ライブレポート
〜再びCandy Dulferの巻





2006/10/11
2nd show
@ Blue Note Osaka



マイ・ヒロインであるキャンディさんが、今年も日本へやって来た〜〜♪



ボスだろーがなんだろーが、この日ばかりは却下はさせん!!と、かなりの勢いで会社の有給をゲットし(笑)、テンションも順調に上がり調子の状態で、整理券待ちの列に並びました。ヒマつぶし対策として、雑誌3冊、本2冊、クロスワードパズルまで持っていく準備の良さ(むしろ、準備良さすぎてカバン重かったですが・苦笑) 人間ウォッチングもしぃしぃ、おかげさまでほとんどヒマする事もなく(そりゃそーやろ・笑)、整理券をゲットするコトができました。



今回のツアーは、大阪が始発地点。順調にエンジンかかればいいなぁ....と思いながら開始時間を待っていると、メンバーが次々にステージへ登場。ちょっとコメディタッチの前振り的な音楽が流れたかと思ったら、次の瞬間から突然ババーンと毎度おなじみのアゲアゲ調サウンド。「Miss Candy Dulferrrrrrr!!!!!」というチャンス・ハワードのコールと共に、キャンディさん本人がサイドからシュルッと姿を現しました。



そーなんスよ、この出てくる瞬間がなんとも言えんのさ!!!! ヽ(´▽`)/



裾にワイヤーらしきものが入っているような黒のワンピース。珍しく膝丈スカート&ピンヒール厚底ミュール姿で登場したキャンディさん。



なんでそんなミュール履いてサックス吹けるんだ......
っつか、なんであんなピンヒールで、そんだけスタスタ歩けるワケ!?
アタシ絶対ムリ!!( ̄Д ̄;;




........とか、別にどうでもいいやろそんなコト!! ってなトコにまで神経いきまくり。Amandaさん、このわずかな時間ですっかりアドレナリン大量分泌(笑)



アタシが密かにそんな疑問を抱いている事など知る由もなく、「コンバンハー、オーサカ!!」と、いつものように声を張り上げるキャンディさん。おなじみのキャンディさんワールドの始まり始まり、であります。



アタシ達にとっては耳新しい新曲『Candy』は、オープニングにふさわしく「爽やか+カッコいい」のミディアムテンポ・ナンバー。これ、アタシ結構好きです。前回のライブのオープニング『Music is Love』といい、最初の演奏曲目って、いいなって思えるものが多いです。やっぱ始めがカンジンだし、選曲にも神経使うんだろね。



その後は、前回のライブでも演奏された『You’re the One』『Finsbury Park』をメドレースタイルで。前回は、ドラムスのジョン・ブラックウェルがド派手なソロをブチかましていた『You’re the One』でしたが、今回は特に誰かへスポットをあてる事もなく、比較的スムーズな進行でした。対して後半の『Finsbury〜』では、キャンディさんとウルコさん(g)のツー・フロントが、ドラマティックなソロ合戦をとっくりと聞かせてくれました。なんかねー、キャンディさんの眼力に(もちろんいい意味で)迫力があって、すごくカッコ良かったです♪



「次の曲は、まだタイトルが決まってないんだけどね。せっかくだから今日のところは『Blue Note Bossa』ってコトにしておこうかな」



というキャンディさんのMCで始まった次の曲は、その名のとおりボッサなリズム。こういう曲調のものって、キャンディさんのディスコグラフィーを探しても稀なジャンルなのではないかなぁ。耳に馴染みの良いメロディで、ハードなガッツリ感もなく、かといって余分なマッタリ感もない、程よいテンポのちょっと陽気なナンバーでした。



陽気なナンバーの続きに聴くにはちょうどいい新曲『Summertime』は、同タイトルのジャズ・スタンダードとはほど遠く(笑)、夏をテーマにしたポップス・ナンバー。この曲でキャンディさんはボーカルに徹していました。これだけ極限まで「めいっぱいポップス!!!!」なのも、これまた珍しい。キャンディさんオリジナルって言うよりは「誰かのカバーですか??」って思いたくなるようなカンジでした(;´Д`)ノ



そしてそして、次の『Everytime』は、キャンディさん節をコテンパンに聞かせてくれる、彼女の真骨頂とも言えるようなバラード。これだよこれ、アタシが聞きたかったのはコレっすよ!!!! トーマス・ウルコ・キャンディの3名タッグによるバラードっつったらアナタ、もうこれしかないっしょ(*´Д`*) こういうの、この3人タッグは得意中の得意だもんね。まさに



一曲入魂!!!!



ってカンジだし....前回のライブでの『Soul Sax』といい、今回の『Everytime』といい、雰囲気が似てるから、パッと聞く程度にはほとんど一緒に聞こえるんだけど、アタシはキャンディさんのバラード、かなり好きです。サックス吹き屋さんだったら、キャンディさんに限らずそうなんだろうけど、定番の持っていき方って、あるでしょ。



最初は控えめに始まって、ジワジワ盛り上がって、極限までタメてタメてタメて、最後に「あ、ココで来るよ来るよ!!!」って思ったとおりのタイミングに
フラジオ全開でバーン!!!


....みたいな(笑)キャンディさんのそういうプレイが、アタシは好きなのデス。
いやぁ、ええなあ(〃´。`)〜3



そんな後に続いた曲は、前回のライブでも演奏された、プリンスの『Life of the Party』 今回のツアーのバンド・メンバーであるチャンス・ハワード(key)とロンダ・スミス(bass)、そしてキャンディさんは、共にプリンスのバックを務めていたということもあり、あたかも自分のオリジナルのような、慣れた調子でのプレイでした。最近アタシ、この曲をぜんぜん聞いてなかったんで、半分ぐらい歌詞を忘れていた......残念(苦笑)



そんなプリンスのパーティー・チューンでひとしきり盛り上がった後は、ディアンジェロの『Brown Sugar』と、ブラックストリートの『No Diggity』を立て続けにカバー。青い照明が雰囲気のシブさをウマく醸し出していました。



「あと1曲だけ........多分、たくさんの人が知ってると思うけど、これってもうホント、私のハッピーライフを代弁してくれるような曲。いくわよぉぉぉ.........『Sax -A- Go-Go』!!」



やっぱこの曲って、お約束よねー。それも今回は、ゴージャスにも『Pick up the Pieces』とのメドレースタイル。『Sax -A- Go-Go』って、これまでに何百回ってぐらい聞き倒してるし、もういつ飽きてもおかしくないと思うんだけど( ̄▽ ̄!)、逆にこれが演奏されずに終わっちゃったら、多分めちゃめちゃストレスたまりそうな気がする......(笑)



アンコールは、『Gimme Some More』『Let it Go』をメドレーで。やっぱりキャンディさんには、このテのクラシカルなファンクが似合いますねー。途中、チャンス・ハワードと何やら『恋人達の予感』もビックリな「オイタなリップサービス」をやっていたのが笑えたデス。うぷぷ(*V艸V) でもって、そんな彼らのお遊びに思わず「Gosh, I love it!!!」と絶叫したアタシの声を聞いて、隣りの席のお兄さんがギョッとしていた....何にギョッとしたんだろ? アタシの絶叫にビックリしたのか、アタシが「I love it」と言った事にビックリしたのか(ぎゃははっ!!)



あ....そう言えばこの日の最前列、小学生ぐらいのコがいたよ!? ちょっと刺激が強かったんじゃ.....(;´Д`)ノ



そんなカンジで、ライブは終了。初日だったからかなぁ、なんかテンション低めだったような気がしました。『Sax-A-Go-Go』の直前まで、ステージからのあからさまな『煽り』もあまり感じられなかったので、アタシ自身、「どこで立ち上がったらOKなんやろう?」って、タイミングを探りつつ....そんなコトしてたもんだから、Amandaさん、やや消化不良(#`-_ゝ-)



オイラ、こんなモンじゃないぞ!!!
明日は絶対『煽り』にいく!!!!




なんでアタシが『煽り』とか言ってんだ....と思いつつ、ワケのわからない誓いを立ててしまったAmandaさんでした(笑)



ライブの後、いつもどおりお土産を渡しに行くと....



「Hi, Amanda!! Nice to see you again!!」



と、キャンディさんはアタシがそうするよりも先に声をかけてくれて、その上ハグまでしてくださいました。なんか、マジで感動です(じんわり)



「元気なのー? まだ走ってる?」
「うん、走ってるよ。今日一緒に来た友達、みんなランナーやし!!」
「へー、スゴい....って、アナタたち、確か前に(ライブ)来てくれたよね?」
「うん、そうそう」



って、どこまで記憶いいんだキャンディさん....写真で覚えてくれてたのかな。



今回は、恒例のお手製アルバムと、お茶屋さんでゲットした『抹茶ソフトキャンディ』、そして『まんが日本昔ばなし』が英語で書かれた文庫本をプレゼントしました。



「前にもらったアルバム、今もPCが置いてあるデスクに飾ってるんよー」
「そうなんや!! わー、嬉しいっス♪」(←マジで嬉しい.....(´Д`)
「(文庫本をペラペラっとめくりながら)ワオ、ジャパニーズの昔話....これいいね!! トーマスに読んでもらおっと。サンキュ!!」



へー、読んでくれるんだ。トーマスさん、優しいっスね(*´∀`*)



「でね、えーっと......」
「ん?」
「あ、あれ、なんだっけ?」



『明日も来るし!!』というオランダ語を言いかけたんですが、こともあろうに頭からフッ飛んでしまい........il||li _| ̄|● il||li



とりあえずアタシが何で悩んでるかを知ってもらうために、「オランダ語で何て言ったらいいのか忘れた」と言うと、笑いながら「はい、考えて考えて〜〜」と、余計にアタシを焦らせるキャンディさん。やめて〜〜(笑)


「えっとね、ik........ga.........morgen..........」
「ja?」(=Yes?)
「hier.........kom?」



Amandaさん、たどたどしすぎ!!!!!!(爆笑)



それなのに、キャンディさんは「Oh, je gaat morgen kom!? That’s nice!! First show? or Second?」と、カッチリ理解してくれました。キャンディさん、ありがと〜〜!! めっちゃ嬉しかったデス(感激)



「今日はねー、明日もあるから早めに切り上げないといけないみたい。記念撮影もオールNGでね.....」



と、ちょっぴり残念そうなキャンディさん。



「でも明日はもうちょっと時間とれるから、また明日来てよ」
「了解〜!! じゃあ明日も楽しみにしてるし」
「Bedankt, Amanda!!」(=Thanks, Amanda!!)
「Alstublieft!!」(=You’re welcome)



再びハグしてくれたキャンディさんは、手をヒラヒラッと振って楽屋へ向かっていきました。


そんなカンジで第一日目が終了。オランダ語、なんとか通じて良かった....
(〃´。`)〜3



そしてレポートは、二日目に続く。