今年のホノルルは暑かったです。深刻なほどの暑さではなかったけど、例年と比べると、日が高くなるにつれてジリジリくる度合いがキツかったってカンジ。
当日は朝、というか夜中2:00すぎに起床(爆) スタートが5:00なので、ま、こんなもんです。で、朝食が夜中の3:00ごろ。
....あり得ない(笑)
しかもこれが、アホほど食べるんですよ。メインディッシュは「もち米」
......ますますあり得ない(再笑)
百聞は一見にしかず、もち米だらけの朝ゴハン。
でも、前日は早く寝るために、夕方から早々に晩ゴハン(=人呼んで「願掛けパスタ」・笑)を食べる。すると、たとえ夜中だろうが、もち米が余裕でバカスカいっちゃえるワケですよ。それに、ここでガッツリ食べとかないと、走ってる途中でお腹が空くんです。なんせ40km以上走るワケですから。この空腹感、ジョーク抜きでスゴいですよー。レース中に一度「お腹が空いた」って思ってしまうと、途端に電池が切れたみたいに全然動けなくなる。こわーい(笑)
ちなみに、メニューはほぼ毎回決まって大福+お赤飯(orおこわ)+バナナ。飲み物は、飲み慣れてるスポーツドリンクとか、わかめスープとか、そんなカンジです。
スタート地点に着くのは、いつも4:30ぐらい。ランナーだけでなく、スタッフやら見物人やら、いろんな人たちが既に乱れに乱れてうじゃうじゃしとります。
毎年、大会スポンサーの代表やスペシャルゲストのスピーチ→アメリカ国歌の演奏→レース開始、ってな具合にプログラムが進むんですが....今年のスペシャルゲストはケリー・ヒロユキ・タガワだったらしい(アナウンス聞き逃してよくわかんなかった)んですが、スピーチの中で「大日本帝国万歳!!!」と絶叫してました(核爆)まさか、あの彼からそういうセリフが出てくるなんて、ちょっとビミョー( ̄□ ̄!)
オマケ:タガワさんは、アメリカと日本のハーフ。主にアメリカで暮らすも、人種的なアイデンティティーに対して長年少なからずも悩みを抱いてきた方。そういう背景がある上での『大日本帝国万歳』に、いったいどんな意味があったのか、ちょっとわかんなかったので....。
4:55に車椅子部門の選手、そして5:00きっかりにランナー達がスタートします。左手にディズニーランド並みの花火がドコンドコン上がって、毎年そりゃーもう超ゴージャスなスタートなんですが、なんつったってスタート直後はJR大阪駅前(もしくは渋谷駅前?)の横断歩道なみの混雑ぶり。ボーッと花火に見とれてると後続のランナーに蹴倒されること間違いナシなので(笑)、横目にチラチラっと見ながら走り始めます。
今年はこれ着て走りました。右にチロッと見えるのはMP3プレイヤーです。
アタシにとって始めの5kmって、Qちゃんの言葉を借りると「ワクワクする」トコでもあるんですが、同時に一番神経質になっちゃうトコでもあります。イヨーに速いペースでガシガシ走っていくランナーがいるかと思えば、「え、5kmでそれじゃーちょっとヤバいんじゃない?」ぐらいの勢いで調子が悪そうなランナーもいるので、自分のペースがわかりにくいんですよねー。なので、予定に近いタイムで5kmポイントを通過できると、すごいホッとする(笑)
今年の5kmは29分台だったかなぁ。アタシとしてはかなり理想的♪ ストライドがいつもより長く伸ばせてるように感じたので、「めっちゃ調子ええねんけど、これってオーバーペースなん?」って一瞬不安になりましたが、「アンタ、夏に胃ぃ壊して昨年より1.5kg体重軽ぅなってんから(爆)、そないに心配せんでええ」って、自分でポジティブ思考モードにもってってました(笑)
18km地点あたりから、片道7kmほどあるハイウェイコースに突入します。片側2車線のこのハイウェイは、三角コーンを境にして1車線ずつを往路用・復路用にわけてランナーが走るので、知ってる人がいればハイタッチもできちゃうトコロ。なので、タイミングさえ合えば、先頭をひた走る俊足ランナー達の爆走っぷりを間近で拝む事も可能なんです。こんなチャンス滅多にないって!!
これがホノルルマラソンのいいトコロかなー。
アタシはいつも先頭ランナーを見れる時間にハイウェイにたどり着くので、一流センシュ達の走る姿を見ながら走ってます。浅井えり子サンは毎年拝見してますが、今年は山口衛里サンと谷川真理サンのランを初めて見ました。普段からキレイな谷川サンは、走っててもキレイです。普通なら汗とドリンクと水まみれでグチャグチャになるハズなのに(笑)、すんごいサッパリとした表情でシュタタターーーーーッて走ってるんですよー。
あと、昨年ホノルル女子2位の早川英里サンは、めっちゃくちゃストライドが長いっす!!!! 細いし速いし、人間バンビちゃんってカンジ。アタシの目の前を一瞬でピョーンピョーンと通り過ぎていっちゃいました(笑)
長谷川理恵サンは、今年は予想よりも遅めのペースで走ってたそうなので見落としちゃったです。ざんねーん。あと、25km地点あたりで永井大に似たイケメン系サポーターとハイタッチしたんですが、通り過ぎてしばらくしてから「もしや本人?」って思い直したAmandaさん。反応おせーよ(笑)
昨年に引き続き、今年も使い捨てカメラを持って走りました。「写真なんか撮ってなきゃ余裕で自己ベスト出せる」ってみんなに突っ込まれてたんですが、そこまで自分を追い詰めて走るのは『楽しく走る』という自分の流儀に反するので(笑)
せっかくなので、コース上で撮った写真を何点かご紹介しちゃいましょ。
コース上はこんなカンジ。
下に巻き散らかってるのは、給水ポイントで配ってるドリンクの紙コップ(!!)
35km地点。5kmごとに表示されています→
ところで今回、アタシは一応、自己ベスト更新を狙ってました。5分短縮、とか、そんな大きなクチは叩きません(笑)せめて昨年出した自己ベスト4時間26分を25分台にできればいいな、と思ってたワケです。そんな思惑もあり、今回は4時間25分30秒でゴールする場合の各マイル毎のスプリットタイムが書かれたペースメーカーを腕に巻いて走ってました(左の画像参照)
22マイル(フルマラソンは26.6マイル)あたりまでは、ペース配分をわずかに上回るぐらいのラップを刻んでいたんですが、23マイルで一気にその貯金を使い果たし、24マイルでは予定タイムよりも若干遅れてしまって。これでちょっと焦りが出たんですよね。せっかくここまで来たのに、4時間の努力が水の泡ってのは、あまりにももったいない!!
みたいな(笑) しかも残るは最後の難関、ダイヤモンドヘッド越え。
上り坂かい!!!!!(号泣)
いつもなら、この付近に設置されたカメラに愛嬌振りまきながら、セレブのように優雅な足取りで(^^;)坂を上ってくるトコなんですが、今回は自己ベスト更新ができるかどうかの崖っぷちだったおかげで、セレブの余裕は一切なし(爆笑) 顔ぐちゃぐちゃで必死になって坂のぼりましたがな!!! でもって、上った後の下り坂は、足が数本見えるぐらいのマンガ走り(笑)いつもはそんなに急だと感じない下りが、めっちゃくちゃ急に感じました。なんか走って下りるの怖かったぐらい。
坂を下りきって最終エイドステーションを走り抜けると、残りの1kmはひたすらフラットな直線コース。この時点でタイムはすでに4時間20分。アタシはいつも1km5分半から6分ペース。これだけ疲れた状態で、いつもどおりの走りができるのか?
ってか、いつもどおり走らなきゃ間に合わない。
でも、ぜったい25分台出したいし!!!!
そんな執念深さと意地(!?)に突き動かされ、最後の1kmは、すでに40km以上を走ったとは思えないような全速力状態。これまで10回近くホノルル走ってますが、最後の直線コースであんなにしんどいと思ったの、初めてです。あんまりしんどくて、ずっと泣きながら走ってました(←アホ・笑)
フィニッシュラインを踏み越えた瞬間、オフィシャル時計は4時間26分3秒を表示してました。でも、これはあくまでスタートガンが鳴った瞬間からのタイム。アタシがスタートラインを踏んだのは、スタートガンが鳴って少し経ってから。
という事は......
もーしーかーしーたーらーーーーーー
25分台かーーーーもーーーーーーーーーー!?!?!?!?
......というギリギリの世界(怖)
今回は、自己ベストを出したら、我がランニングチームの部長にピザをおごってもらう、という約束を取り付けていたので、それも気になるし(笑)
結局、次の日にもらえる完走証、そして全ランナーの記録が掲載される地域新聞の特別版で、Amandaさんの記録が「4時間25分40秒」だった事が見事に証明され(祝!!)、近いうちに部長から「何か」をご馳走になる予定です。
ゴチになります、部長!!!(ニンマリ・笑)
今年の完走Tシャツ、完走証、ゼッケンです。
こまかーい字でいっぱい書いてあるのは、地域新聞のホノルルマラソン別冊版。
全完走者のタイムと順位が書かれてあるんデスよ♪
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