旅の恥は書き捨て
〜 怒涛の東京弾丸ツアー 〜


 *****2004/10/20(Wed)〜10/21(Thu)***** 




2004年10月20日(水)
覚えてるでしょうか
そのバカでかい威力で
日本中に痛々しいまでの爪痕を残していった台風の事を

そんな台風が大暴れしていたこの日
アタシは一人、東京へ行くために
新大阪駅にいました
いったい何を血迷ったのかAmanda!?
久々のトラベル・レポート、始まり始まり♪







★デイ・アフター・トゥモロー?★


12:45
JR新大阪駅


なっ、なんだこりゃ!?

10月20日(水)、午後から半休を取り、東京へ向かうアタシの目の前には、ちょっと異様な光景が広がっていた。

どこを見ても人人人。ビジネスマンだけでなく、修学旅行の一行までもが我が身を案じ、新幹線の発着案内ボードを見つめていた。自動券売機は一台を残して全て「調整中」の文字が表示され、機能が完全にストップしていた。おかげで有人窓口の前には、みるみるうちに長蛇の列ができあがっていく。

こんな日に、一体アタシは何の目的でこんな場所にいるのか?まあそれは後述することにして。

人波をすり抜け、アタシも慌てて「みどりの窓口」を待つ列の後ろに並ぶ。台風がこちらに向かってヒタヒタと近づいてくる事に、大きからず恐怖を感じた。

「いらっしゃいませ」

窓口のお姉さんも大変だろなあ、と思いながら、アタシは行き先を告げ、便の状況を尋ねた。

「13:33のひかりって空いてます?」
「そうですねー。乗る事は可能なんですが指定席が満席で。あと、13:40以降の便は、まだ運行するかどうかも決まってません」


それじゃ困る!!!!


「じゃあ確実に運行するもので一番早いヤツ」
「13:23のひかりなら指定席が空いてます」
「それ、いただき!!」

発券してもらった時点ですでに出発時間の10分前だったので、東京で会う予定にしていた友達に買うつもりだった大阪土産も買えず、そのまま新幹線に滑り込んだ。まさにギリギリ。アブラ汗なんだか冷や汗なんだかよくわからない汗が額から落ちてくるのをぬぐっているうちに、新幹線は音も立てずにゆっくりと動き出した。

とにかく、新幹線と台風とのかけっこである。どちらが先に東京へ着くかといった状態が続いた。米原、岐阜羽島など、ついさっき通ったばかりの地域がまたたく間に「運転見送りエリア」へと化していく。アタシが乗った新幹線の後を追うようにして、台風は確実にこちらへ向かってきていた。その不気味な足音はまるで、映画『デイ・アフター・トゥモロー』の凍結シーンさながらである。

運転手も必死だったのだろう。いつもとは比べ物にならないぐらい異常な速さで走行している。一度お手洗いに立ったのだが、揺れまくってそれどころではなかった。

「うわっ、こえ〜〜っ!!!!」

壁を這うようにして個室内を移動し、普段ならその姿が恥ずかしくて絶対に使おうとしない手すりをはっしと握り締めたアタシの姿。絶対に人には見せられん(ってか、自分でも見たくない)

どうにか神奈川エリアまでたどり着き、これで大丈夫かと思ったのも束の間。新幹線は小田原駅で停まったまま、いつになっても動こうとしない。

「お知らせいたします。下りの新幹線が運行を見合わせたため、各駅で電車が止まっております。そのため、全駅のプラットフォームが満車の状態となり、現在、先へ進む事ができません。この新幹線は小田原駅で一時停車をしておりますが、次の駅が空き次第発車をいたしますので、しばらくお待ちください」


なんじゃそりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!


そんなこんなで、小田原で15分ほど足止めをくらったが、運ちゃんの頑張りがツキを呼び込んだのか、こんな状態にもかかわらず、わずか20分遅れで品川駅へ到着。東京駅まで乗る必要もなかったので、そこで新幹線を途中下車し、JR山手線へ乗り換えた。台風で退社・下校時間が早まったのか、山手線も人でごった返していたが、なんとか渋谷駅へ到着。豪雨でずぶぬれになりながら滞在先のホテルへたどり着いた時は、「あははー、こんなに濡れちまったーーー!!!」と、妙にテンションが上がってしまっていた(笑)

わずか数時間の出来事だったが、こんなにスリリングな新幹線乗車は、生まれて初めての事である。







★クロコダイル★

一歩歩く度に、雨水がジンワリと染み出してくるのがわかる。それほど濡れきったスニーカーをドライヤーで乾かし、再びそれに足を突っ込んで外出モード。

台風だっつーのに、オマエとうとう気でも狂ったか!? というツッコミを浴びるのは承知の上である。一体こんな日にアタシは何の目的で東京に来たのか? おそらくマルコビッチを定期的にご覧いただいている方にとっては目に馴染んだ名前だろうが、ファンク・バンド『ギタピス』のライブを観に来たのである。まあ平たく言えば「追っかけ」みたいなもんですわ(『みたいな』やなくて、『そのもの』かも・笑)

ギタピスさんにとっては、これが東京初参戦。行くか行くまいかギリギリまで迷ったのだが

記念すべき東京初ライブを見過ごすのももったいないしぃ
決算で残業が続いて、神経壊れる寸前だしぃ
ちょうど仕事もひと段落ついたしぃ
ま、ここいらでいっちょハジけて気持ちをリセットしませんと

と、台風の事など完全に無視した理論立てで(!?)、上京の運びと相成ったのである。蛇足だが、今回滞在したホテルにはわずか3日前にコンタクトを取り、ラッキーにも最後の空き部屋をゲットしたというオマケな逸話までついていたりする(笑)

今回のライブ会場は、JR渋谷駅と原宿駅のちょうど真ん中あたりにある『クロコダイル』 以前は米米クラブもライブをやっていた(なんと!!)という、けっこう老舗なライブハウスなのだそうな。

地図を見ながら歩いたので確信はあったが、「ここまで歩いてしまっていいのか?」と、その微妙な遠さに不安になってしまったアタシ。「これって間違ってるのかも.....あと1ブロック歩いたら引き返そう」と思っていたら、やっとワニの看板が見え、一人でついニヤリと笑みを浮かべてしまった。渋谷駅から歩くには、精神的な忍耐力との戦いを強いられるアブナイ場所に位置すると言える(笑)

ところで、今回のライブ鑑賞に関しては、「前向きに(東京行きを)考えます」と言ったきり、センセイに明確な答えは出していなかった。実際、正式に会社の休みが取れたのも当日2日前だったし、全ての準備が完全に整ったのも前日だったという事もあり、予告なしに乗り込んで驚かすのもいいかなあという考えも手伝って、当日の朝に

『では後ほどお会いしましょう』

という曖昧なメールを打っただけに留めていたのである。たとえ

『「のちほど」って・・・・きゃー!! 来るの!? 新幹線動いてる?』

というメールが来ても、ガマンして返信は控えていた。うしし、心の底から驚いてもらおうじゃないの、メンバー御一行よ(ニヤニヤ)



『クロコダイル』は、比較的こぢんまりとした、それでいて気持ちのいい熱気が漂いそうな雰囲気を醸し出していた。どこに座ろっかなあとキョロキョロしていると、聴き慣れたセンセイの声がズドーンと耳に入ってきた。

「あー、Amandaちゃん!!!」

『驚かしてやろう』という気はあったが、あそこまで驚かれると、何か照れくさいものがある(笑)

「新幹線動いてたん?」
「アタシが乗った分あたりでギリギリだったみたいです。(アタシが乗っていた新幹線が)通り過ぎた後、片っ端から各地域が運休になっていって....」
「そうやろねー、ホンマに来てくれるって、すごーい!!」
「あはは、こんなにスリリングな旅はアタシも初めてです(笑)」

まるで差し入れに台風を持ってきたみたい、と、心の中で苦笑してしまったアタシ。それにしても、「ライブが観たい」というアタシの勝手な希望で突然押しかけたのだが、みなさん暖かく歓迎してくださり、バリトンサックスのA姉さんからは熱烈ハグまでいただいた。なんだか嬉しいやら恥ずかしいやら(照) でも、心が一気にあったかくなった。

「踊るなら当然前よねー」
「そうしたいのは山々ですけど、でもあんまりスペースありませんやん」
「どうせやるんだったら目立たんと」
「やっちゃっていいんですか? ジャマになりません?」
「大丈夫、どんどんやっちゃって」

じゃあそのお言葉に甘えて、ってなワケで、最初こそやや控えめにしていたが、気がつけば例によって前列で暴れたい放題やっている自分がいた(^^;) 台風の中の東京奇襲に対するご褒美として(なのか!?)、いきなりステージに上げられ、メンバー御一行に混ざってのダンス・ソロまでやらかしてしまった(爆) 面白かったけど、もちっと見栄えのするステップ踏みゃー良かったなあと、今でもちょっぴり反省している(悔)

初東京ライブという事もあり、始めは観客、ステージ上ともに両者探りあいのような雰囲気もあったが、曲が進むにつれてテンションも上昇気流に乗り始めた。楽しそうにパフォーマンスをなさる御一行、見ててもヒジョーに気持ちが良かった。こんな面白いステージ、たかが台風のためにみすみす見逃すなんて、もったいないハナシである。

実のところ、今回のステージで特に楽しかったのは、リーダーのトークだったりする(笑)いつも「かみまくり・オチなし・次回のライブ告知忘れ」という破壊的3拍子トークをブチかましてくれるリーダー(←言い過ぎ!? でもめちゃめちゃ好きなのよねぇ、あの独特な持ち味)さすがに始めは緊張なさっている様子だったが、なにがキッカケだったのか突然プチンと何かが外れたように、観客側とのキャッチボール・トークが面白いように進んでいた。素朴だけどすごくハッピーになれるリーダーのトーク、次回の大阪ライブでも堪能できる事を期待しております。

その後、センセイの元生徒さんであるNサマ率いるブルース・ブラザーズのコピーバンドとギタピスとの共演ステージになだれ込み。これがまたいつもと違ったカンジで面白い。ブラザーズはまさにあの格好(=帽子・サングラス・スーツの3つ揃い)でのご登場。手錠やらなんやらといった小道具までをフル活用し、「なりきったもん勝ちスピリット」を気持ちいいほど見せつけてくれた。『うまい・渋い・面白い』の彼らのパフォーマンスは、絶対に一見の価値アリ!! しっかしホンマに歌ウマかったっす、ブラザーズたち!! 大阪での再共演のハナシも出ていたので、今からヒジョーに(×∞)期待をしているアタシなのであります。

さらにその後は、LOS VIENTOS CALIENTESというラテンバンドによるパフォーマンス。ラテンが三度のメシより好きなアタシにとって、この日のクロコダイルはヨダレが出るほどのメニューである(笑) 曲が始まると、やはりジッと席に座っている事にガマンできなくなり、他のお客さんと一緒にサルサやチャチャチャを踊り倒した(サルサの相手をしてくださった女性の方、ありがとうございました♪)気がつけば、ほとんど最初から最後まで踊りとおしのAmanda(笑) ま、もともと踊りに来たんだからいーんだけどさ。

オマケに、全てのメニューが終了した後の打ち上げにも参加させていただき、結局、夜中の2時まで腰を落ち着けてしまった。雨もすっかり止んだ夜中の2時過ぎ、一人で歩くひっそりとした渋谷の町も、気持ち良くてなかなかいいカンジ(←不良娘)


....と、そんなカンジですっかり楽しんでしまったクロコダイルの夜でありました。







  

★トーキョー良いトコ★

東京ってのは、なんであんなに品揃えが良いのだろうか? 大阪じゃまずお目にかかれないようなものや場所が、そこかしこにフツーに存在している。もともとはライブが目当てだったとはいえ、もしやその目的の度合いを上回っているのではないかという勢いで、買い物にも勢力を注ぎまくったAmanda(笑) それがいちばん顕著に表れたのは、エアロビクス系の品々である。

新宿駅前にある某ビルでは、2フロアを独占するという売り場面積の広さ、シューズ置き場だけでもびっくりするぐらいの棚の数を用いた品揃えの多さ、そして、大阪では通販でしか手に入らないようなレッスン用CDが、全てその場で試聴&購入できるという便利の良さ。なんなんだ、この違いは!? 東京だけこんな待遇って、めちゃ不公平ぢゃん!!

驚きと怒りの混ざった複雑な気持ちを抱きながらフロアに居座る事1時間、気がつけば、手の中には4万円近くものクレジットカード払いによるレシートが握り締められていた。来月末の支払いか....う〜〜〜(怖)







  

★オフィスの真髄★

勤務先の大幅な組織改革により、この10月からは東京に本部が置かれている。大阪では「本部はやたらキレイだ」「皇居の隣りにあるビルなので、ガラスは防弾製らしい」というもっぱらのウワサが流れているので、それをこの目で確かめるべく、有給休暇を取っているにもかかわらず本部見学へ出かけた(←なんて愛社精神の強い社員なんだろう・笑)

『大手町一丁目』という住所だけは覚えていたので、その付近まで歩いていき、以前同じ部署だったOさんに電話をかけた。

「もしもし?実は今、本部の近くにいるんですけど、今からそちらへ伺ってもいいですか?」
「あーいいよ。どの辺にいるん?」
「えーと....日比谷通りと永代通りの交差点です」
「そっからシティバンク見えへん?」
「あ、あります。斜め向かいに」
「そのビルやで」
「へ?」

ビルのてっぺんを見上げるアタシの首は、確実に傾斜角80度ぐらいに傾いた(笑)


うはっ、高っ!!!!
なんつーゴージャスなビル、まぢで皇居の隣ぢゃん!!!!


我が社の本部は、そのビルの最上階にあるらしい。しかも、ビルの一階にはセキュリティ・ガードが待ち構えており、ID不携帯の場合は、例えそのビルで働いていようが、氏名を書かされるというキビシい警備システムが置かれている。ジーンズ&シャツ姿、しかもデカいリュック担いで、どっから見たってビジネスパーソンとは言い難いいで立ち(いつもそうだけど・苦笑)なのに、ポケットから会社のIDカードを取り出すアタシの姿は、セキュリティ・ガードにとってはさぞかし異様だった事だろう(笑)

耳がキーンと痛くなるほどエレベーターに乗り、23階で降りると、タイミング良くOさんがオフィスから出てきた。

「おっ、久しぶりやなぁ。なんでこんなトコにおるん?」
「今日は有給なんです。ついでってのもなんですけど、本部はキレイってウワサやから見に来ました」
「そーか、ま、ゆっくりしていき。部屋はこっち」

そう言って、オフィスにつながるドアを開けると、これまで見た事のないような別世界が広がっていた。


「うわーーーーーー!!!!!」


声が予想以上に響き、思わず手で口をふさいだが、時すでに遅し。スタッフの視線をめーいっぱい浴びまくってしまった。な、なにこのキレイさ? これこそ『That'sオフィス』ぢゃないのぉぉぉ!!!!!

とにかくゴージャス、豪華絢爛、びゅーてぃほー。皇居や東京タワーを眺めながら、優雅にお手洗いで手が洗えるという素晴らしさ(笑) 不在の間に忍び込んだ会長の部屋に至っては、とにかく全てが丸見え。空気が澄んでいる時は彼方に富士山まで見えるという、「一体キミら何見て仕事しとんねん」状態である。アタシにできる事と言えば、驚いて口をポカーンと開ける事ぐらいだ。こんなの、月ウン百万って賃借料払ってんじゃないの? んなに見栄張ってんぢゃないわよ、うちの経理がどれだけむさ苦しいか!!

あまりの衝撃度の大きさに「できればあの汚い大阪経理にはもう戻りたくない」と、切に願いながら本部を後にした(苦笑)







  

★お台場・・・・の端っこ★

っつっても、ビーナス・フォートやフジテレビなんぞの主要スポットには一歩も足を踏み入れていない(爆) 海の博物館にひっそりとたたずむプチ自由の女神像などをボンヤリと眺めながら「ゆりかもめ」にガタガタ揺られ、アタシが向かったのは東京ビッグサイト。『WPCエキスポ2004』という催し物を観に行くため....ではなく、その催し物に参加しているギタピスさんの職場に潜入するため、である(だから簡単に言えば『追っかけ』なんだって・笑)

大阪にも、大規模なイベントの会場として使われる「インテックス大阪」という建物があるが、東京ビッグサイトの方が遥かに「おされー」である。分子構造を表す巨大模型のようなオブジェや歩くエスカレーターなどが設置され、ちょっとした近未来テイストを味わえる内装の通路を通り抜けてエキスポ会場へ向かった。そこには、ブレーン達がアタマを捻りつぶしそうな勢いで考案した次世代AV機器・OA機器を引っ提げた各企業のブースがズラリと並んでいた。おーおー、メカもここまで進化したか。人間ますます便利さにかまけて運動不足になるねえ(笑)

ギタピスさんは、某S社のブース裏に居を構えて(!?)いた。

「いらっしゃーい!!」

仕事中とはいえ、リラックスした雰囲気が漂う御一行。なんか楽しそう。

「ワンセット1時間サイクルでね、そのうち演奏時間が15分ぐらいで、それを7回繰り返すの」

エキスポは4日間の日程で行われ、この日はまだ2日目。

「うわー、テンション保つの大変そうですよねー」
「うーん、そうかも。だから『今日はあと何回』って、指折り数えたりして(笑)」
「でも、これが終わったらディズニーランドだもんね」
「そうそう、それを目指してやってる(爆笑)」

今回、ギタピスさんがエキスポに参加する事になったのは、S社が新しく発売するボイスレコーダーのサウンドサンプルとして彼らの曲が採用されたからである。エキスポで生演奏という事自体が非常に珍しく、実際、生演奏つきのブースはこのS社だけだった。しかもブースが入り口すぐの場所にあったため、イヤでも目立つというオイしいポイントが勢揃い。もっとも、細身のカワイらしいコンパニオン目当てで群がっていた人達もいたのだろうけど(苦笑)

エキスポ系のイベントをご覧になった事のある方はご存知だろうが、こういった類のものにはコンパニオンがつきものである。以前、OA器具・文具計のエキスポに行った時も、彼女達は商品を手にしてニッコリと微笑んでいた。これまた思わず「クローン!?」と疑いたくなるほどみんなソックリ(ってか、個性が画一的)なのである。ま、カワイイのはカワイイんだけど、今回は職場潜入という立場でエキスポへ乗り込んだため、これまでとは違った面でコンパニオン達を見る機会にあずかれた。このネタまで書き出すとキリがないので、ここでの詳細暴露は控えさせていただく(笑) しっかしみんな細いんだよねー。何食ってんの?(大謎)

さてさて、今エキスポ唯一の生演奏メンバー達の職場の雰囲気はと言うと....

「明日はカレーうどん食べたい!!」
「ずっと言うてるよねー、それ」
「フツーのうどんもおいしいんちゃうのん?」
「でもさ、東京やから、だし汁が....」
「あ、そっか。辛いんか。じゃあカレーうどんやなあ」


一体なんのハナシしとるんや!!!!!!(笑)


「(コンパニオンの列を眺めながら)リーダーのお気に入りって、あのコやんね?今、髪の毛いじってる....」
「そーそー」
「うわっ、顔ちっさっっっ!!!!!」
「へー。リーダーって、あーゆーコがお好みですか。ふふーん(ニヤニヤ)」
「しっかし細いよねーみんな」
「みんな同じユニフォーム着るとさ、一発で見栄えに差が出るからツライよねー」
「あーゆー服って、そこそこお肉ついてないと。細いだけやと貧弱に見える」
「モデルってキビシー」

コンパニオンを遠目に、ノンキに好き放題のコメントを吐きまくるミュージシャン達+オマケのグルーピー(!?)なのでした(笑)


ゴキゲンに時は流れ、東京から撤退の時間が近づいてきた。御一行に見送っていただき、ゆりかもめと山手線を使って東京駅まで戻った。陽が落ちてからのゆりかもめからの眺めは実にキレイである。有明からの20分間、首が痛くなるのも気にせず、ずっと窓の外を眺めていた。まるで宝箱をひっくり返したかのようにキラキラときらめく夜景。こりゃステキだねぇ、おされだねえ、来て良かったよ、ホントに。両親や友人達へのお土産と、すっかり元気を取り戻したココロと共に、無事に関西へ帰ってくることができた....いや、無事というか....実はお土産買い終わった時、所持金300円になっちゃってヒヤヒヤしてたんだけど(爆笑)







  

★ま、そんなカンジで★

怒涛の勢いで流れていった二日間。ヒヤヒヤした場面も多々あったが、そのヒヤヒヤ感を上回るほどの楽しさを味わう事ができ、アタシにとってホントにいい旅だったなあと思う。突然の思いつきのような勢いで計画したにもかかわらず、フタを開けてみれば、満足度200%の充実ぶり。アタシってマジでラッキーだなあ、と、旅が終わって10日が経つ今でも、ついついニンマリと締まりのない顔をしてしまう次第である。


最後になりましたが、今回の弾丸ツアー決行にあたり....


快く東京ランチにつきあってくれたあっこちゃん。

「気ぃつけて行っといでぇ!!」と、向こう見ずなアタシを暖かい眼差しで見送ってくれた(笑)同期メンバーのけこぺり、えりり〜なちゃま、ゆきたん。

意外にもあっさりと有給を取らせてくれた経理部のヒトたち。

ゴージャスな本部の案内をしてくださったOさんと、お仕事中なのに相手をしてくださった本部の皆サマ。

「宿なかったらウチの家来いやぁ」と助け船を出してくださったうらりん(次回は泊まりに行きます!!)

クロコダイルでこんな小娘のお守りをしてくださったブルース・ブラザーズ。

そして

台風を土産に上京したアタシ(苦笑)を暖かく迎えてくださったギタピスの皆サマ。


ホントにホントにありがとうございました♪