悪ければ何もなりません。しかし、その両方のみならずあらゆる点において満点を付ける事のできる楽器がDingwallです。
 かなり軽量でありながら、それを感じさせないトーンを持っているのは、他でもなく材自体が軽いのではなく、他ならぬ長期の乾燥期間を経ていることのみによります。
 Alderの甘い中域とMapleのブライトさが絶妙なマッチングを見せ、他の追随を許さない強烈なバランスの良さを誇っています。
 PJ Configurationは、中途半端ととらえれる事もありますが、独自の考え抜かれたセレクターの採用によって、このレイアウトの意味や重要性を明確に提示できている数少ない楽器がSuper Jです。
 Dingwallによって、PJ Configuration、及びFanned-Fret System、この大きな2つの画期的な概念が完成したと言えます。
 トーンを絞った際にグッと膨らむ中低域はかなり気持ちの良いものです。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Alder
COLOR Super Sonic Blue (Matching Headstock)
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#290 SJJ4-CR
 上質の材による音、精度の高さと職人の手によるあたたかみ、柔らかさのある内面、その全てが弾き手を唸らせてくれる素晴らしい楽器です。
 Alder Bodyの楽器のサウンドを基調としていますが、RosewoodやMorado指板とは異なった趣きのあるサウンドで、粘りの感覚や、独特のきらびやかさはMapleによるところが大きいと感じます。
 数多くの楽器を見てきていますが、Dingwallのフィニッシュは、同じPolyurethaneを採用している、他のメーカーの追随を全く許さない、限りなく美しいもので、この深みは手に取る者を確実に魅了します。
 このスタイルを持っているものでは、間違いなく最良の1本と言えるもので、ハイエンドとは良い意味で縁遠い"ジャズベ−ス・スタイル"を、真の意味で次元を引き上げており、温故知新=ニュースタンダードと呼べるスタイルの一つだと思います。
 Neckの強度はメーカーのうたい文句通りのようですが、それでいて冷たさの無い洗練された滑らかな感覚と多様性の内包は、Sheldon Dingwallの楽器製作に対する真摯な態度、常により良い楽器を生み出そうとする気概、そして豊かな経験と知識によってのみ与えうるものでしょう。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Candy Apple Wine Red (Sheldon Red)
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#330 SJJ4-SL
 何らかの要因により、その何れかの弦に違和感を感じてしまう通常のフレッテッドの楽器であっても、セットアップやアッセンブリー等でバランスの良い楽器を製作することが可能なのは、数多くの素晴らしい楽器に触れる事で十分すぎるほど感じていますが、それらがどれほど優れていても、さらに上回る均一で弾きやすい楽器を製作しているのが、Fanned Fret Conceptを完成に導いたDingwallです。
 アンプから出てくるサウンドは、まるで凄腕のエンジニアによって整えられたかのような錯覚を呼び起こさせるもので、自分自身がそれまでの何倍もの時間を経て、楽器に慣れ親しんでからはじめて行えるような演奏が行える様は驚きの対象となるでしょう。
 ベースらしい落ち着いた良いボトムをもっており、このスタイルの楽器に欠かせない暴れる感覚もしっかり兼ね備えており、完璧な楽器と呼ぶに相応しい優れた楽器だと思います。
 弾きやすさを究極的に突き詰めた上での設計コンセプトによる頑強なナローネックや、究極的に美しく深みのあるフィニッシュ等、得難いニュアンスに溢れた楽器です。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Super Sonic Blue
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#329 SJJ4-OW
 Polyurethaneのソリッドカラーは、常に安定した仕上がりに美しさを持つため数多くのメーカーが採用、また善し悪しにも差が出にくいことが特徴ですが、このDingwallで採用しているフィニッシュは、中でも突出した美しさを誇るものとなっており、それはいわゆる塗装のクオリティを売り文句としているメーカーの追随すら許さない上質なものとなっています。
 厳選された材料によって組み上げられた楽器のみが持つあたたかい感覚と、新しさと古さの同居する音色は、場面問わず安定して使える素養に満ちあふれており、その病み付きになる行き届いた配慮には、なかなか他の楽器の良さが見えにくくなってしまうのではないかと思わせてくれるものが多分にあります。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Olympic White
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#291 SPJ4-CR
 PJ Configrationの楽器は時として、その中途半端さが悪い方向に出てしまう事もありますが、独自のバランサーとエレクトロニクスはこの楽器の為にあるのではないか、これがまさしく正解と思わせてくれる使える楽器となっています。
 ネックピックアップのみで完璧な存在でありながら、ブリッジピックアップが、強力な保険として機能します。
 すでに数本弾いているDingwallのSuper Jですが、いわゆる、このスタイルの楽器のありがちな個体差=ハズレにまだ遭遇したことがありません。もちろん、全ての楽器が全く同一かとは言えませんが、非常に高い完成度の上に立脚したレベルのものとなっているのは、Sheldon Dingwallの、徹底的な品質管理とこだわりの現れでしょう。
 多弦楽器はもちろん、ベーシックな4弦楽器ですら、各弦のテンション感のバラツキがあることも珍しくありませんが、その点この楽器は究極の進化形であると断言できるもので、通常弾く上できついと感じるD弦やG弦(このあたりのバランスをとる為に、ブリッジの駒が不必要に下げられている楽器も楽器店等で良く見かけます)はもちろん、全ての弦が均等に振動、鳴ってくれる楽器がこのSuper Jです。
 また、ネックのグリップや、太さなど全ての面で、弾きやすさを最大限追求した結果は、誇張の一切無い、文字通りのストレスフリーです。
 精度の高さを誇る楽器は、工業製品としては大きく評価できるものですが、"楽器"として考えた場合、それが音にも反映され、ある意味面白みに欠けるものになってしまう場合もありますが、Dingwallは、そのいずれもが完璧な形で融合されていると感じます。
 完璧なるデザインのみならず、おおらかさや温かみ等魅力溢れる手放せない1本です。
NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Candy Apple Wine Red (Sheldon Red)
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling (PJ Configration)
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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#170 SJJ4-OW
 初入荷のSuper J4です。
 Super Jの大まかな特徴に関しては、Catalogページにてご紹介させていただておりますが、仮に丁寧に製作された楽器が最良の楽器であるとすれば、間違いなく世界でも5本の指にはいるような、素晴らしい質感を持った楽器です。
 もちろん作りの良さや丁寧さが、楽器の良し悪しの全てを決めてしまう訳ではなく、本質的に大切な部分は他にもたくさんありますが、例えば、フレッティングや、配線関係、塗装などは、特筆すべき点が多々あります。日本の国産の楽器は、それらの点において世界でも最高峰のクオリティを誇っていることは疑いが有りませんが、このSuper Jはそれらを凌駕してしまっている感があります。
 例えば、エレクトロニクスを見てみますと、パーツの選択一つを見ても、大変に考え抜かれており、長年の使用において、環境の変化によって劣化するであろう要素を熟慮の上排除していることが分かるのですが、こうした永きに渡って安定して弾ける楽器を製作しようという気概が、ネックの安定感なども含め随所に感じられます。
 ジャズベーススタイルのベースを数多く弾いてみると、最近では徐々に改善されて来たとは言え、質の良いハイエンド楽器ほどのバランスの良さを持っていることは未だにそれほど多くはありませんが、その究極的な解決方法を導入されているのがこのSuper Jであると言えます。
 Fanned-fret(ファンドフレット)は、見た目からは特異なものを感じられるかもしれませんが、このSuper Jを含めたDingwallにおけるそれは、革新的なアイディアを、独自の卓越したセンスで発展させ、違和感無く弾くことが出来る楽器製作を可能にした、ということだけでなく、弾き手としては、通常ではあり得ないプレイアビリティとトーンを確立しているという、良いことずくめと感じさせてくれるものです。
 製作サイドとしては、相対的に大変な精度が要求され、困難も伴う技術ですから、苦労はあると思いますが、プレイヤーサイドとしてみれば、有り難いと感じる要素に満ちており、従来のスタイルの楽器から感じられた不満(例えば、ある"特定の欠点"を解消しようとすると、別の負の要素が発生する等)は殆ど全て解消されています。
 アメリカのベース関連のホームページなどで、"もうDingwall無しでは生きて行くことができない"という表現を見た時には大袈裟ではないか、と感じたこともありますが、実際にこのSuper Jを弾いてみると、それもあながち間違いでないことに気づかさせられます。もちろん、逆に、Super Jを弾いてから、他の普通にフレットを打たれた楽器を弾いても、それ自体も違和感は無いのですが、それでもこのSuper Jから感じられるメリットの大きさは認めざるを得ません。
 ただし、そこにはやはり、徹底した試行錯誤の上、新しい要素を取り入れたSheldon Dingwallの努力と優れた感覚が大きく存在しており、Fanned-fretを採用しているメーカー自体はいくつかあるものの、Dingwallがその成功例の最たる結果になっている、という事実も付け加えさせていただくべきでしょう。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Olympic White
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing


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