#643 BR675-OW
　
(池部楽器店グランディ様に在庫していただいております。)

#641 BR675-FG
　上品で風格のあるFrost Goldが大変魅力的な楽器です。
　NordstrandのBig Singleは、海外のメーカーにもその新しさから考えると、異例の速さで定番となったPickupですが、あまりにも良すぎる為か、Pickupの個性に楽器が負けているケースを何度か見ています。
　Big Singleを搭載して成功している楽器は、楽器自体にまず、その強烈さに負けない強さが備わっており、その特徴をあくまで個性の一部として持ち込み、決して後付けでないということのわかるものです。
　このBR675からは、そういう配慮を十二分に感じ取ることができます。
　弾き手の欲しいところに、自然に収まってくれるサウンドは、大きく堂々としたもので、良い材と高い製作技術が、明瞭なコンセプトによって絶妙な均衡を見せています。
(ロックハウスイケベ様に在庫していただいております。)

#639 BR635-SB
　Top & Back構造は、現在のエレクトリック楽器においては、スタンダードな仕様になっていますが、コスト削減の観点からユーザーの方に明示しない場合を除けば、Side by Sideの組み合わせはそれほど多くないと思います。
　タップすることで、その材の特性を判断できるとする者もいれば、全くあてにならないという意見もあり、そのどちらも正しいとも言えるのですが、この組み合わせにおいては、それを選択するにあたって十分な確信のえられるものがあります。
　広く知れ渡っている知識の中には、真理であるもの、状況によってそうではないもの、全く逆の結果をもたらす場合など様々ですが、AlderとAshの特徴は、重量という条件を除外すれば大凡最初の条件に当てはまります。
　それゆえ狙い所がはっきりしており、このような一見常識はずれとも言える組み合わせにも十分意味を見いだすことができ、その結果も非常に納得のできるものになっています。
　この組み合わせは、Alderでは完全にカバーし得ない低域をAshが支え、Ashでは色気を欠いてしまう高域をAlderが補うというように、Quilted Mapleの持つ両者の良いところを変化球的に集約したものとは、違ったアプローチで信憑性を与えることのものです。
　弾き易さやバランスの良さは言うまでもなく、表記のスペックにとらわれず、耳と音で勝負したいプレイヤーにお薦めの楽器です。
(池部楽器店グランディ様に在庫していただいております。)

#635 BR605-PB
　現在ではある種の傍系ではあるものの、最初に作られた楽器が、なぜこの組み合わせであったかを伺い知ることのできる納得のサウンドを持っています。
　AshとMapleの組み合わせ程、押し出しの強さはないものの、異なった種類の端正で音楽的な力強さを備えており、この組み合わせでないといけない理由という主張が、常にその音色に織り込まれていきます。
　一般的にこのスタイルの楽器は、弦高をある一定以上に保つことで、本来のあるべきトーンの良さを感じさせることが多いのですが、低い弦高や、ソフトなタッチでも、その片鱗を失うこと無く、常に弾き手と向き合ってくれます。
　NordstrandのPreampは、十分な研究や試行錯誤を重ねてきたせいか、電気的にも音楽的に正しいと評することのできる数少ないものになっており、この楽器でもその恩恵を十分に感じます。
(池部楽器店グランディ様に在庫していただいております。)

#463 BR615-OW
　 両方のピックアップをフルに使用した状態でももちろん素晴らしいですが、特にブリッジピックアップのサウンドの良さに唸らさせる楽器で、そこに重点を置いた音作りがきわめて有効かつ音楽的と感じさせます。
　指弾きのサウンドは粘りがあり、Ashとある条件では非常にBrazilian Rosewoodに似た特性を持つMacassar Ebonyの組み合わせの良さゆえか、スラップのトーンは、歯切れの良さと力強さを持っています。
(池部楽器店池袋店様に在庫していただいております。)

#431 BR664-OW
　重めの個体から繰り出される、重心の低いしっかりとしたトーンが特徴です。
　ToneとTrebleの組み合わせ、またAudere Preampの3つのモードの切り替えによって、モダンなものから古い音色までが幅広くカバーできるようになっています。
　よく"Activeくさい"、という表現が出てきますが、このBR664を弾いてみると、独特のらしさがあったのは、もう昔話になっていることが良く分かる楽器であり、原音が忠実に再生されている事が良く分かります。
　スラップのサウンドは、差し込むような鋭さがあるものの、中低域がしっかりとアタックについて行く為、耳障りでない気持ちの良いものとなっています。 　
　このKSD BR Seriesを製作していて思う事は、やはり材の品質の重要さであり、それさえしっかりしているのであれば、あとはアッセンブリーの選択さえ誤らなければ必ず、良い楽器を生み出す事が可能だということです。
(池部楽器店池袋店様に在庫していただいております。)